08/10/26 15:19:08
前スレで出た文章、広島の人の切実な言葉なのでコピペ
985 :ФゝФ〕Иαηα∫н!∫αη:2008/10/26(日) 03:35:29
引き裂かれた死者への愛と憧憬は自分から生きる力を奪ってしまう。
自分がそこからもう一度生きようとすることは、愛する死者を心の中でもう一度殺すことと同じ。
命日のたびに思い出すたびに、自分が生きるためには彼らをもう一度殺さなければならない。
じゃあ死のうとしても、すでにこの世にも愛する家族が出来ている。
自分は一生死者と生者の間で何回でも引き裂かれ続ける。
これがホロコーストで孤児となったエリ・ビーゼルの生涯のテーマ。
俺の母親もそんなかんじ。
墓参りも行かないし、焼香もしないし、テレビも見ない。
8月6日に彼女のそばに行ってもいいのは孫達だけ。
孫が握ってる手だけが彼女をつなぎとめているのかなあと思う。
被爆者と家族はずっとそうして原爆とそっと向かい合ってきた。
そんな被爆者達ももうそろそろ晩年を迎えつつある。
どうしてあとわずかそっとしておいてもらえないだんろうか、と本当に悔しい思いで一杯。