05/10/29 06:03:51
日本での英語教育や日本人の学習態度の話がでていますが、これらについては
それこそスレがいくつもあるので、ここで蒸し返すことは控えます。
JETの雇用条件にTESOLを加えるという提案ですが、TESOLは英語圏にやって来た移民者を
主な対象にしています。彼らは四六時中英語に囲まれており、母国語もそれぞれ異なります。
これらの事象は日本の学校英語教育にはあてはまりせん。それでも、例えば美術を専攻した
新卒者よりましではないかという声もあるかもしれませんが、導入に至ってはJETの採用体系や
給与体系の見直しが必要になり、その苦労に見合う効果が得られるかは分かりません。
一番の問題は、これは公的資金にそこまでのリスクを背負わせることが賢い選択かということです。
JETプログラムの採用体系においてもう一つ念頭に置くべきことは、事業趣旨として、国際交流の
促進というものがあげられています。これは学校の英語教育だけに絞られるものではないので、
それだけを論じれば片手落ちになるかもしれません。
国際交流という聞こえのいい理念を振りかざすのをどう思われますか?これは、文科省がゆとり教育という
名の下に行った実益の伴っていない愚作の二の舞に聞こえるのは私だけでしょうか?国際交流などというものは、
本来草の根レベルでの促進が図られるべきものだと思います。そこに公的資金を投入するのは、人工的な虚無の
理想像を作り上げるのに終始していませんか?