正攻法の正規の考古学・百鬼夜行の戦慄のデスマッチat ARCHEOLOGY
正攻法の正規の考古学・百鬼夜行の戦慄のデスマッチ - 暇つぶし2ch175:、
08/11/08 07:46:12 wQDoB1Nn
チュオラムニで見つかった石器の中には、あまりにばかげているので、悪戯としか考えられない
ものもあった。たとえば、3500万年以上も前の砂利の層で見つかった、原位置にある
(つまり、それがもともとあった場所で見つかったもので、川や氷河によって運ばれてき
たかもしれない流域地帯でではないという意味)乳鉢、あるいは乳鉢と乳棒の両方が、こ
れと同じ深さの地層で発見されたケース、それにキング乳棒とよばれている乳鉢が、990万年
以上も前の地層から見つかる、などである。しかし、これらが、比較的最近になって「埋
め込まれた」という可能性は無い。何千年か前の古代に鉱物を探していた者が、そこに持
ってきたという可能性のほうが考えられる。

なるほどこれなら、アルフレッド・ラッセル・ウォレスが、これらの発見(それに何十という、これに類
したもの)は、人類はダーウィンやヘッケルが考えていたより何百万年も前から存在していたこと
を確かに示していると感じたのも当然だといえる。それは、「文化というもののおかげで、
〔人間は〕自然淘汰の気まぐれからか隔離されていた」からだったのかもしれない。そん
なこともあって、ケントにある食料品店の店主、ベンジャミン・ハリソンが、鮮新世(200万年以上
前)の地層、あるいは中新世(500万年以上前)の地層からさえも手斧を発見していた
と耳にしたとき、彼は急いでハリソンに会いに行った。ハリソンは、ロンドンからそう遠くないイグサム
に住んでいたが、そこはウィールド地方の一部で南北の丘陵地帯にはさまれた、川による浸食
を受けた地域だった。

川は、一種の掘削機械として働く。大地を侵食して行くに連れて、過去を砂利の形で露出
させるのである。そして、この場合は、深い地層ほど古いという、通常の考古学の法則が
逆転する。なぜなら、上にある砂利の層ほど古いものになるからだ。こういった上のほう
の地層を調べていたハリソンは、「新石器」(過去10万年に作られた、比較的高度な道具)だ
けでなく、「旧石器」(おそらく100万年前の道具)、それに何と「原石器」(あまりに原
始的なため、自然が作り出した石と見分けがつきにくい事が良くある道具)まで発見した
のである。


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