04/10/26 18:40:28
美輪さんの芸術的感性では安藤さんの仕事に共感できないでしょう。
安藤さんの仕事は言い方悪いですが、「暴力的」です。
暴力的というのは、安藤さん自身の感性で創造する建築美の主張があまりに強く、
周りを理解させようという意図を全く感じません。
この暴力的主張は本来アートにおいて素晴らしいものなのですが、
建築はあくまで設計ゆえのデザインです。
そこに安藤さんの仕事に対する不満が出たのでしょう。
美輪さんの気持ちもわかるので、私が強いて言付けするなら、
「安藤建築は単に空間芸術作品としてみてごらん」と。
ところが困ったことに美輪さんが芸術作品としてみたところで、新たな不満が出るでしょう。
それは美輪さんの感性と安藤さんの感性は違いがありすぎるんです。
要は「好み」ですよ。どっちが正しいとかではありません。
三輪さんには安藤さんの良さが理解できないだけです。
安藤さんの仕事を良いと評価する人は沢山いるわけですから。
ただ、世代が近いのでますます気になるんでしょうね。
歳の差があれば、「若いね、古いね」の一言で済んだ話ですから。
この問題は「アートとデザインの差」と「芸術的感性の差」の2つです。
そんなことより一番の問題は、
こんなくだらない話を深刻に考えてしまった私の思考センスですね。
笑ってくださいね皆さん。