07/08/08 19:15:25
「私は中国製の劣悪な食品は食べないし、子供を病気にするようなおもちゃは買わない」―。
7日に開かれた米大統領選の民主党候補討論会で、ヒラリー・クリントン上院議員が、中国からの
輸入品に重大な懸念を投げかける発言を行い、会場を埋めた労働組合員から喝采(かっさい)を浴びた。
司会者は「中国は同盟国か、敵国か」と質問。これに対して、クリントン氏は「中国の為替操作に対処する
必要がある」と、中国の通貨当局が人民元安を誘導していると決めつけた。その上で、「中国からの輸入品
にも厳しい基準を設けねばならない」と述べ、中国製の安全性の低い食品やおもちゃを“ボイコット”する意向を示した。
中国に関しては、他候補からも「為替操作を続けるなら、(米国の対中)債務を帳消しにするよう求める」
(オバマ上院議員)、「中国では大変な人権侵害が続いている」(エドワーズ元上院議員)などと厳しい批判が
相次ぎ、さながら「中国バッシング」の様相を呈した。
(2007年8月8日12時51分 読売新聞)
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