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【外信コラム】西海岸から なだれ込む中国人
2007/12/14 05:23更新
中国人観光客の米国への団体旅行を解禁する協定が米中両国間で成立した。
アジアに近く、ディズニーランドなどの観光資源を抱えるカリフォルニアの観光業界は
この「自由化」が本格始動する来春を前に、
「20年前は日本人が大挙して押し寄せた。今度は中国人」と色めき立っている。
日本人は、やや自虐的に、自らをブランドに弱く「カネ払いのいい」民族だと見なしている。
だが、ロサンゼルス観光局によると、1人の観光客が1日に消費する金額の1位は、
実は日本人ではなく中国人なのである。
2位の日本が165ドルなのに対し、中国は198ドルと、その差もかなりある。
一方、欧州諸国をみると、英国が105ドル、イタリアは94ドルと、財布のヒモはかなり固い。
新たになだれ込む中国人観光客は、ぜいたくなホテルやおいしいレストランよりも、
まずショッピングに興味を示すと予測されている。
ロス郊外の砂漠の中に建てられた大規模なアウトレット・モールなどに行くと、中国人観光客が
手の切れそうな100ドル札をつかみ出してショッピングにいそしむ光景がすでに珍しくない。
それがほんの序の口であることが間もなく明らかになりそうだ。(松尾理也)
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