07/01/01 19:43:39 0
<マクファーレン・マルサス・英日(その2)>
URLリンク(www.ohtan.net)
(6)糞尿の処理
16世紀の日本ににやってきた宣教師が、トイレがきれいで小便器と大便器が
分けられ、尻を拭くのに紙が使われており、手水場が設けられていることに
驚いている(PP160)。
江戸時代には、糞尿はすべて肥料として用いられ、大阪では、より価値の高い
糞の処分は大家の権利であり、尿の処分は店子の権利だった(PP158)。
このことも、日本での疾病の発症の少なさに貢献している(PP154)。
他方、中世のイギリスや欧州諸国では、主として動物の糞(manure)を肥料と
して用いていた(PP155)。
中世のイギリスでは、欧州諸国の一部とは違って糞尿を肥料には一切用いなかった
ため、糞尿を処分するにはカネをとられたことから、大部分の糞尿は街路に
垂れ流され、川が糞尿で汚染されていて、状況は日本よりはるかに劣悪だった(PP173)。
しかし、1666年の大火を契機にロンドンで下水道が整備され、状況は徐々に改善に
向かったが、都市の個々の家にまで下水道管がつながれたのは、19世紀半ばに
なってからだった。ちなみに、水でトイレの糞尿を下水道管に流すシステム
(water-closet)は15世紀末にイギリス人が発明したものだ。(PP177~178)。
今では、イギリスで開発されたシステムが日本のそれに代わって世界を席巻
している(PP180)。
963:世界@名無史さん
07/01/01 19:53:04 0
たしか西武鉄道の前身は、屎尿を都心から郊外へ運ぶ糞尿列車だったんだよね
964:世界@名無史さん
07/01/01 20:55:16 0
糞尿のせいで寄生虫の発症率はダントツだったが。
965:世界@名無史さん
07/01/01 23:35:24 0
URLリンク(www.bk1.co.jp)
日本人だけが知らない日本のカラクリ
パトリック・スミス〔著〕
ここに描かれているのは,「途方もなく腐敗しており,市場支配に取り憑かれて
おり,個人を押し殺しており,政治が正常に機能せず,リーダーは不在で,
決断力はまったくない」日本人だ。この本では,それがいったいなぜなのかを,
多岐にわたる取材や法律,文献の再検討などによって浮彫りにする。とりわけ
特徴的なのは,日本の「政治」と「歴史」の側面をとくに掘り下げている点だろう。
966:世界@名無史さん
07/01/01 23:35:29 0
(中略)
日本人は古くから伝統的に「イエ社会」のなかに生きてきた。国家というイエ
のなかで仮面を被り,個性を主張せず,差別を隠蔽して,「みな同じ」という
タテマエのなかに生きてきた。それは現在もたいして変わらない。人々はかつて
のサムライから企業戦士に装いを変えただけで,相も変わらず国家というイエ
を集団でせっせと支え続けている。国際社会のなかでも,教育現場でも,それは
同じだ。日本人はいまも伝統と革新の折り合いをどうつけていいかわからない
分裂状態にある。
967:世界@名無史さん
07/01/02 00:34:04 0
こういう日本人が知らない~~みたいなのって
わざわざおまえらに言われなくてもわかってるよんなこととかおまえらもそうじゃん
とかそういう感じのが多い。自分の見聞が狭いだけだとは考えないのだろうか。
もしくは売るためにセンセーショナルな題をつけてるだけか。
968:世界@名無史さん
07/01/02 03:09:47 0
一つ気付いた。
外人の
「日本には~と言うモノがある」という分析は納得の出来るモノが多い。
「日本人は~と考える」と言う分析は何言ってるのか意味不明なモノが多い。
969:世界@名無史さん
07/01/02 13:58:14 0
このスレで質問させてもらうけどさ、ユダヤ人って日本人に対して偏見や
反感を持ってるの?
