外国人の見た日本およびアジアの歴史at WHIS
外国人の見た日本およびアジアの歴史 - 暇つぶし2ch801:世界@名無史さん
06/12/18 18:02:54 0
URLリンク(www.ohtan.net)
今回は、日本で著書がまだ全く翻訳されておらず、殆ど紹介もされていま
せんが、英米では大変な評判になっているスコットランド出身の新進気鋭の
歴史学者ニール・ファーガソン(Niall Ferguson。39歳。ニューヨーク大学
ビジネススクール教授兼オックスフォード大学客員教授)を採り上げること
にしました。
(中略)
第一に民主主義国家は戦争を厭う。ナチスドイツ、日本帝国、ソ連、中共
は米英等が文句をつけない間に強大な軍事力を整備した。第二に、民主主義
国家は、一旦戦争を決意すると国民は無制限に戦い抜こうとする。これに対
し、独裁国家では、自分の決めた戦争でないだけに、国民が途中で嫌気がさ
して戦争が終わってしまうことがしばしばある。

802:世界@名無史さん
06/12/18 18:04:28 0
URLリンク(www.ohtan.net)
英帝国が崩壊したのは、チャーチルが20世紀における最も熱烈なる帝国主
義者であったにもかかわらず、世界史上例を見ないの悪の帝国であった(ホ
ロコーストの)ドイツと(南京大虐殺の)日本を叩き潰して世界を救うこと
が、英帝国を維持することよりも大事だと考えて、(ナチスドイツには英国
と戦う意思がなかったにもかかわらず)まず1940年にドイツに、次いで日本
に戦いを挑んだからだ(以上の()内はアーカイブ・サロン前掲)。(チャ
ーチルにとって無念だったのは、戦間期において米国にいまだ覇権国として
の自覚がなかっただけでなく、覇権を失った英国のリーダー達も覇気を失っ
ており、米英が連携してドイツと日本にもっと早い時点で軍事介入して体制
変革することができなかったことことだろう

803:世界@名無史さん
06/12/18 18:05:42 0
URLリンク(www.ohtan.net)
しかし、例えばイラクを本当に自由・民主的かつ資本主義的な社会にした
いのであれば、第二次大戦後ドイツと日本に対して行ったように、長期間に
わたって占領して体制変革に取り組まなければいけないのだが、米国にそこ
までの心構えができているとは思えない。
 いずれにせよ、戦略資源である石油を押さえるという観点から、イラクや
サウディは、第二次世界大戦後の日本と西独のように、事実上米国の保護国
となることだろう。

804:世界@名無史さん
06/12/18 18:15:26 0
URLリンク(www.ohtan.net)
私は、ブルマらのこの日本の反英米主義(=オクシデンタリズム)ドイツ
由来説は、牽強付会だと思います。
特攻隊ランゲマルク戦由来説はご愛敬として、上杉慎吉について言えば、
彼は天皇機関説論争では天皇機関説が政府の公定解釈となったことで美濃部
に敗れ、民本主義論争でも大正デモクラシー時代到来によって吉野に敗れて
います。また、森戸事件でも上杉は学問の自由を圧迫する者として世論の厳
しい批判を受けました(前掲旅研サイト)。つまり、上杉の生前の日本は朝
野をあげて親英米主義であり、上杉の影響力は極めて限定的なものでしかな
かったわけです。
その後、日本は反英米主義に転じるのですが、その時代に制定された「国
体の本義」については、その総論的部分を熟読玩味した上で慎重に解読する
必要があります。

805:世界@名無史さん
06/12/18 19:19:43 0
>>796
木星が無かったとしたら、地球に落ちてくる小天体はもっと多かったはずで、
地球の環境がそれなりに安定しているのは、かなりの程度木星のおかげ……
という理論を連想した。

806:世界@名無史さん
06/12/19 05:17:54 0
The Economist誌に、“Monoglot Britain”という英国の外国語教育に関する
記事が載っていたんだが、その中で、
「しかし残念ながら、子供に外国語の学習を強制しても成功の保証はない。
ご疑念があるなら、広く英語を教えている日本で、通りがかりの人を呼び止めて、
英語で道を尋ねて御覧なさい」
と書かれてあった。

日本人の英語下手は、学校での教え方の悪さだけではなく、日本語で何でも
用が足せる(学術論文まで母国語で書ける)という環境に根本的な原因がある
ように思えるが。


807:世界@名無史さん
06/12/19 09:27:18 0
キリスト教といい英語といい、悲しいほどに普及しないな。

808:世界@名無史さん
06/12/19 10:19:05 0
トム・ホランド『ルビコン 共和政ローマ崩壊の物語』に、

この共和政体は、いわば鏡の部屋だった。見かけは主権在民だけど、見る角度を
変えれば、すぐにまったく違った姿を現す。こんなふうにくるくると姿を変える
政体に、外国人ばかりか当のローマ市民も戸惑っていた。あるギリシア出身の
歴史家も、「ローマ人自身、自国の政治制度が貴族政なのか民主政なのか、
それとも君主政なのか、はっきりとは言えないと考えている」と書いているぐらいだ。

とあった。欧米人が日本の政体について書いていることとあまりにもよく
似ているので笑ってしまふw

809:世界@名無史さん
06/12/20 05:24:10 0
>>668
>>684
ウォルフレンのようなヨーロッパの社民主義者は、現在の世界では“負け組”
だから、アメリカによる、「グローバル経済における新自由主義のヘゲモニー」
に対する対抗勢力として中国に期待しているのだと思われ。

著書の中で、日本と中国が莫大なドルを保有している現在の状態を「新ブレトン
ウッズ体制」と呼んでいるから。
そして、中国の政治リーダーたちは、「新ブレトンウッズ体制」が崩壊する前に、
自国の経済を充分に発展させ、人民元が、現在のようにドルによる外貨準備と
いった外部からの裏づけなくして、世界における主要通貨の一つとしての地位を
獲得することを望んでいるだろうと主張している。
もし社会不安が起こり得ない充分な国内的産業基盤を備えたなら、アメリカ債券
市場の崩壊にも対処できると、中国政府は考えているに違いないと。

810:世界@名無史さん
06/12/20 11:57:05 0
>>808
ゾルゲが言ったと、どこかのスレで見たな
日本は見る人の望むとおりの日本が見える
民主的にも見える、軍国主義的にも見える、
とかだった。

811:世界@名無史さん
06/12/20 12:42:42 0
>>800
長期の一党支配・55年体制は単に、
・議論軽視の文化=国会の形骸化・国対の充実、
・党内野党の機能性が説得力においては十分だったこと、
・労組が自己目的化する一方で「運動会」的なままで留めおかれた社会運動、
・事なかれ主義、
・右肩上がりの経済であるがゆえの政権交代の必要性を感じなかった、だけの話、、

