08/11/01 21:30:07
>>371
ワイアナエの子供たちは貧しいけれども、人に頼らないのだ。家の仕事をするのは
子どもたちにとっては当然のことなので、コニシキは日本人の子供たちは自分の
部屋や風呂場を掃除しなかったり、洗濯をしない子どもが多いということを知って
驚いた。
「多分、日本の両親たちは子どもたちに家の仕事をするよりも勉強をしてもらいた
いのだろう。しかしながら、ワイアナエでは子どもたちは、両親をとりわけ尊敬するんだ。」
とコニシキは言う。そんなわけで、コニシキは日本の子供たちと大人との関係には
危険性を感じるのである。コニシキの好きな言葉は「力(パワー」」で、彼は自分の
仕事場にも「力(パワー)」、つまり、KP(コニシキ・パワー)という名前をつけたのだ
った。
「僕はパワーがあるので人々の役に立ってやることができるし、僕はその人たち
に助けてもらうこともできる。しかし、パワーはどのように使われるかによって、良く
もなるし、悪くもなるのだ。パワーを悪い意味で使うかもしれないような人々もいる。
でも、パワーは僕たちを優しくもしてくれる。僕は、自分のパワーを全ての人間の
ために使いたいと思うのだ。」と。