05/03/06 23:04:23 puZ5swdL
いろいろなレスありがとうございました。
URLリンク(ksgeo.kj.yamagata-u.ac.jp)
URLリンク(www.rada.or.jp)
などを併せて拝見しました。
放射性炭素 (14C) による年代測定とは、まずは試料の 14C/12C の比を測定するのだ、
という認識を欠いている方が多いようですね。
つまり、β線計測法も AMS 法も、実は試料の 14C/12C の比測定する方法の工夫の
一つなのです。どちらの方法を使っても、本来なら同じ 14C/12C 比が得られるはず
のものなのです。
次の問題は「14C 年代を暦年に変換する較正曲線」でしょう。まだ10年とは
経っていない。そのくらい新しい知見ですね。今後の見直しもあり得るでしょうが、
それは大幅には変わらないでしょうし、前後関係が変化することもありません。
14C/12C 比を定量する物理的測定の問題と「14C 年代を暦年に換算する方法」、
加えて、それをどのように考古学に応用するかとの問題が、時代による認識の
変化と合わさって、とても混迷・泥沼に入ってしまったようにも感じられます。
☆ 例えば風邪をひいて体温を測るとき、体温計が壊れているならともかく、
「オレの体温は何度くらいだから体温計による測定は一切無効」なんて
言い張る人はいないでしょう。
体温計が壊れているかどうかは「オレさま」の体温とは全く無関係に
確かめて、別の信頼できる体温計で測定 し直す ことができます。