08/12/23 22:56:23
そうなんです、そうなんですよね。足るを知ることが人間を幸福にする方法だと思うんです。
世界の人々が現在に満足していれば、どこに悪が発生する場所があるでしょうか。
確かシャンカラと言う8世紀辺りのインド哲学者の言葉に、
「ブラフマン(宇宙の根本原理、要するに神)の世界創造は戯れである」とありまして、
なぜかと言うと、ブラフマンは全知全能であり、宇宙そのものであり、満足している存在である。
もし満足していなければそれは神とは言えない。行動をする際には常に目的がある。満足しているなら目的もないから行動を起こさない。
だからブラフマンが世界を創造したとすれば、それは全く無目的、つまり戯れである。と言う事だったと思います。
この言葉を受けて、足るを知ることの重要性を感じました。
満足して行動を起こさなければ、それ以上喜びも苦しみも、一切の刺激を受けることがなくなりますよね。
これが無の境地であって、悟りなのではと十日程前に思いました。
ただ実際生きている以上、外部から何らかの刺激を受けざるを得ません。これが生の苦しみか、などとも。
私としては、その満足する方法を生涯のテーマに設定したいと思っています。
研究者としてよりも、指導者と言ったら言いすぎですが、自身や人々の実生活に活かせるようなことを考えて、社会に示して行きたいですね。