08/04/24 09:28:56
不法滞在中国人を建設現場に派遣 容疑の中国人2人を逮捕
不法滞在の中国人を建設工事現場に派遣し働かせたとして、警視庁が
いずれも中国籍で東京都板橋区志村3丁目、陳錐(33)、羅兵(38)
の両容疑者を入管法違反(不法就労助長)容疑で逮捕していたことが
わかった。建設会社23社に違法に派遣。3月までの2年9カ月間に延べ
約2千人を派遣したとみられ、23社から陳容疑者の口座には計約1億
3600万円の入金があったという。組織犯罪対策1課と練馬署などの
調べでは、陳容疑者らは昨年6月~10月、中国人2人を建設会社に
紹介し、東京都世田谷区などの工事現場で働かせた疑い。派遣された不法
滞在の中国人のうち15人が同法違反(不法残留など)の疑いで逮捕
されている。陳容疑者は、羅容疑者らに指示し、不法滞在の中国人を
東京都練馬区や埼玉県蕨市などの5カ所のアパートで集団生活させて
管理。建設会社の担当者から連絡を受けると、工事現場に派遣していた。
都営団地や病院など公共施設の建設現場が多いという。陳容疑者は
派遣業の許可を得ておらず、同課は労働者派遣法違反容疑でも調べる。
外国人労働者を受け入れる企業には、労働者の在留資格の確認が義務づけ
られている。また、建設業務での労働者派遣は違法。建設会社の中には
暴力団との関係が疑われる企業もあり、警視庁は派遣先についても調べる。
(朝日新聞)
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