05/06/05 09:49:13
あなたの学校に、在日韓国・朝鮮人の友だちがいるという人も多いと思います。本当はいるのだけれど、
その人のことをよく知らないだけという場合もあるかもしれません。日本に住む外国人の中で一番人口が多く、
住んでいる期間が長いのが、在日韓国・朝鮮人です。しかし、日本に住む在日韓国・朝鮮人の多くは、
自分の本当の名前(本名・民族名)では生きていけなくて、日本人ふうの仮の名前(通名・日本名)で生きて
います。自分の本当の名前を使えない苦しさについて、一度真剣に考えてみて下さい。
2001年にヒットした、アニメ映画「千と千尋の神隠し」を見た人は、千尋(ちひろ)が
名前を奪われて千(せん)という名でしか生きられない世界から、どのようにして抜け
出してきたのかの物語だったことを思い出して下さい。映画を見ていない人は、
もしビデオなどで見る機会があれば、そのへんにも注目すると物語がよく理解
できるでしょう。本当の名前を奪われて「神隠し」にあったように別の世界で生き
なくてはならなくなった千尋は、最後には元の世界にもどることが出来ました。
しかし、昔の日本は韓国・朝鮮人の名前を奪い、今もその頃の名前でしか日本
では生きていけないと考えている韓国・朝鮮人もいるのです。差別の歴史が
名前を奪い続けているのです