07/02/12 07:16:42
北村氏は著書で、米国人スマイスの報告を検証した。
スマイスは、日本軍の大虐殺を確定するための証言や資料を提供した人物の一人だ。
37年当時、金陵大学の社会学教授だったスマイスは統計に通じた人物だった。
そのスマイスは、37年12月12日から13日当時の南京の人口を
「20万人から25万人」と報告していた。
翌38年3月にスマイスが行なった調査結果では「22万1,150人」とされ、
以下のように書いてもいた。
「この数は当時の住民総数のおそらく80ないし90パーセントを
表しているものであろうし、住民の中には調査員の手のとどかぬところに
暮らしていたものもあった」(『「南京事件」の探究』158ページ)。
日本軍の暴虐を告発したスマイスでさえも、
日本軍による占領の前後で、南京の人口に大規模な増減があったという記述は
まったくしていないのだ。