今に至って90年代から小泉前後までネオコン改革の実行という大きな自由主義への振りがあり、
それに対する戻しがこれから起きるはずだけど、

これまでのようにそれが自民党の中で起きるか(その場合は腐敗構造の温存になるわけで)
あるいは政権交代という大掃除の形態をとるのか、その違いがある


まぁ近未来もまたFixer社会だって指摘なら正しいさ。
(でその次は超全体主義化するんだろう)

812:世界@名無史さん
06/12/20 12:59:39 0
>>801
どの指摘も付帯条件についての押さえが軽すぎ、というか焦点がずれてる。
いずれも、どの程度まで国民の情報状態があるのか、とか、
民意反映のプロセス、政権運営のコストの問題であって、
2項対立図式でまとめられる対象じゃない
一番はともかく、3番は半ば妄想

2番がわかりやすいと思うが、
ヴェトナム戦争と湾岸戦争・イラク戦争の対比が極めて焦点を明示的
従軍記者がありていに書いてしまったために厭戦気分が広がり、
帰還兵の迫害にまで発展したのがヴェトナム。
湾岸戦争では戦争の概念がかなり記号化(ゲーム的)になって
苦境を報じられることがなかった。厭戦気分が出る前に終わった。

イラク戦争ではさらに記者の統制が進んだ結果、
視聴率の取れるFox的報道が一般化して
従軍記者が戦争映画のナレーターにさえなってしまい、
占領政策がうまくいかない状態になってようやく実態が兵士のブログなどから
もれ出てくるようになり、報道も押さえがずれてきて、厭戦気分も高まりだした。
当時は、国内の厭戦気分の抑制策も徹底されてて、
空爆を批判した小学生が拘留される始末だった。

>だから、経済問題が戦争の原因だなどという議論は倒錯以外の何者でもな
い。
>貿易、投資等の経済的な相互依存関係の増大、あるいはグローバリゼーシ
ョンが戦争を減少させるというのもウソだ

これも突っ込みやすい。たとえば戦争の強い動機となったブロック経済の件はどうよ。
確かに今は、財政破綻国家にIMF経由で外資の介入により
搾取体制を確立する手法のが効率的であり、一般的なんだろうけど。

813:世界@名無史さん
06/12/20 13:07:48 0
批判の軸のがずれてるか、、

「経済問題に突き上げられて戦争経済に逃げたのが政府なのに、
『戦争は政治の責任である』と断言するのは短絡杉じゃ?」

「その意味において、『資源配分の最適化の結果、戦争は減る』
という論を否定するのもムリがありそう」

814:世界@名無史さん
06/12/20 18:36:35 0
>>230
>日本とドイツはもともとよく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、
>民族の精髄として国土と血統の 純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった

日本とドイツって似てるか?岩野礼子氏が『ドイツ再軍備』で、

「幸運な国々には与えられている、歴史的に長時間かけて得られた合意という
ものがドイツには存在しない。ドイツ史には、関ヶ原の戦いもなければ南北戦争
もなく、あるのはただ、ビスマルクなりコールなりが取りつけた約束事だけである」

と指摘しているが、日本の場合こういう不安定さとは無縁だと思うが。
谷川稔氏も、『国民国家とナショナリズム』で、

「まず、日本は四囲を海に守られている。前近代から近代への移行にさいしても、
領域的な一体性と連続性に変わりがない。有力な民族的・地域的マイノリティ
も稀であった」
「同一領域内の自己完結的な国民国家形成という点で、フランスともっとも
近しい関係にあるのは、ドイツではなく、むしろ日本であろう」

と書いている。

815:世界@名無史さん
06/12/21 00:09:46 0
>>651
>この2000年の歴史で、中国は
って、その前提がまずありえねえ。答えられるわけねえだろ。

816:世界@名無史さん
06/12/21 00:43:40 0
>>787
ここが「日本史版」か「軍板」なら山本七平でもだしときゃOKだが
一応世界史板だから「Balangiga Massacre」でもだしとこう。
『The Burning of Sammar』
URLリンク(www.bakbakan.com)

劣等人種は十歳以上皆殺し、さすがだよアメリカンクオリテイ

817:世界@名無史さん
06/12/21 13:09:19 0
バーネットの「新地政学:世界グローバル化戦略」(中の2)
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
まずこの章でバーネットが主張していることで最も注目すべきなの
は、「今の中国は、十九世紀後半頃のアメリカと同じ状況である」
というものだ。このような比較というのは、日本人の私たちからす
れば明らかに怪しいものなのだが、アメリカの戦略家の間では意外
と単純に受け入れられているものだ。
たとえばYS氏が以前この国際戦略コラムでも紹介された「フォー
リン・ポリシー」という雑誌で行われたブレジンスキーとミアシャ
イマーの討論があるが、そこでも「十九世紀後半のアメリカ」と「
現在の中国」は、「多民族国家による新興国」という意味では状況
が似ていることを前提にして、激しい議論が交わされている。
ではバーネットが中国政府の独裁的な面に批判的ではないかという
と、そういうわけではない。

818:世界@名無史さん
06/12/21 13:09:59 0
彼の場合は、いずれ中国が完全にグローバル化に組み込まれるとそ
ういった独裁的で閉鎖的な部分も開放的にならざるを得なくなるか
ら、当面の独裁状態には目をつぶっておこう、ということなのであ
る。その証拠に、バーネットはこのままの状態が続けば、中国は
2025年までに民主化するとハッキリと明記しているほどだ。
なぜここまでバーネットが「中国はアメリカの敵にはならない」と
楽観視できるのかというと、やはり昔のアメリカとの対比である。
たとえばバーネットは「アメリカは世界で最も長期間、多民族によ
る政治・経済体制を維持できた成功例であり、逆に中国は世界で最
も長期間、多民族による政治・経済体制を維持できなかった失敗例
である」ということを述べている。つまり基礎的な部分では似通っ
ているという、アメリカの知識人にありがちな中国に対する幻想を
匂わせているのだ。

819:世界@名無史さん
06/12/21 13:10:49 0
その次に、どんな国でも新興国の時は政治体制が独裁的でないとや
っていけないものだ、ということも述べている。アメリカもその例
にもれず、十九世紀末の上り坂を駆け上がっている時は今の中共政
府ほどではないとしても、アメリカ中央政府も掌握力が必要だった
から、というのがその理由である。
また、バーネットは中国の掲げる共産主義も、ただの建前/念仏で
あるということには充分気がついている。たしかに現在のアジアで
は中国がその周辺国を「資本主義」で牽引している面が大きいし、
バーネットはこれを「逆ドミノ現象」(reverse domino effect)だ
と指摘しているほどだ。
このように中国のグローバル化、つまり国外とのつながりだけでは
なく、国内の「都会化」をも大歓迎するバーネットなのだが、彼に
とって何が一番怖いのかというと、それはズバリ、中国の鎖国化で
ある。
これもアメリカのリベラル派、グローバル化派の意見として根強い
典型的な意見だが、もし中国を鎖国化により世界市場から失ってし
まえば、世界で進行中のグローバル化という動き自体も止まること
になる、だからある意味で、中国を世界経済に組み込むことこそが
大国間戦争防止の最後の砦だ、ということになるのだ。

820:世界@名無史さん
06/12/21 18:32:50 0
なんか、読むのにえらく疲れる書き込みが続いてるな

821:世界@名無史さん
06/12/21 21:23:52 0
>>790
おまえは文革の殺害現場を見たのかw

って反論されれば終わりだな・・・

822:世界@名無史さん
06/12/21 22:49:32 0
>>811
>(でその次は超全体主義化するんだろう)

何故?

