05/01/25 19:04:27 cKoVoPgk
>貨幣市場での均衡条件は、
>L(Y,i)=M/P とあります。
これは
貨幣需要=L(Y,i)
貨幣供給=M/P
という二つの式(曲線(直線))があって
均衡(需要=供給)となる状態(つまり交点(連立方程式の解))
となる点、L(Y,i)=M/Pを意味してます。
(需要曲線と供給曲線、と均衡ね)
貨幣需要と貨幣供給は別々の式で、独立の要因によって決まっていますので
貨幣供給が増えても貨幣需要が増えるわけではありません。
>貨幣供給量(分子)が増えると、同じように貨幣需要が増えるって意味にとれるように思え、そう考えると増えれば増えるほど貨幣を欲しがってしまいませんか?
>普通、供給過多では需要は減って行くように思えるのですが。
「需要の増減」という言葉を使うとき、需要曲線自体のシフトと
価格調整による需要曲線上での需要量の減少を区別しましょう。
(当初貨幣市場が均衡しているとし)貨幣供給が増加すると、
貨幣市場に超過供給が生じ、貨幣市場である利子率が下落します。
貨幣需要は、利子率に対して減少関数なので、利子率が下落する過程で
貨幣需要は、貨幣需要曲線にそって増加し、超過供給が消滅します。