正攻法の正規の考古学・百鬼夜行の戦慄のデスマッチat ARCHEOLOGY
正攻法の正規の考古学・百鬼夜行の戦慄のデスマッチ - 暇つぶし2ch92:,二つのタイプに分かれる脳の力、、、、
08/06/03 19:12:51 GKr+Wrrq
デンデラ神殿とオリシスの墓、、、、、 のつぎ、、、、


夕方までに我々はカイロに戻り、24時間後にはコーンヲールのわが家にもどった。だがもうひとつい
い忘れたことがあった。このナイル遡航のたびの最も重要な発見の一つだー―我々の祖先が6
万年以上も前に歳差運動を知っていたということを示す驚くべき証拠である。

隣のキャビンに、南アフリカの魅力的なカップル、ウォルトン夫妻がいたー―ガースとマリーだ。私の講
義の夜、フランスの宇宙科学者モーリス・シャトランの「宇宙から来た我らの祖先」を知っていますか、
と彼等にたずねられた。知らないと答えると、その本を貸してくれた。それから数時間の
うちに、私は10万年前に高度な科学が存在したというハウグッドの主張を裏づける発見に出
くわしたことを知った。

1843年、イラク(当時はメソポタミア)のモスルの領事であったポール・エミール・ボッタというフランス人が居た。
彼がティグリス上流のユクンジクと呼ばれる塚の発掘を始めた頃、アッシリアの王アッシュールバニパル(在位紀
元前669-627)の書庫を発見した。その粘土板の中に、膨大な数の書かれたのもが
あったのだー―195955200000000(195兆552億)である。この廃墟と
化した都市の名はニネヴェであった。

その当時は、100万という観念すらほとんど用いられることはなかったので、ボッダは困
惑した。一体古代アッシリア人はこんな膨大な数字を何に使ったのだろうか?

シャトランはコンピュータを使って計算し、この数字が見た目ほど面妖なものではないというこ
とを見出した。これは60の7乗×70だったのだ。

ここでシャトランはおぼろげな記憶を思い出した。文字を発明したシュメール人は、10進法ではなく
60進法を使っていたという話だ(彼らは60秒で1分、60分で1時間という単位を発
明した)。突如、ある直感がひらめいた。この巨大な数字は、もしかして秒じゃないのか?
計算してみると、それは22億6800万日、つまり600万年以上に相当していた。


93:,
08/06/03 19:14:30 GKr+Wrrq

シュメール人はまた偉大な天文学者でもあり、すべての惑星の動きを図表化していた天王星や海
王星までもだ。シャトランは考えた、彼らは春秋分点歳差のことまで知っていたのか?地球が歳
差運動の1周期を完了する時間は2万6000年程だ。彼はニネヴェ定数をこの数で割ってみた。

すると驚いたことに、それはぴったり歳差運動の240周期―すなわち240「大年」に
当たっていたのだ。

ここで再び彼は考えた、この巨大数は天文学者やオカルティストの言う「太陽系の大定数」、すな
わち他のすべての数字―例えば惑星の軌道などー―を包含する「最大公約数」ではない
のだろうか?彼は惑星とその衛星の周期を秒に換算して計算を進め、そのすべてがニネヴェ定
数の約数であることを見出した。

これは仰天すべき発見だった。現代の科学によれば、これらの古代の天文学者が天体に興
味を持ったのは。純然たる迷信的理由のためであるはずだ。だがもしもニネヴェ定数がシャトラン
の言う通りのものであるなら、カルデアの天文学者は、太陽系に関してアイザック・ニュートンにも比
肩しうる理解を持っていたということになる。

この結果をさらに検証するために、シャトランは地球の自転周期とニネヴェ定数を比較した。だが、
小数点以下第六位に誤差があることがわかり、彼は少し失望した。それは1年当たり100
万分の1日(1・0368秒)という微々たる誤差に過ぎない。だがニネヴェ定数は極めて正
確であったので、この程度の誤差すら彼には許せないのだった。

そうこうするうちに、またしても新しい考えを思いついた。よく知られている通り、地球の自転速度は徐々に落ちてきている。今から100年後には1年の長さは12日も短くなるの
だ。ニネヴェ定数が地球の自転と完璧に合致していたとするなら、それが計算されたのは今か
ら6万4800年前ということになる。

だがそんな昔に、知的生命が存在しなかったのは確かではないか?