823:世界@名無史さん
06/12/21 23:35:38 0
>>817
古い文かと思ったらそうでもなかったんね、、

>彼にとって何が一番怖いのかというと、それはズバリ、中国の鎖国化である。

正直理解できない、、
軽度の保護貿易ならわかるが、経済発展を享受した層が「鎖国」を選択するはずが無い
今の中国は人口に対しての食料も資源も足りていないので
輸入大国になっていく、だから経済的孤立に耐えられるはずが無い

あるいは強権発動で土地・工場接収なども一部ありえるが、
それとて信用失墜と経済的孤立を強いる、
精々許認可権、M&Aや特許管理などで恣意的な法運用をするだけでは

>その証拠に、バーネットはこのままの状態が続けば、中国は
>2025年までに民主化するとハッキリと明記しているほどだ。

これも怪しい。単独政権だと「他者」不在だから、
内部に他者を作って止揚するのでストレスは軽減されるし、
そもそも人治国家で制度に対する意識は低い。
法治意識は近年高まりつつあるが(訴訟大国になる可能性があるが)
それとて必ずしも民主制を必要条件とするとも思えない

ロシア崩壊のチャートをとらなかったので、
民主主義化する条件整備・必然性が達成されるかどうか、
中国についても例外的に扱っていいような

>>822 情報管理技術(民意・治安の管理)が鋭意向上中だから
反論がことごとく芽のうちに摘まれるようになる
(たとえば『科学的根拠』の濫用で議論が停滞するようになる)
対立候補者などの傷も恣意的に曝されるようになり、
誰も情報中枢を握ったモノに勝てなくなってしまう

824:世界@名無史さん
06/12/21 23:37:04 0
ロシア崩壊じゃなくてソ連崩壊だった

825:世界@名無史さん
06/12/21 23:48:31 0
>誰も情報中枢を握ったモノに勝てなくなってしまう
で感情動員にばまり左右されるようになる


それに対するアンチテーゼ・フェイルセーフが
「第4権力」と「教育の自治」の理念なんだけれども、、、

学習する主体が、(悪しき)体制の強いるイデオロギーにも
批判的で在れるために、「教育する権利」も
「教育を受ける権利」も政府に委譲するべきではない
(はずが、かえってイデオロギーに自家中毒化した日教組)

マスメディアは、許認可事業で守られ、
記者クラブで情報と記者会見などでの取材権を寡占し、
その一方で印象操作などで「管理」に協力もしている
そうして走狗に堕落したくせに特権階級意識を持つようになった、と

826:世界@名無史さん
06/12/22 00:24:04 0
小泉政権からこっち主流派と仲悪い連中(与野党問わず)のスキャンダルがよく出るようになったよな。

827:養殖はまち
06/12/22 01:12:08 0
日本は文化的にはアジア。だが社会的には違う。
日本は小家族社会だった。
小家族社会とは、一組の夫婦と夫の両親、夫婦間に生まれた子ども達を一つの単位とし、
その単位ごとに土地・家・財産を持つというもの。これにより土地と財産の私有観念が生まれる。
これは太閤検地により全国化した。
対してアジアは、部族や氏族を単位とする大血縁社会。同じ一族が集住して村を形成し、土地や
財産を共有する。


828:世界@名無史さん
06/12/22 01:17:03 0
南北アメリカももともとはそうですな

829:世界@名無史さん
06/12/22 01:17:26 0
え?

830:828
06/12/22 01:18:29 0
大血縁社会が、ってことです。

831:世界@名無史さん
06/12/22 01:24:10 0
いや827に対する疑問符。
829書き込んでたときは828の書き込みがまだなかったもんで。

832:世界@名無史さん
06/12/22 01:35:27 0
南北アメリカと日本は大血縁社会でありながら省家族社会を実現していたという素晴らしい考察ダナ

833:世界@名無史さん
06/12/22 02:07:28 0
↑ どこをどう読めば(ry

834:世界@名無史さん
06/12/22 04:48:34 0
韓国人投稿者の見分け方。

日本を「猿」「エテ公」と呼ぶ。
日本と韓国を同列に見なしたがる。
欧米諸国を引き合いに出し、日本を貶す(他人のふんどしで相撲を取る)
国士様という言葉を流行らせようとしている。
やたら戦時中の日本の兵器や戦術を侮辱したがる。
日本人の歴史体験への酷薄な(DQNな)言辞。(普通の日本人なら口にしない)
昔の日本は先進国ではなかったと、つまらない数字を出して主張する(これも普通の日本人は考えない)

835:世界@名無史さん
06/12/22 05:15:03 0
>>728-731の続き
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』

恐らく、日本人は自らのことに本来あるべき自信が持てないのではないか、と
私は考える。 日本の何が問題かをつき詰めていくと最後に残るのが、自分に
自信があるかどうかという問題なのかもしれない。
第二次世界大戦の奇跡的な高度成長の初期に、道行く外国人や海外の友人らに、
そしてメディアのインタビューの際にも、いつも自分達の評価を聞きたがる
日本人の姿は愉快だった。1960年から70年当時の日本人は認められ、自分達の
功績を称賛してもらうことを願っていた。偉大な劇場俳優が観客から演技の出来に
ふさわしい拍手をもらえていないような状態だったのだ。
最終的に日本は喝采を受け、大いに称賛されたのだが、それでもなお不思議な
ことに日本人が自信を持つには至らなかった。その理由は、日本が常にアメリカに
依存しているという自覚があり、自力で勝ちとった成果ではないとの思いが
日本の自信を弱めることにつながってしまうからなのだろう。

836:世界@名無史さん
06/12/22 20:52:11 0
>>834
数字などを出してくるなら具体的なデータで反論すれば済む話じゃないですか。

837:世界@名無史さん
06/12/22 21:53:56 0
醤油臭い。ジャップ

838:世界@名無史さん
06/12/23 04:15:37 0
URLリンク(www.excite.co.jp)
甘えを捨てるドイツ女性自立生活の楽しみ
【著】サンドラ ヘフェリン

