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■■■美術研究所はストリップを見習え■■■
一概にストリップといっても、ロック系、大阪系、埼玉系、素人系
の４種類がある。ロック系は美しさの追求、大阪系は極限の見世物
埼玉系は本番ができる。そして、若さだけが売りの素人系。
それぞれが客層を追求して生き残りを模索している。小屋の名前は
出せないが、未だに、美麗なコロンビア女性と客との本番を見せる
店まである。さすがに、最近は警察の手入れで少なくなったが、個
室サービスと称して３０００円程度で本番に応じている。人間の欲
望を現実にしていくバイタリティーは見上げたものがある。
それに対して、美術研究所は相変わらず凡庸な内容で、しかも採光
は甚だしく悪いところも共通している。モデルも２０代後半中心で、
中には明らかに４０過ぎていると思われるモデルまでいる。ストリ
ップの場合は客の回転をよくする為に一人二人香盤にいれておくの
であるが、美術研究所のモデルは一人なので、４０過ぎが来ても逃
げも隠れも出来ないのである。このままでは美術研究所は絶滅に瀕
し、生き残るのはクロッキーに専門化した怪しげな五反田系しか生
き残れないのである。どうすれば、日本の美術文化を華開かせる事
ができるか、みんなで考えて見よう！