08/11/03 09:21:18
>>408
子どものころ「サンタクロースはいるのかな?」と、あなたも思ったにちがいない。
約100年前に、8歳のヴァージニアという名の女の子が同じ疑問を手紙に書いてニューヨー
ク・サンに送りました。その小さな女の子の質問に答えるのに、フランシス・チャーチ、
新聞編集者、は(ニューヨーク・)サンの記事に次のように書いた。
「そうです、ヴァージニア、サンタクロースはいるのです。サンタは、愛や寛容さや
信仰心が確かに存在するのと同様に、確かに存在するのです。
「誰もサンタクロースを見たことがありませんが、それは、サンタクロースがいないとい
う表れではありません。世の中で最も実在するものは、子どもにも大人にも見えない
ようなものなのです。芝生で踊る妖精を見たことがありますか?もちろん、ないですよね。
でも、それは、妖精がそこにいないという証拠にはならないのです。
「サンタクロースがいないですって?サンタクロースが生きていて、永遠に生きていて
本当によかったです。今から1000年後も、ヴァージニア、それだけじゃない、今から1万
年の10倍の年月がたった後でも、サンタクロースは子どもたちの心を嬉しい気持ちにさせ
てくれ続けるんですよ」
(フランシス・)チャーチのメッセージは、この世で最も大事なものは、目では見えない
ものだ、ということだったのだ。
愛は見えない、けれども存在する。親切も見えない、けれども、親切(な行い)が表れる
と人々は、ほほ笑むのだ。サンタクロースの姿は、歴史の変遷を通して、また、違う文化
を通っていった中で変化してきているが、サンタクロースが表すものは、ずっと同じで
ある。それは、他者への善意の気持ちです。その気持ちのある人は誰でも、本当のサンタ
クロースになりうるのだ。