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<オーストラリア>新首相に就任するラッド氏は親中国派
11月24日22時1分配信 毎日新聞
24日のオーストラリア総選挙で勝利した労働党首のケビン・ラッド氏
(50)は、労組出身が多い労働党幹部では珍しく元外交官。北京大使館
にも駐在し、豪政界きっての親中国派とされる。9月、アジア太平洋経済
協力会議(APEC)で訪豪した胡錦涛国家主席との会談を中国語でこな
し、胡主席から「中国の真の理解者」と持ち上げられた。
81年に外務省入りしたが、7年後に退職。出身州で労働党スタッフと
して政治にかかわり、98年の下院選で初当選した。巧みな弁舌で頭角を
現し、2期目で影の外相に。昨年12月に党首就任後、清新な指導者像を
アピールし、支持を広げた。
今年8月、03年の訪米時にニューヨークのストリップバーに出かけたス
キャンダルが発覚したものの、すぐに「すべきでないことをした。弁解はし
ない」と潔く非を認め、人気は衰えなかった。
妻テレースさんとの間に2男1女。長女ジェシカさんは今年、中国系男性
と結婚。長男、次男も中国語を勉強中という。
ラッド党首は外交官出身だけに、従来の対米協調路線を急変させず、イラ
ク撤退は部分的なものになるだろう。中国との太いパイプで知られるが、多
国間交渉に力を入れる労働党外交の伝統に沿い、日本から中国に傾斜するの
ではなく、むしろ日中の仲を取り持つ方向で働く可能性もある。
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