06/08/19 16:37:31 0
「帝国主義的」アプローチにもとづく体系的な一冊の書物がまとめられたのは、
社会学者であるフランシス・モルダーの『日本・中国・近代世界経済』(1977年)
が最初であった。
(中略)
「伝統社会」アプローチに立つ理論家は、日本の発展は、日本のユニークな
社会的・文化的特徴がもたらしたものであったが、そうでなく、日本が
「世界経済」の中で相対的自律性を保ち得たことが原因であり、他方
中国が低開発状態に置かれたことは、中国が従属的周辺国として「世界経済」
に組み込まれたことに主要な原因があった。