ところがニネヴェ定数を見る限り、人類は現在のみならず、その当時においても同様に高度な
科学を持っていたに違いないのだ。

94:,
08/06/03 19:17:54 GKr+Wrrq
では、彼らは何者だったのか?候補は選り取り緑だ。ネアンデルタール人かもしれない。そのころ
にはまだ彼らは居た。あるいは我々の同類であるクロマニオン人かもしれない。あるいはデニケンの
いう宇宙からの訪問者かもしれない。シャトランもそういう考えのようだ。だから彼の本は「宇
宙から来たわれらの祖先」と題されている。その冒頭はこうだ。

「マーキュリーやジェミニからアポロまで、アメリカが行った宇宙飛行のほとんどは、未知の宇宙船の追跡
を受けた。それらは外宇宙のほかの文明から飛来したのかもしれない、、、、そうしたことが
起こるたびに、宇宙飛行士は管制センターに報告している。彼らは完全な沈黙を強いられた」

シャトランは、サンディエゴ近郊で発見されたクロマニオン人の頭蓋骨を引き合いに出す。それは5万年か
ら6万5千年前のものとされたが、彼の引用する二人の科学者によれば、その脳容量は「最
高の知性」を示しているという。彼等によれば、その人間たちは「天文周期を観測し、こ
れを記録する能力をもっていただろう」。

シャトランは忘れているがー―あるいは知らないのかもしれないがー―ネアンデルタール人の脳容量は、
我々のものと遜色ない大きさなのだ。

だがもうひとつ考慮すべき可能性がある。あなたや私のような普通の人間でも、実に驚く

べき脳の力を秘めているということだ。私の好きな例はベンジャミン・ブライズという6歳児の
話だ。

1826年のこと、父親と散歩中だった彼は「今何時?」とたずねた。「7時50分だよ」と父は答えた。それから5分ほど歩いたところで、ベbbジャミンはいった。「だったら、僕の生き
た時間は、、、」、そして彼はひとつの数字を示したー―1億9000万秒に近い数字だった。父
親はそれをとっさに書きとめ、家に帰ってから紙で計算してみた。彼は言った。「いや、1
7万2800秒ほどまちがえてるよ」。「ううん、間違ってないよ」とベンジャミンは答えた。「お
とうさん、うるう年を一回飛ばしているよ」

95:,
08/06/03 19:19:18 GKr+Wrrq

このようなことがどうして可能なのだろうか?すばやい計算能力は、数千年という文明を
経て初めて発見したものだ。だが一方で、いかなる種類の知的洗練もない人々が、複雑な
計算を行う場合があるー―事実、彼らはしばしば、我々のほとんどよりも遥かに有能にそ
れを行うのだ。

こういったいわゆる「サヴァン症候群」のような人々がいることからして、人間の脳の力には
2つの種類があることが推測されるー―偉大な哲学者に必要な類のものと、ベンジャミン・プラ
イズのような計算の天才に必要な類のものの2つだ。後者は1種のスーパーコンピューターと見なし
てもいいかもしれない。

だがその説明ではうまくいかないこともある。たとえば、素数と呼ばれる数字は、自分以

外のほかの数字で割り切れない数を言うー―5、7、11などがこれにあたる。そして、
ある巨大数が素数かそうでないかを調べる数学的な近道は存在しない。ただ別の数でひた
すら割り続けるしかないのだ。コンピューターですら、このような遠回りをしなければならない。

ところが、数学的天才は、しばしば、巨大数を人目見るだけで、それが素数かどうかを判別
することができる。精神科医オリバー・サックスによれば、ニューヨークの精神病院に居た知的障害の
双子は、24桁の素数を指摘しあって遊んでいたという。例えるなら、この双子の精神は高
のように空中を飛びながら、すべての数字の領域を見回し、ウサギを捕まえるように素数
を狩ることができるのだ。


96:,
08/06/03 19:23:59 GKr+Wrrq

建築家のキース・クリッチロウが書いた「静止した時間」(1979・このタイトルは、マイケル・ベイジェント
のエドフでの体験を思い起こさせる)によれば、この能力こそ、バビロニア人が何千フィートも
ある直角三角形を描くことができた理由だという。たぶん、モーリス・シャトランが研究したニネヴェ
定数もまたこれによるものなのだろう。

クリッチロウはまた、古代の巨石や環状列石、そしてアレクサンダー・トム教授の作品に興味を抱いてい
た。1933年、トムはヘプリディーズ諸島(スコットランド西方)のルイス島に自分の帆走ヨットを繋留し、た
そがれ時にカラニシュの巨大環状列石を見るために上陸した。その南北軸は精確に北極星を指していたが、この環状列石が築かれた5000年前の時点では、北極星はその位置にはなか
ったはずだ。

カラニシュとそのほかの環状列石を調べたトムは、これらの環状列石のいくつかは実際には環状で
はなく、卵型だったり、あるいはD字型だったりすることに気づいた。最終的にトムは、こ
れらの不規則な形がピュタゴラスの三角形を用いて作られていることを見出した。大ピラミッドの
ことを思い出すなら、単なる偶然とは思えない。トムは、これを作った人間が極めて高度な知性
を持っていた、と結論した。実際、彼は彼らのことを「先史時代のアインシュタインたち」と
呼んでいる。

