08/11/12 00:05:45 GksWXs1J
中国では10000年以上前から貯蔵器の罐(壺のこと)が登場するが、
一部例外を除き、日本には弥生開始まで登場しない。
中国では旧石器時代から煮沸器は丸底釜や平底釜だが、
日本では先の尖った深鉢が使われた。
その後、三足の支脚が現われ、やがて丸底釜と合体した三足土器
が7000年前に華北で登場し、漢代まで5000年にも及ぶ中国土器の
中心的存在となった。
それほど三足土器とは安定した優れた煮沸器だった事が伺えよう。
しかし、漢代ごろから竃が普及定着しはじめ、煮沸器であり炊飯器でも
あった三足土器は5000年という長い歴史についに幕を下ろしたのである。