最近では中国系アメリカ人の団体と組んで反日活動やってる。
970:世界@名無史さん
07/01/02 22:53:01 0
(自称)日本専門家よりも、日本と全く関係ない分野の研究者が書いたもののほうが
まともであることが多い。
たとえば英国の政治学者のバーナード・クリックなどは、『デモクラシー』
(岩波書店)のなかで、自由主義から忠と孝を除外したことが、日本のデモクラシーと
自由な政治科学にとって致命的なものになったという丸山真男の説を紹介したあとに、
「つい最近になるまで、イングランドでも、君主と王室全体は道徳的価値を体現
するものであり、さらにそれを強固なものにすべきであるという世論があった
くらいである」
と謙虚なことを書いているんだが。
971:世界@名無史さん
07/01/02 22:59:44 0
>>969
支那人から格安で臓器提供受けてるから、その見返りだろ
972:世界@名無史さん
07/01/02 23:14:37 0
>>951
魚肥はその外形に効用があり、いわゆるペレット状の肥料として
価値があった。多くの養分を必要とする作物の根元付近に
埋め込んだりして使う。
973:世界@名無史さん
07/01/02 23:42:09 0
>>948
肥料には油粕も使われていたっけ。干鰯や〆粕とともに上方などに送り出されていった。
>>959
農業生産の増加は、新しい農具の考案(備中鍬・千歯扱・唐箕・千石どおし・
踏車など)にもよるのかな。
974:世界@名無史さん
07/01/03 00:38:56 0
靖国参拝のギャップ 米国人歴史家はこう見る
URLリンク(news.livedoor.com)
「今日の我が国の平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲の上にあり、その気持ちを
表すことは当然であって、二度と戦争を起こしてはならないという気持ちから、
靖国神社に参拝する」という信念を固持する小泉首相。その小泉首相は靖国
参拝を控えることが好ましいという意見を呈するのは、歴史家で作家である
アイヴァン・ホールさん。日中両国の大学で「現代日本史」を教え、著書
「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」(日本語翻訳:
「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 )では、ビジネス
ウィーク誌「97年度ビジネス書ベスト10」に選ばれた。その親日派でもあるホール
さんに、靖国問題について聞いてみた。
975:世界@名無史さん
07/01/03 00:39:52 0
ホールさんはハーバード大学で博士号を取得し、61年に初めて来日する。73年に
米国で「Mori Arinori」を出版、77─84年には米国大使館の文化外交官を務め、
84─93年には「日本現代史」の講義で、慶応、早稲田、筑波大学などで教鞭に立つ。
97年に出版した著書「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」
(日本語翻訳:「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 )
では、日本の弁護士制度の外国人弁護士参入権をめぐる不公正さ、記者クラブや
日本新聞協会にみられる外国人特派員排除や差別問題など、日本社会における
様々な分野の知的障壁を取り上げている。04年には、中国の北京にある人民大学で
「現代日本史」を中国人学生などに講義するほかに、中国本土を旅している。
976:世界@名無史さん
07/01/03 00:41:09 0
「中国人学生らは建国に失敗した母国中国と比べて、明治維新から大正時代
までの日本の独立、民主化、経済の発展をたいへん評価しています」とホール
さんは言う。満州事変のころから日本に対する評価は一変する。数多くの犠牲者
を払った中国・韓国にとっては、ナチスのヒットラーと同様、第二次世界大戦後の
極東国際軍事裁判で処刑されたA級戦犯が合祀される靖国神社に、日本の首相が
公然と参拝することが理解できなし、受け入れられない。
977:世界@名無史さん
07/01/03 04:55:04 0
鰯とかすぐ痛むから肥料に使ってたってのは前から知ってたけど、使ってて塩害とかはなかったのかね
978:世界@名無史さん
07/01/03 07:05:28 0
津波なんかの場合はともかく、水田だと大した問題じゃないでしょ。畑でも一般に、日本は雨が多いし。
979:世界@名無史さん
07/01/04 04:28:14 0
海水魚の体内の塩分濃度は淡水魚とたいして変わらない。
980:世界@名無史さん
07/01/04 10:59:30 0
っていうか。刺身は塩辛くないだろ。
URLリンク(www.suntory.co.jp)
981:福田徳三
07/01/05 17:43:32 0
>973
犂から鍬の変化もあるよね。深耕には向いている。西欧は逆に大型犂で発達。
>966
西欧人は、キリスト教は昔から個を重んじたと言うが、かつてルイス・フロイスは
日本女性を「西欧女性に比べて非常に開放的だ」と述べていたらしい。
与謝野晶子もフランス滞在中、「フランス上流階級の女性教育はあまりに保守的で、
もっと個性を尊重する教育をした方がいい」と言った。
要するに、社会のありようなど時代とともに変化するのであり、西欧人は勝手に優越感に
浸るべきではない。
982:世界@名無史さん
07/01/05 18:44:50 0
まあ中世のヨーロッパは男尊女卑が酷かったっていうからね