このドイツ人女性、以前「ここがヘンだよ日本人」という番組に出ていた人
じゃなかったっけ?子供時代を日本で過ごして、外国人特派員協会でバイト
もしているらしいけど、アレックス・カーのように、日本で育った外国人
のほうが日本に対する偏見が強い希ガス。

839:世界@名無史さん
06/12/23 06:40:32 0
【英国】英の現代版切り裂きジャック、売春巡り論議活発化 ヤミ社会の実態も映し出す[12/23]
スレリンク(news5plus板)

外国のこういう汚い裏面は出来るだけ報道を控え、もし似た様な事件が日本で
おこれば大々的に報じる日本のメディア。 そして何故か「紳士の国イギリス
ではこの様な事件がおこりえない」と知った顔でしゃあしゃあと発言する
自称インテリ。 

840:世界@名無史さん
06/12/23 06:56:17 0
>>839
ヒント 日本のメディアは大半が朝鮮人や中国人に支配されている現実。

841:世界@名無史さん
06/12/23 12:14:32 0
>>840
そういうねらーってよくいるけど、具体的にマスメディアがどのくらいの割合で支配されてるのか
数字なんかを上げた書き込みは見ないなあw
読売、毎日、朝日、産経、各新聞社の株式の内、何%を中国、朝鮮人が保有しているの?
各社社員の中国人、朝鮮人の割合はどれくらい?
同様に、テレビ各局の株式の中朝人保有割合、および社員の中朝人割合は?

842:養殖はまち
06/12/23 17:41:10 0
>835
いまどきウォルフレンかよ。
いいじゃん、半島みたいに意味のない自信過剰主義より。

843:世界@名無史さん
06/12/23 22:01:13 0
>>841
と、まあこういう具合にホロン部がかきこむわけですよみささん

844:世界@名無史さん
06/12/24 00:30:43 0
マスメディアを朝鮮人や中国人に占拠されているという考えは、
右翼の被害妄想。あまりに自分たちと考え方が違うので、「こいつらは
俺たちと人種が違うんだ」と自分に言い聞かせているだけ。

845:世界@名無史さん
06/12/24 02:45:37 0
サヨク乙

846:世界@名無史さん
06/12/24 10:07:10 0
URLリンク(www.asahi.com)
「日本の女性大変でしょう」 大統領候補のロワイヤル氏

「日本の女性は大変でしょう」。社会党の仏大統領候補セゴレーヌ・ロワイヤル
元環境相が22日に会談した福島瑞穂・社会民主党党首に、日本女性の立場を
気遣う発言をした。かつて「女性を虐げている」と日本のマンガを批判した
ロワイヤル氏だが、差別イメージはなかなか抜けないようだ。

847:世界@名無史さん
06/12/24 11:58:21 0
>>845
ウヨク乙。プゲラ

848:世界@名無史さん
06/12/24 12:23:28 0
>>697
>で、多少頭の良い中国人などはむしろ、
>「日本人が嫉妬していることに気付く自分」を見て優越感を感じるし、

80年代の日本でも、「アメリカの社会は病んでおり、国民は自信を失って、
日本に羨望のまなざしを向けている」なんて、今読むと気恥ずかしいような
ことがいわれていた。
でもその時期でも見る目のある日本人は、「アメリカ人は自国の価値観とか
システムへの自信を基本部分では決して失っていないようにみえる」と指摘
していた。

アメリカだけでなく、バブルがはじけてみると、英国に対しても、少なくとも
金融の面では追いついてなどいなかったのだという見方が広がった。

849:世界@名無史さん
06/12/24 12:47:56 0
欧米人が日本人に対して優位を示したいと考えるとき、よくキリスト教を
持ち出すけど、これほどキリスト教精神からかけはなれていることは
ないと思うんだよね。

だって、イエスが説いたのは謙譲の教えだもの。
「ルカ福音書」に出てくる、パリサイ人と徴税人の祈りのたとえ話でも
よくわかる。

850:世界@名無史さん
06/12/24 13:04:56 0
キリスト教徒なんて言っても殆ど聖書も読んだことない奴が殆どだろ。
オレも浄土真宗だけど歎異抄読んだことすらないし
先進国では宗教なんて得てしてこんなもんだろ

851:世界@名無史さん
06/12/24 13:07:38 0
でも欧米人には、
「仏教徒である日本人はキリスト教徒である欧米人よりも倫理面で劣る」
と考えているヤシが多いね。

852:世界@名無史さん
06/12/24 13:25:23 0
欧米人は教会に通ってる連中も多いから、>>850はあまりに日本的な
感覚だろうな。

853:世界@名無史さん
06/12/24 13:34:32 0
>>852
「欧米人」とひとくくりにしてしまう感覚も日本的過ぎるな。
少なくとも新教系はそんなもんだろ

854:世界@名無史さん
06/12/24 14:11:11 0
アメリカ人の場合、教会出席率は高そうだな。

欧米は「罪の文化」で日本は「恥の文化」なんて通俗的な説を信じている
欧米人が多いのにはウンザリする。

855:世界@名無史さん
06/12/24 14:24:10 0
>>854
違うの?

856:世界@名無史さん
06/12/24 14:52:10 0
URLリンク(jp.eastday.com)
第二十一回 花と刀:日本の秘密と恥―華人の目から見た日本の文化 (下)

米国の人類学者のベネディクトの、1946年に出版された著作《菊と刀》の中で、
欧州と比べて、キリスト教を信俸する民族は原罪意識があって、もし彼は誤りを
犯せば、有罪を認めて、懺悔する。日本の恥の文化はどんな事をしてもすべて
善悪に分けることがない。ただ恥である。悪事をしても、罪を犯しても、発覚
しなければ、恥辱を感じないので、彼は過ちを認めることはない。彼は恥を
感じさえすれば、自殺、切腹のような激烈な行為を選び、自決する。
髫子はこれに対して、侵略行為は日本の文化の中で、犯罪だと思われていない。
もし侵略される国は日本に賠償を求めるなら、謝罪させ、日本は恥をかくこと
になる。そして、日本はしっかり忘れない。しかし、戦後、これらの侵略された
国家が日本をしっかりつかんでいない、徹底的に罪を認めさせていないので、
日本の文化の論理によれば、間違っていないと思われている。日本が過ちを
認めないので、世界人民の前で恥と感じることがなくて、そのまま過去を覆い
隠すことができると思われている、と述べた。

