08/12/29 23:26:05
>>373
私はもちろん(?)性善説を信じています。
仏性(ぶっしょう:みんなが仏の心を持っていて、いつか仏になれる)と言えば完結しますが、
例えば環境問題。環境破壊が好きな人なんて誰もいませんよね。
誰もが皆と仲良くしたい、快適に生活したい、安心と平和の下に暮らしたいと思っています。
私としてはそれだけで十分にもともと良い心を持っていると思うんです。
ロールズと言う社会学者かな……彼の倫理観で「無知のヴェール」と言うのがあります。
人間が原初状態(人種・性・貧富・地位などを全く考慮にいれない)で物事を判断するならば、
公平な判断が出来るはずだと言う主張です。つまり、個人には損得勘定がつき物、損得を考えなければ、
自分のことだけではなく、他者のことも考えてあげられるはずだ、と言う事でしょう。
この損得勘定と言うのが曲者なんですよね……。国富論の「神の見えざる手」とか。
個人の得が他人の損にならなければ一番良いんですがそんなことは経済では不可能なのでしょうかね。
戦争や殺人などの残忍な行為を人間がなぜするのか。うーん。憎しみでしょうね。
憎しみだけは死んでも持ちたくありませんね。