08/04/19 16:22:27
中国:拡大する貧富格差の代償=治安状況悪化でボディーガード需要高まる
URLリンク(jp.epochtimes.com)
ここ数年来、中国貧富の差が次第に拡大しする一方で、暴力団・マフィア組織も増え、富裕層の
危険度も高くなった。中国の富裕層はすでに暴力団・マフィア組織のターゲットになり、ボディー
ガードの需要が急速に高まっているという。
ある成都の不動産開発業者、 36歳のデビッド.厳さん(David Yan)は、ボディーガードを一人雇って
3年になる。数年前、厳さんの友人が辺鄙な地区に誘拐され、約6万ドルの金をゆすられてやっと
釈放されるという事件が発生した。「この事件に衝撃を受け、突然危険を感じるようになった」と
厳さんは述べた。
財産が増えるにつれ、危険度もアップする。新たに生まれる中国の富裕層は、裏社会と繋がって
いる政府高官や暴力団・マフィア組織のターゲットになる。商売のライバルは殺し屋を雇用して、
狂暴に競争相手をつぶす。犯罪者組織も金持ちを誘拐し、あるいはゆすりの手段で財産を奪う。
中国の誘拐事件は年々増加し、2004年における誘拐案件の被害者は4千人。有名人が誘拐された
例もある。有名な俳優・呉若甫(Wu Ruofu、音訳)さんは、乗っていたBMW車から引きづり出され、
北京北部のある所に拉致された。犯罪組織は210万人民元の身代金を要求したが、数時間後警察
が呉さんを救出した。
しかし、このような不幸中の幸い例だけではない。ユン全民(Yun Quanmin、音訳)さんは内モンゴル
の紡織業界の有名な経営者。経営する工場へ行く途中に誘拐された。誘拐者二人は50万人民元を
要求したが、ユンさんの家族がその半分しか支払わなかったために、誘拐犯はユンさんを生き埋め
にした。