857:世界@名無史さん
06/12/24 15:42:34 0
とりあえず、中東やアフリカに意図的に引いた国境線の事を懺悔してほしいね。

858:世界@名無史さん
06/12/24 16:43:38 0
>>855
逆だろ。

でなきゃなんで自首が日本で高くてフランスで低い。

859:世界@名無史さん
06/12/24 17:38:09 0
>>853
新教といっても、リベラルなとこばっかりじゃないからな。

860:世界@名無史さん
06/12/24 19:54:02 0
>>846
>和製アニメ・マンガを批判した89年出版の自著

誰か読んだことある人がいたら内容紹介して欲しいです。

861:世界@名無史さん
06/12/24 19:58:51 0
URLリンク(www.hh.iij4u.or.jp)
『キン肉マン』『聖闘士星矢』が引き起こした<日仏アニメ摩擦>


862:世界@名無史さん
06/12/24 20:39:11 0
>>860
URLリンク(www.amazon.fr)

これっぽい
80年代からアニメだけじゃなくスピルバン、バイオンマン等の
特撮やアメリカの特撮モノも「芸術的な観点からして劣る」と評されてる
模様。

863:世界@名無史さん
06/12/24 21:00:47 0
>>862
ありがとうございます。
カスタマーレビューがなかったのが残念・・・

864:世界@名無史さん
06/12/24 21:07:59 0
『イギリス人の日本人観』(キャスリーン・マクロン、草思社)
訳者あとがき

「・・・というのは、彼女は二度目の訪日で日本人との接触もさらに広がり、
理解の程度も深まったと思ったのだが、実際には一度ぶち壊したと思った
殻のなかにまったく同じ殻があるのを発見し、そして割っても割っても
次々に同じ殻が現れ、その中にある“本体”に触れることは不可能な試みに
見えてきたのだと言う。同様なことを、ある程度日本に詳しいいわゆる
知日派の何人かの英国人も漏らしていたことが思い出される。

↑日本のどういうところが、外国人にこういう印象を持たせるんだろうか?


865:世界@名無史さん
06/12/24 21:29:40 0
自身の他人種に対する潜在的な優越感

866:世界@名無史さん
06/12/24 21:36:42 0
>>864
新しい発見をするごとに間違ったパターンにあてはめて解釈してしまう
それを繰り返してるだけでしょう。

867:世界@名無史さん
06/12/24 21:55:02 0
>>865
“自身”というのは日本人のこと?英国人のこと?

868:世界@名無史さん
06/12/25 09:44:27 0
URLリンク(www.geocities.co.jp)
ウォルフレンさんは、オランダの王室に並々ならぬ誇りを持っている。
「何も我々は、女王様だから偉いと思ってるわけじゃない。人間的にも非常に
優秀な方だし、オランダにはなくてはならない方です。一人で街に出て買物も
される。又、国民がそれを暖かく見守っています」と手放しで絶賛する。
「どうだ、日本とは違うだろう」と言わんばかりだ。
「日本でも皇室の方々は一人で散歩に出、買物に行きたいと思ってるでしょう。
でも、警備がゾロゾロつくし、又、天皇制をめぐる左右の争いがまだあって、
危ないと思われている。この点だけはオランダの方が進んでますね」と言った。
「そんなにオランダでは女王さまを尊敬してるのなら、次も女王さまなんですね」
と訊いた。「いえ違います。オランダは民主的です。男女にかかわらず第一子
が王位を継ぎます」と言う。「今、第一子は男の子です。だから次は国王です」。
そうなのか。「第一子が王位を継ぐ」と決めているのは、オランダの他、
スウェーデン、ノルウェー、ベルギーだ。日本の女性天皇論者は、この方式を
支持している人が多い。
「じゃ、 オランダの王室も安泰ですね」と訊いたら、チラッと軽蔑的な目で
睨まれた。「我々は王位を尊敬してるわけじゃありません。王位についた人が
立派だから、尊敬し、支持してるんです。能力のない人ならば、やめさせます。
それが民主主義です」と凄いことを言う。じゃ、次の国王はどうなんだろう。
「余り優秀じゃないですね。だからオランダはこれで王室も終わりかもしれません」
と悲観的なことを言う。

869:世界@名無史さん
06/12/25 10:57:33 0
オランダ王ってせいぜい200年だろ。総督時代からでも約500年。
日本の皇室の1500年以上とは比べられないよ。

870:我が卓見\(^■^ ラ 【卍】
06/12/25 11:07:50 O
【卍】 ≦予 ̄>
  G\(^■^ ラ
   \ <!>+\
  ∠ ̄∬ゝ ∠ ̄∬ゝ ∠ ̄∬ゝ
G\(^∀^ G\(^∀^ G\(^∀^ ク

ここから日本と我々の関係が生ずる。
余は、日本を傷つけることによってヨーロッパの世界に奉仕していると
信ずる政治家たちに同意することはできない。
余は、東亞において日本人が敗北すれば、
それは決してヨーロッパまたはアメリカに何ら有益ではなく、
ひとりボルシェヴィキ・ソヴィエト・ロシアに
利するに過ぎぬであろうと信じている。
余は、支那をボルシェヴィキの攻撃に抵抗し得るほど
精神的または物質的に強力だとは考えない。
しかし余は、日本の最大の勝利ですらも、ボルシェヴィキの勝利に比すると、
世界の文化と一般的平和にとって、危険は無限に小さいものと信じている。

871:世界@名無史さん
06/12/25 18:20:02 0
檀君暦=は4330年ですよ。 日王なんて話になりません

872:世界@名無史さん
06/12/25 23:21:06 0
>>869
そうそう。
日本という神話世界を背負っている皇室と、ただのキリスト教の世俗王とでは、
背負っているものが違い過ぎる。
皇室を云々したければ、古代エジプトのファラオでも連れてこいというのだ。
ファラオの断絶によって古代エジプト文明が滅びたように、皇室の消滅は日本の滅亡を意味するのだから。

873:世界@名無史さん
06/12/25 23:47:34 0
愛子様と正男くんが結婚すれば無問題

874:世界@名無史さん
06/12/26 05:16:57 0
欧米の日本研究者は、なぜあんなに日本人に天皇制を廃止させたがるのかね?

彼らの頭の中では、“日本人=前近代的、封建的、因習的な民族”ということに
なってんだろ?
普通なら、そんな劣等で遅れた民族には共和政よりも君主制がふさわしい、
という理屈になると思うけど。

875:世界@名無史さん
06/12/26 06:21:27 0
>欧米の日本研究者は、なぜあんなに日本人に天皇制を廃止させたがるのかね?

