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近代以降のヨーロッパでは主権国家が誕生し,民主主義が成長した反面,各地で戦争が多発
するという一見矛盾した傾向が見られた。それは,国内社会の民主化が国民意識の高揚を
もたらし,対外戦争を支える国内的基盤を強化したためであった。他方,国際法を制定した
り,国際機関を設立することによって戦争の勃発を防ぐ努力もなされた。
このように戦争を助長したり,あるいは戦争を抑制したりする傾向が,三十年戦争,フラン
ス革命戦争,第一次世界大戦という3つの時期にどのように現れたのかについて,17行以
内で説明しなさい。その際に,以下の8つの語句を必ず一度は用いなさい。
ウェストファリア条約 国際連盟 十四カ条 『戦争と平和の法』 総力戦 徴兵制 ナショナリズム 平和に関する布告