トムはまた、これらの環状列石のすべてに同じ基準尺度が用いられていることに気づき、こ
れを「巨石ヤード」と名づけた。1巨石ヤードは2・7272フィートに当たる(約83センチ)-―
実際には基準尺度はその半分だったが、トムはヤードに近づけるためにそれを二倍にした。さらに巨石フィートは、大ピラミッドに用いられたエジプトの尺度、つまり、「プレトマイオス・フィート」と
同じものであることが判明した。トムの後継者の一人である数学者B・L・ファン・デ・ヴェ
ルデンによれば、バビロニア以前にも遡る幾何学と算術の源泉が存在し、これこそがギリシア、
インド、中国、のすべての知識の源であるという。

クリッチロウによれば、文化とは必ずしも非常に複雑かつ技術的に高度なものであるとは限らな
い。何も摩天楼や大鉄橋だけが文明ではないのだ。高度な文明を持つ人々が非常な質素な
暮らしをしていることもありうる。だがそれでも、彼らの知識はニネヴェ定数を作り出すほど
に深遠なのだ。

我々は再び、あの問題に直面したーー我々の遠い祖先は、どうやって15桁もの数字を扱う
ことができたのか?それはー―もしシャトランが正しいならー―22億6800万日を秒で表した数
なのだ。


97:,
08/06/03 19:26:04 GKr+Wrrq

計算の天才たちを観察することによって少なくともその答の一端を垣間見ることはできそ
うだ。多分我々の祖先は、5歳のベンジャミン・プライズや、オリヴァー・サックスがいう知的障害を持っ
た双子のように、容易にこれらの数を計算することができるのだ。

脳の力には二つのタイプがあるという私の示唆は、ここでひとつのヒントになるだろう。高速の
計算機に必要な脳は、機械的なものだ。これに対して、偉大な哲学者に必要な能力はそれ
とは違っているー―それはかつて、「インスピレーション」と呼ばれた能力だ。「ジュピター交響曲」を
書いているときのモーツァルトに降った類のものだ。

1969年、マリョルカにいたころ、詩人のロバート・グレイウズにインスピレーション体験の話をせがんだところ、
彼の短編「大嫌いなガン先生」を読むようにいわれた。この話には、彼の学友で計算の天
才F・Fスマイリーの奇妙な能力が出てくる。

ガン先生がクラス全員に難しい数学の問題を出すと、スマイリーだけは簡単にその答を書いてしま
って、あとはただ窓の外をぼんやり眺めている。何故計算もせずに答がわかるのかと聞か
れると、スマイリーは答える、「浮かぶんです」。ガン先生は言う、「本の後ろの答を見ているの
か?」。スマイリーはいう、そんなことありません。その本の後ろの答は2つも間違っているし。
ガン先生は、「カンニングと口答のため、鞭打ちの必要あり」スマイリーを校長のもとに送る。
グレイヴズ自信も、これに似た体験をしたことがある。クリケットの観覧席の後ろのローラーに座って
いたとき、突然、「天からの啓名」を受けたのだ。


98:,タイガードラゴン
08/06/03 19:27:10 GKr+Wrrq


まるで自分が何もかも知っているような気がした。それで、よく知っている学問のあらゆ
る領域に考えを巡らせた。すると、これが単なるばかげた空想じゃないってことがわかっ
た。私はすべてを知っていたんだ。簡単に言おうー―当時の私は学校教育の3分の一にも
達していなかったし、数字が苦手で、ギリシア語文法はまったくできず、英語史もあやふやだ
ってことはよくわかっていたのに、手の中には真実の鍵があった。それを使えば、どんな
扉でも開くことができるんだ。それは宗教でも哲学でもない、無秩序な事実を横目に見て、
それを完璧に理解する方法だった」

グレイウズは言う。かれはこの洞察力を「さまざまな、びくともしないような扉の錠前に使っ
てみた。どんな扉でもカチリと音がして簡単に開いたんだ」。

翌朝、目を覚ましたときも、その洞察力は依然として有効だった。だが午前中の授業の後、
その洞察を練習長の裏に書きとめようとしたとき、「精神の速度が速すぎて、ペンが追いつ
かないんだ。そこでかいたものに×ををつけて消し始めたー―致命的なミスだったなー―
しばらくして紙をくしゃくしゃにしてた」。その後、それを敷布に書きとめようとしたとき
には「魔法は消えて、洞察力も雲散霧消した」。

このときの体験について、彼はこう書いている。「突然、赤ん坊のように直観力に目覚めた
ものだった。それは通常の思考のプロセスのすべてを省略し、問題から答へと直接跳躍するも
のだった」

私はグレイウズの言いたかったことを再現するつもりなのだ。


99:,ミジンコ
08/06/03 19:49:38 GKr+Wrrq

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