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(6)早大 8000人受け入れ戦略
私学の雄が戦略的に留学生増を図る。
キャンパスを見渡せば、様々な人種の学生がすぐに目に付き、日本人学生と留学生が
英語で会話する光景が見られる―。これは内田勝一副総長がイメージする
早稲田大学の5年後の姿だ。
昨年5月1日現在での留学生数2435人は、日本の大学でトップに立った。
同年10月に迎えた創立125周年を機に今後10年以内の指針を定めた
「早稲田ネクスト125」を発表。その中で「留学生の受け入れと、日本人学生の
海外への派遣を、それぞれ5年以内をめどに、8000人に増やす」という目標を掲げた。
早大の狙いは明快だ。「留学生を入れることによって、研究、教育水準を高めること」
(内田副総長)。高等教育熱の高まる中国などアジア諸国から、優秀な学生を
獲得しようというわけだ。
留学生が入れる学生寮はすでに13棟(546人収容)、交換留学生専用寮が5棟
(442人収容)ある。現在東京・中野の警察大学校跡地に900人収容可能な
大型寮を建設中だ。日本人学生と留学生を一緒に生活させ、困った時の相談相手となる
「レジデント・アシスタント(RA)」を配置するのが特徴だ。
4月に新設された西東京市の田無寮には160人の学生が入居する。
5階建ての建物には各階に共通台所がある。
(2008年6月24日 読売新聞)
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