00/12/21 14:04
浅田氏を出したのはやはりまずかったか。
>elctrmcrさん
浅田彰のオーラにつられた話になることは避けたい。
あくまで一趣味人、文化人として、いわば匿名的に扱って下さい。
「終わり」が「スレが終わる」という意味でなければいいが…。
>もきゅさん
ちなみに私は哲学者でも哲学科学生ない、ただの学部生だけど、
両者はべつに哲学者ではないよ。
美術批評の(良かれ悪かれ)権威的な影響力をもっている連中ではあるけれど。
「暗い顔して論争する」というのが哲学言説にのみ重要性ある、
その意味で非生産的な対話のことを言ってるんなら、これは別だろう。
村上をまったく評価しないわけではないけれども、
そのポピュラリティとその可能性のみで高く評価するわけにもいかないでしょう。
「撹乱する」といっても、日本の文化内での相互輸入を図るという
椹木の言う「文化のなかに特異点をもたらす」であって、
国内流通などの側面が目立ったりするため、ちょっと取り扱いが難しいと思う。
また、海外戦略の側面で言うと「撹乱」というとちょっと違ってくるかもしれない。
とはいえ、私は浅田氏のように村上を評価しないわけではなくて、
なにか岡崎氏とも異なる特異性があるのではないか、と思っている。
そのためにも岡崎作品を見たいんだけど、誰か入手経路知りません?
彼は作品集・著作をほとんど出してないんだよ。
89年のベルギーの「ユーロパリア’89現代日本前衛」展の図版とか手にはいらないものかな。
そこで出品された「あかさかみつけ」シリーズは
とくに「頭でっかち」と言うだけの作品じゃないと思う。
これ以上の私に対する質問は一切答えるつもりはありません、あしからず。
それよりも、椹木-村上/浅田-岡崎の可能性、またはその外部の可能性を
問うほうがよいでしょう。
引用ばかりでちょっと申し訳ない。あと、先の引用個所は別に話の骨子でもなかったようだ。
なかなか面白かったんで、できれば一読してはいかがだろうか。