08/07/08 06:20:53
Alex Kerr, Dogs and Demons: Tales from the Dark Side of Japan, 2001.
p. 31まで。
横浜生まれの日本学者による土建国家日本への警鐘の書。
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「ダム建設の"Kozo"(concept)」と書かれている箇所は、
それ以後のconceptの使われ方から考えて、
「構造」ではなく「構想」の読み誤りではないかという気がします。
大学教授の所属先として"the Graduate School of International Development at Nagoya"としている箇所は、
"at Nagoya University"とするべきなのを著者が間違えたのでしょうか。
それともこの言い方が正しいのでしょうか。
"Kami"を"a Shinto God"とした上で、
本居宣長の言葉として"Kami can be the Sun Goddess, the spirit of a great man, a tree, a cat, a fallen leaf."を
紹介している箇所ですが、
これを「唯一神が万物に遍在する」という意味で解釈しているのであれば、
少なくとも日本人の標準的な神道観とずれているような気がします。