そんな研究者いるか? 具体的な名前を

876:世界@名無史さん
06/12/26 07:16:27 0
>>875
ジョン・ダワー、キャロル・グラック、イアン・ブルマなど。
ジョン・ダワーは以前『文藝春秋』特別号でそう主張していた。
(ちょうどアイリス・チャンの『レイプ・オブ・ナンキン』が話題に
なっていたころだったが)

877:世界@名無史さん
06/12/26 09:52:16 0
慰安ブルマて凄い名前だな

878:世界@名無史さん
06/12/26 13:11:21 0
>>868
ものすごい俗物だな、こいつ。
幻滅しますた。
オランダ女王、まずはインドネシアに謝罪賠償してやれよ。

879:世界@名無史さん
06/12/26 13:34:39 0
ウォルフレンは左翼(社民主義者)なのに君主制マンセー。

880:世界@名無史さん
06/12/26 13:38:59 0
皇室なんていらねえよ。少なくとも今の形では。皇室行事なんて農業関係のものばっかり。
現在の日本を支えてる製鉄、造船、自動車、半導体、家電といった業種で働いてる、真に必要なひと
の為には何一つしてやってない。そんなもんには東京にいてもらう必要はねえよ。
京都でアーミッシュみたいに細々と暮らしてろ。

881:世界@名無史さん
06/12/26 13:42:43 O
(#゚Д゚)ゴラァ! コミンテルン32年テーゼ信者ども奴!

…反動的戦争においては、革命的階級は、
ただ自国政府の敗北のみを望むことができる。
政府軍の敗北は、日本の君主(天皇)制政府を弱体化し、
支配階級に対する内戦を容易ならしめるであろう。
中国の植民地的従属のための日本帝国主義の現在の戦争においては、
日本共産主義者の行動スローガンは、
「中国の完全独立のために闘え」でなければならない。
中国ないしソヴィエト連邦に対する帝国主義戦争という状態においては、
日本共産主義者は、敗北主義者たらねばならないだけでなく、
ソヴィエト連邦の勝利と中国人民の解放のために積極的に闘わねばならない。

882:養殖はまち
06/12/27 01:19:48 0
>856
ベネディクトはアホ。こいつ、李氏朝鮮に訪れたらなんて言うのかね?
そしてそれを近代化してやったことに対しては・・・?
>878
激しく同意!

883:世界@名無史さん
06/12/27 05:02:15 0
オランダ総督がイギリス国王になってた。
ルクセンブルクやベルギー王室にも親類が入ってる。

884:世界@名無史さん
06/12/27 17:25:56 0
ウォルフレンの「日本/権力構造の謎」があれほどの評判になったのは、参考文献
(丸山真男など)の質の高さによるところが多いんじゃね?

最近の著作の質の低さをみると、この人は本当はたいした物書きではないんじゃ
ないかと思えてくる。
以前は日本の文化相対主義や、マハティールやリー・クアンユーの主張する
「アジア的価値観」を批判していたのに、このごろでは中国に民主主義を
押し付けるべきではないと書いている。
日本のことを「イデオロギーのカメレオン」と揶揄していたが、彼自身が
「変節者」といわれても仕方のないことをやっている罠。

885:世界@名無史さん
06/12/27 17:39:12 0
「イデオロギーのカメレオン」と言われるほど日本はころころ変わってはいないと思うが

886:養殖はまち
06/12/27 17:39:26 0
もしタイムマシンがあれば、ウォルフレンを李朝に送ってやりたい

887:世界@名無史さん
06/12/27 18:52:21 0
URLリンク(finalvent.cocolog-nifty.com)
[書評]もう一つの鎖国―日本は世界で孤立する (カレル・ヴァン ウォルフレン)

本書は明瞭な中国擁護論であり、子ブッシュ=ネオコンが世界の危険で
あるという主張になっている。ただ、子細に読むと非常に曖昧な著作にも思えた。
本書に対する個別の突っ込みや批判はいくらでもできる。私にとっての
最大の問題点は、中国の内在的な人権で問題でも軍拡でもない。まさに
ウォルフレンがある程度頼ろうとしている国連を使って中国が国際的に
結果的な非人道的な行為をまき散らしている点にある。端的に言う。
中国が拒否権を使わなければダルフール危機はもっとましな対応が取れた
のではないか。あるいは常任理事国としてもっと積極的にこの問題に
関わることができたのではないかということだ。この問題を私が深刻だと
思うのは、それはルワンダ・ジェノサイドについて人類が依然対応できない
こと、様々な見解があるが20から40万人という無辜の人間が国家権力に
よって虐殺されたことだ。私はこの間の世界上の問題という点で、イラク
戦争よりダルフール危機のほうが重要だと考えている。
この問題に本書のウォルフレンはまったく口をぬぐっている。そう私が
言えば、人道面した子ブッシュ派ネオコンとでも非難されるのだろうか。

888:世界@名無史さん
06/12/27 18:54:40 0
問題は彼が言うところの「新ブレトンウッズ体制」の崩壊である。日本は
すでに事実上米国の属国さらに傭兵国家と化していくだろうから、米国債を
売ることはありえない。だが、中国はいつか売るだろう。現在の巧緻にも
見える中国の経済運営を見ていると韓国のような間抜けなことをしないせよ、
長期的に対米プレザンスを取り始めるだろう。ウォルフレンは米国の軍産
共同体の自律的な動向を問題としているが、私にはそれ自体が中国のこの
対応への布石に見える。
ウォルフレンは本書で日本の左翼が言いそうな薄っぺらな小泉靖国参拝
批判を述べているようだが、私は最大限ウォルフレンを好意的に見たい。
というか、そこに本質的な問題はない。また、子ブッシュ=ネオコンも
この大きな経済の潮流の連鎖現象ですらあるだろう。
自分にはわからないことであるが、経済通の方から見れば、中国が米国債を
売るということはありえないトンデモですよアハハということだろうか。
そうであればそうした議論を読んでみたいと思う。その一点がクリアなら、
ウォルフレンを私はもう読み続けることはないだろう。

889:世界@名無史さん
06/12/28 00:35:53 0
>>884
>(丸山真男など)の質の高さによるところが多いんじゃね?
全学連に媚びてみたけど逆に馬鹿にされて軍部以上の悪とか言ってた人のこと?w

890:世界@名無史さん
06/12/28 01:13:24 0
890

891:世界@名無史さん
06/12/28 13:55:22 0
マジな話、中国がアメリカ国債を売る可能性はあると思う?

892:世界@名無史さん
06/12/28 14:03:13 0
短期的にはありえないんでは?
長期で考えるとわからんけど。アメリカも中国もどうなってることやらってのもあるし。
なにせ10年前なら考えられなかったアメリカの裏庭の中米が反米と化してるし。

893:世界@名無史さん
06/12/28 14:23:36 0
アレックス・カー
URLリンク(www.globe-walkers.com)
ベンジャミン・フルフォード
URLリンク(benjaminfulford.com)

ここに顔写真を並べてみたけど、自称日本専門家の欧米人には、
似たような外見・雰囲気の人が多くない?


