09/01/25 19:39:05
>>627,629
なんか文の一部がダブってる気がしないでもないけど……。逐語訳ではありません。
(1) 17~18世紀のヨーロッパでは、書籍というものは屋内で読まれるものを意味していて、
私立図書館または公共図書館の、仕切られた壁に納められたものであった。
一方19世紀のイギリスでは、鉄道の発達により長旅の需要が急増し、旅行者はある決まった
内容とサイズの読み物が必要であることに気づいた。(これに)従って出版社は、屋外に持ち
出しされるものという意味合いでの本、特に旅行用に作られた本を製作し始めるようになった。
(2) 1934年、イギリスの出版者であったアレン・レーンは、ロンドン行きの列車を待っていた
ときに、何か読むものを探しに駅の本屋を何軒か覗いて回った。
彼は、大衆(向け)雑誌や高額なハードカバーの本や三文小説が自分にとってまったく魅力的で
ないのに気づき、必要とされているのは、シリーズ物の安価だが良質でポケットサイズの本だ
ということが心に浮かんだ。
レーンが彼の二人の兄弟と一緒に営んでいた出版社に戻ると、レーンは彼のプランを提案した。
彼らは、最良の作家(による作品)の、鮮やかに彩られたペーパーバックシリーズを出版する
つもりであった。
そういった本は広い読者にとって魅力的であるだけでなく、読むということができるすべての
人を惹きつけるだろう。
彼らは(それらの)本を本屋や書籍売店で販売するだけでなく、お茶屋さんや駅やタバコ屋でも
販売するつもりだった。