08/11/02 11:45:31
>>377
医療研究者たちの多くはマラリアに打ち勝つ最善の方法は寄生物に対抗するような効果的
なワクチンの開発によってであると考えている。
研究者たちは40年以上もこの目標に向かって研究を続けてきているが、その責務は最初に
考えられていたよりもずっと困難なのである。最も命にかかわるマラリア寄生物の遺伝子
配列は2002年に解明され、これが、新しいワクチンの発達に役立つことが期待されている。
完全に効果的なワクチンはまだ入手できない。現在のところ一番効果的なワクチンは、
モザンビークの2千人の子供たちに対して試されたアメリカで作られたワクチンである。
そのワクチンは30%ほど感染の危険性を低くし、50%ほど感染の重篤性を弱めるのだ。
(しかし)それはまだ実験段階である。
研究者たちは2010年にはそのワクチンが一般の人々が使えるように解禁されることを
期待している。医学研究の飛躍的前進は、一晩にして起こることではない。飛躍的前進
というものは、安全に使えるようになるまで、何年もの実験と開発を要するのである。
そういう間にも、何100万もの人々が毎年マラリアに罹っているのだ。