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中国の黒いワナ青木直人監修 宝島社 2007年9月 1,260円)
中国利権のタブー」の著者青木直人氏の監修による中国問題の最新書であり、
大部分を青木直人氏が書き下ろしている。そこには一般のマスメディアでは報道されない情報や視点が盛りだくさんに展開されている。
第2章「国民の敵」では河野洋平、加藤紘一、二階俊博、中川秀直、冬柴鐵三の5名が日中談合で国益を損ねる媚中派政治家として挙げられている。
言論の自由を許される民主主義の国ならでのことだ。
支那や朝鮮半島では絶対にあり得ない!
「北京五輪を支援する議員の会」「日中国際貿易促進協会の主要役員」「アジア外交・安保ビジョン研究会会員リスト」その他のリストは誰が誰と徒党を組んでいるかが分かり、政治家や実業家の言動の裏を正しく理解する上に役に立つ。
たとえば安倍首相を面前で罵倒したKINGと称せられる小坂憲次、石破茂、中谷元、後藤田正純のなかの3名(ING)、実は媚中派の加藤紘一、山崎拓の2名が作った「アジア外交・安保ビジョン研究会」のメンバーであるとかが分かればその発言の意図は分かるし、
小阪憲次(K)は最大の反安倍派閥津島派だと分かれば、ハハーンである。
本書は中国が世界戦略の一つとして、欲に目の眩んだ日本の媚中政治家と実業家をいかに取り込み、おのれの国力を増大し、世界制覇を実現させようとしているかを明らかにした警世の書である。