894:世界@名無史さん
06/12/28 22:18:32 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『なぜ日本人は日本を愛せないのか』(毎日新聞社、1998)

歴史家の上原専禄は、日本史をひもとけば、「愛国心」と呼ばれたものが実は
真の愛国心ではなかったことが分かる、と論じている。13世紀の蒙古襲来のとき、
日本では愛国心が典型的に大きく高揚したとされるが、当時の武士たちはこれを、
自分たちの武勲を誇示する絶好の機会としか見ていなかった。武士たちの動機は、
日本を愛するから国を守るということではなかったのである。

895:世界@名無史さん
06/12/28 22:35:30 0
蒙古襲来を、当時の国民がどれだけ認知してたんだよw

896:養殖はまち
06/12/28 22:40:07 0
ウォルフレンの日本史観はサヨクものをベースとしており、滅茶苦茶

897:世界@名無史さん
06/12/28 22:44:08 0
日本人は海外で不名誉な評判をもらっている。多くの外国人が、日本人は
道徳的に欠陥があるとさえ思っている。グローバルな問題解決のために
国際社会が行動しなければならない局面になると、そうしたコメントが
かなり頻繁に登場してくる。日本は国際社会に巻き込まれまいと努めているが、
それだけでなく、日本は「近隣窮乏化」政策(隣国に「たかる」政策)を
行っているという印象も世界に与えている。
日本がその解決に大きな役割を果たせたはずだったアジア金融危機においても、
日本はぐずぐずとして動き出さないのを見て、世界中の政府、経済機関、
評論家たちは、あきれかえった。日本の政策自体が危機の一因であったため、
その解決に消極的な日本の姿勢は、とくに反発を招いていた。

898:養殖はまち
06/12/28 22:46:40 0
アジア金融危機での日本の対応は、東南アジア諸国には評判が高かったと思うが・・・

899:世界@名無史さん
06/12/28 23:10:37 0
隣国にはたかられてばっかな気がするが・・・

900:世界@名無史さん
06/12/28 23:45:24 0
13世紀に愛国心を持ってる国民なんてどの国にもいなかったと思うが・・・

901:世界@名無史さん
06/12/28 23:53:28 0
『中国との格闘 あるイギリス人外交官の回想』(パーシー・クラドック、筑摩書房)

毛沢東の「三つの世界論」によれば、アメリカとソビエト連邦の両超大国は
第一の世界、中国は第三の世界に属し、日本やヨーロッパなど工業先進国は
その中間の存在と位置付けられた。二つの超大国は、自分たちの立場を
守るために時には手を結ぶことはあっても、永遠のライバルとして世界の
覇権を求めて争う国だった。中国は、そうした超大国に与することはなく、
覇権も決して求めない。この「三つの世界論」は、そう高らかに宣言していた。
これはまさに高邁な理論ではあったが、中国が実際にやっているのはこの
理論とはまったく相容れないことばかりだと私には思えた。彼らの真の
関心は、つねにワシントンとモスクワに向けられていたからだ。

902:901
06/12/28 23:57:06 0
(中略)
彼らが夜眠らずに考えることは、けっしてイエメンやチャドで起きている
紛争のことではない。二つの超大国の権力の中枢と自分たちの国の関係を
どうやってとり繕っていくか、それだけだった。中国は自分自身をけっして
第三世界の国とは見做していなかった。むしろ超大国になりそこねた大国
だと考えていた。そして彼らの目標は、豊かなヨーロッパや日本の助けを
借りてでも、何とかして超大国の地位にたどりつき、それ相応の待遇を
受けることだった。

903:世界@名無史さん
06/12/29 00:09:28 0
>>900
オランダがではそうだったんだろ。


904:世界@名無史さん
06/12/29 00:42:02 0
13Cにはオランダなんて存在すらしなかったのにな

905:世界@名無史さん
06/12/29 02:11:28 0
誰もおらんだ

906:世界@名無史さん
06/12/29 03:31:55 0
>>868
オランダの王制に問題があるような
日本の君主は殆ど飾りになってるから
どんな無能が即位して問題ない
日本には革命は必要なかったのさ

907:世界@名無史さん
06/12/29 12:46:23 0
残すところあと数日となった2006年。現在の世界を経略する指導的国家らの
未来プロジェクトと韓半島(朝鮮半島)をめぐる国際政治力学の変化は、再び
険しい歴史的峠を迎えている。
帝国主義研究の世界的権威と評価されているハーバード大のニール・ファー
ガソン教授(42/歴史学)は、英国ロンドンのある社交クラブで朝鮮日報との
年末インタビューに応じ、「北朝鮮は10年以内に崩壊するだろう」との見方を
示した。
ファーガソン教授は最近、英国の帝国主義の功罪を俯瞰(ふかん)した力作
『帝国(Empire)』(2003)と、今日唯一の超大国となった米国の帝国主義的
性格を分析した『コロッサス(Colossus)』(2005)を相次いで発表した。
ファーガソン教授はまだ40代前半の若さにもかかわらず、既に国際歴史学界
の帝国論争を主導し、一躍世界的権威の学者として認められている。

―ファーガソン教授は2003年に出版した『帝国』(韓国語版は昨年11月に出版)
で、英国が17世紀中盤から300年間にわたって帝国建設を進めていく過程を追跡
した。英国を「太陽が沈まぬ国」にした原動力は何だと思うか。
「大英帝国はヨーロッパ内の他の諸国に比べ、世界進出を遅く始めた。そのた
め、より一層徹底して帝国化に拍車を掛けた。特に帝国として成長する上で、最
高のライバルだったスペインとの競争で勝つために奮闘した。個人のレベルであ
れ、国家のレベルであれ、競争は発展の原動力だ」
―帝国になるための英国の努力が奴隷貿易、植民地弾圧、西洋文明の強要といった
傷跡(きずあと)を残した。それにもかかわらず、ファーガソン教授は大英帝国の
歴史的役割を非常に肯定的に評価しているのはなぜか。

908:世界@名無史さん
06/12/29 12:47:59 0
「現在の自由貿易市場の土台は19世紀の大英帝国が築き上げた。わたしはそれを
“アングロバリゼーション(Anglobalization/英国式地球規模化)”と命名した。
アダム・スミスが『国富論』を通じて主唱した経済秩序は、英国の政治的、法的、
制度的システムでなければ伝播(でんぱ)することはなかっただろう。代議制民主
政治も英国が帝国化し、世界に伝播した」
「また、英国がなかったならば、第2次世界大戦の結果も変わっていたはずだ。
ドイツと日本が勝利したとすれば、日帝の植民地だった韓国の苦痛はさらに長く続い
ただろう。ドイツのナチズム、日本の軍国主義と比較してみたとき、英国は自由主義
的帝国(Liberal Empire)だった」
―最近、韓国には米国を「米帝」と呼び、批判する勢力がいる。韓国の反米的雰囲気を
どのように見るか。
「米国を帝国とみなすとき、米国が戦後集中的に管理した国は英国、ドイツ、日本、
韓国だった。特に韓半島はソ連と米国が体制競争を繰り広げる舞台でもあった。米国の
支援と韓国人の努力が合わさり、韓国が驚くべき発展を遂げたことも米帝国体制が生ん
だ一つの結果だ。しかし、その後ドイツと日本が強大になるにつれ、米国との影響力調
整があったように、韓国で米国の影響力は減り、そのすき間を中国が埋めるだろう」

URLリンク(japanese.chosun.com)

909:世界@名無史さん
06/12/29 13:22:13 0
朝鮮チラシはソースじゃない。

910:養殖はまち
06/12/29 15:17:15 0
>908
韓国の苦痛?アホやなこのオッサン。また歴史経済学無視かよ。
タイムマシンで李朝に行って来い!


