08/04/04 16:45:57
＜不法在留＞「中国残留婦人」の孫装う…女を逮捕 警視庁
終戦時に取り残された「中国残留婦人」の孫と偽って入国したとして、
警視庁組織犯罪対策１課は、東京都八王子市千人町、解体工、秦嶺容疑者
（３０）を出入国管理法違反（不法在留）容疑で逮捕した。残留婦人の
娘と偽っていた中国人の女（７１）＝０７年１１月帰国＝に報酬を
支払い、その実子を名乗っていた。残留婦人は実在していたが、既に中国
国内で死亡している。調べでは、秦容疑者は０６年４月、「劉越」名義の
偽造旅券などを使って入国し滞在した疑い。残留婦人の孫として
「定住者」の在留資格を取得していた。「日本で長期に働けるビザが
欲しかった」と供述しているという。秦容疑者は来日前、母親の友人
だった女に相談。「私は残留婦人の娘として日本に行くので、私の娘と
して一緒に来ればいい」と女に言われ、報酬として３万元（約４５万円）
を支払ったという。秦容疑者は「９８年に初めて来日した際、女の子供や
家族として計１３人が不正な手段で来日した」とも供述。女は０７年
帰国するまで、東京都葛飾区に住み、生活保護を受けて約４３０万円を
受給したという。旧満州に取り残された日本人のうち、おおむね１３歳
未満を残留孤児、それ以外を残留婦人等と区分されている。日中国交
正常化以降、今年２月末までに永住帰国した孤児は２５２３人、婦人は
３８４０人に上る。（毎日新聞）
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