08/02/22 10:36:02
試合前からタフになると思っていたが、選手は冷静に戦ってくれた。けが
人がまた出たというのは、レフェリングだけの問題じゃないが残念」。会見場
では1度も笑顔を見せず無表情だった指揮官。不可解な判定、中国のラフプ
レーにご立腹だった。
君が代演奏でブーイングも出ず、不気味な平穏を保った試合。負けた瞬間に
はペットボトルが投げ入れられ、発煙筒もたかれたが、試合中は予想された反
日ムードはほとんどない。
問題があったのはピッチだ。中国側に足を投げ出すタックルなどのプレーが続
出。相手の警告は4枚に及んだ。後半11分にはMF安田が相手GKに右脇腹
と腰を蹴られて病院送り。左足首をひねって交代したDF駒野を含め軽傷の見
込みだが、離脱者が続出する中、怒りは当然だった。北朝鮮人主審の判定も疑
問符が付いた。
中国のラフプレーに付き合わず落ち着いてプレーした選手たちに、岡田監督
は「選手たちに冷静にと言ったが、選手は冷静だった。私が1人興奮していた」
と称賛の言葉を贈った。
レフェリーへの抗議など、試合中も落ち着きなく走り回った指揮官。北朝鮮
戦後には「気持ちが入ってない」とカツを入れた。戦う監督の“熱さ”がチー
ムに伝わり、相手とは正反対のフェアなプレーで爆発した。
「粘り強く戦って結果を残してくれたので、これで最終戦、(23日に)韓
国とチャンピオンシップを目指して戦える。全力を尽くしたい」。アウェーで
の3・26W杯予選・バーレーン戦前に、敵地戦克服の糸口はつかんだ。まず
は東アジアの盟主の座をつかみ、その勢いで南アフリカへと続く階段を一気に
駆け上がる。