08/10/29 23:23:02
>>495
なのかなあ。よくわからん。また聞きかじってくるから待ってて!
ちなみにオレに上記数字を教えてくれた友人に言わせると、
日本は伝統的に「美術作品に値段をつけることをしたがらない」んだそうだ。
例えばオランダのアムステルダム美術館には、レンブラントの夜警だとか、
フェルメールだとか、いろいろと美術史に名を刻む絵がある、と。
で、未来永劫手放すつもりなんか無いくせに、一応値段がついているらしい。
例えば夜警は日本円にして400億円とか。フェルメールなら少なくとも150億円からとか。
売るためにつけた値段じゃなくて、要するに移送時の保険料の目安にするためだとか、
美術館自体の資産価値を底上げするためだとか、いろいろ理由があるみたい。
ところが日本の場合、永徳とか等伯とか、値段をつけようがないということで、
市場価格ってものをまったくもっていない。まあ確かに買うヤツがいても売らないし、
買おうとするヤツもいないんだろうけど。ところが、この弊害が現代にも生きていて、
平山郁夫が薬師寺に壁画を描いて、もちろん億単位の報酬をもらっているだろうけど、
それはあくまでも画家の収入であって、絵の値段ではない。薬師寺としても別に
平山郁夫から「絵を買った」わけではないし、転売する気もないので、
壁画自体には価格をつけられない。
そうすると、売買という観点からは一円も動いていないってことになるらしい。
不思議だ。