02/10/19 10:46
>>161
>槙文彦なんて氏ね
かあ・・・ウ-ン。
京都の近代博物館は結構好きなんだけどなあ。
あの空間性の微妙さ美しさ(あえて女性らしさ)は安藤には無い物でしょう。
安藤の建築物のいいところは
コンクリートやガラスという冷たい素材を使うことによって
そのシンプルな設計を際立たせている点じゃないでしょうか。
その突き放されるような設計を『エキセントリックだ!』と
受け入れられる人には良いのでしょうが私は住みたい、使いたいとは思わんです。
シンプルさなら内藤廣の『つくば・黒の家』のほうが受け入れやすいし、
坪単価も安い。
六甲第二期くらいまでは納得いくが、公共建築に大空間を用い始めた頃から
「違うんじゃねえか?」って感じになってきた。
直島の中途半端なランドスケープは何より受け入れ難い。
やっつけ仕事というか、実験しているとしかおもえない。
建築の人だからしょうがないのかもしれないが、地球環境うんぬん言うなら
もう少し社会学・文化人類学も勉強してから仕事してほしい。
せめてカーンのソークくらいには突き抜けて、暖かくなってほしい。
安藤批判は
余りに強すぎる主張に対する嫌悪感が主原因でしょう。
ちなみにガルシアマルケスでは「幸福な無名時代」が好きです。
新聞記者をしつつ小説家になるちょうど過渡期の作品なので今の自分とオヴアラップするのと、
他の作品に比べて非常に短く読みやすいので。
初めて中南米の文学に挑戦してみたい方にはお勧めです。
「百年の孤独」や「族長の秋」はかなりきついです、すべて読むには。
文学板になってきたな・・・