911:世界@名無史さん
06/12/29 17:34:50 0
どんな内容なのか興味を引く日本学の洋書たち
Tokugawa Village Practice: Class, Status, Power, Law
(Philip E.Lilienthal Books) (Hardcover) by Herman Ooms
URLリンク(www.amazon.com)
Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne
(Hardcover) by Ben Hills
URLリンク(www.amazon.com)
Amakudari: The Hidden Fabric of Japan's Economy
(ILR Press Books) (Hardcover) by Richard A. Colignon, Chikako Usui
URLリンク(www.amazon.com)
Japan's Yasukuni Shrine: Place of Peace or Place of Conflict?
Regional Politics of History and Memory in East Asia (Paperback) by William Daniel Sturgeon
URLリンク(www.amazon.com)
Permitted and Prohibited Desires: Mothers, Comics, and Censorship in Japan
(Paperback) by Anne Allison
URLリンク(www.amazon.com)


912:世界@名無史さん
06/12/30 09:42:55 0
《新刊情報》
「植民地」支配の史的研究
戦間期日本に関する英国外交報告からの検証
梶居 佳広著
税込価格 : \5,250 (本体 : \5,000)
出版 : 法律文化社
サイズ : A5判 / 230p
ISBN : 4-589-02979-0

日本の近代化にとっての「モデル国」のひとつであり、最大の植民地帝国で
あったイギリスの外交官に焦点を当て、彼らが抱いた日本の植民地支配への
イメージ・認識を整理し、日本の植民地支配の持つ特徴を指摘・考察する。

913:世界@名無史さん
06/12/30 11:51:29 0
URLリンク(www.ohtan.net)
(1)明末:ポルトガル人ガスパール・ダ・クルス

「誰しもできる限りの方策によって他人を欺こうと懸命であるので、他人
の秤および分銅を信用する者はいない。・・おしなべて商人は欺瞞が多く嘘
つきである。商品にできる限りいんちきを施すことにこれ努め、そうして買
い手を欺く、このような悪事を習慣としてきたため、彼らにはそうすること
で疼くような良心はない。」(ガスパール・クルス「クルス『中国誌』」講
談社学術文庫2002年。原著は1570年 156~157頁)、「彼らは一般的に非常
に才気に富み手先が器用である。あらゆる分野において大きな独創性を発揮
する。・・彼らは万事において巧妙かつ利発である。なぜなら彼らには一種
の偉大な活発さと、天性の工夫の才があるからだ。・・彼らは・・武力を活
用するというよりは策略と多勢に訴えるところが大きい。・・全土におい
て、いかなる種類の武器を携行することも絶対に許されず、小刀さえも例外
ではない。」(178~179)、「軍人<は>戦陣で功を立てたからとて抜きんで
た存在となることは・・ない。宦官は・・ごっそりと賄賂を受ける。」(198
頁)、「騎士道精神<より>学識によって与えられる名誉の方が大きい。」
(202頁)、「中国にはこの国の法律を学ぶための王立研究機関をわずかな例
外として、総合と専門とを問わずいかなる研究機関も学校も存在しない」
(203頁)、不当な賄賂によって無実の人への冤罪が往々にして生ずる(訳者
による要約。233頁)

914:世界@名無史さん
06/12/30 21:27:48 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『日本/権力構造の謎』(早川書房)

西洋では、現実はそうやすやすと管理されたり、意のままに作り変えられたり、
相談で決められたりするものとは、考えられていない。つまり、こうあるべきだという
任意の考えによって左右されるものとは考えられていない。事実、西洋の哲学または
西洋の常識の基礎は、人間にはつきものの自己欺瞞をおさえるには、妄想や幻想を
入り込ませないようつねづねよく注意することだと教えている。ギリシャ文明以来、
西洋の知の発達の歴史を貫いてつねに強調されてきた戒めが一つあるとすれば、
それは、「矛盾を育むなかれ」ということである。この戒めは、論理、数学、科学の
根本法則である。

915:世界@名無史さん
06/12/30 21:28:14 0
多種多様なアジアの思想の伝統を受け継いできた人々は、多様で
相矛盾する真実があってもそれほど違和感を感じないかもしれない。
だが、はっきりしていることは、他のアジアを詳しく見ても、日本ほど
"リアリティの管理"がおこなわれている国はほかにないということである。
このことは政治的に重要な意味をもつ。支配的な地位にある日本人は、
他の日本人や外国人に"事実"や真意を説明するのに、観点をある
現実から別の現実へと実に機敏に変える。相手が理を尽くして主張
してくると、観点を枠組ごとがらりと変えて論じることで逆襲できるわけ
である。そして、そこで議論は行き詰まって終わりになる。日本では、
こうして巧みに論を操るのが、地位が上の者や強者の特権であり、
意見を通す常套手段になっている。

916:世界@名無史さん
06/12/30 21:42:40 0
超越的な真理を認めない政治的文化の本質を西欧人が理解するには、
なみはずれた知的努力がいる。この努力は、本格的な日本研究においてさえ、
ほとんどなされていないのが実情である。西欧の知的・倫理的な伝統は、
普遍的に通用する何らかの信念があるという前提に深く根ざしているので、
このような前提を欠く文化がありうるとは、とても考えおよばない。

917:世界@名無史さん
06/12/30 22:35:45 0
ウォルフレンはもういいよ。
要するに日本人は僕チンの言う事聞いてくれない!
それどころか論破してきやがる!
でも僕ちん悪くないよ悪いのは常識が通じないお前らだお!
って火病起こしてるだけじゃん。オランダ人って皆こんな馬鹿なの?

918:世界@名無史さん
06/12/30 23:01:38 0
>>917
オランダ人が云々っつーか、
西洋人は大抵こんなモンだと思うが。


919:世界@名無史さん
06/12/30 23:05:40 0
>西欧の知的・倫理的な伝統は、普遍的に通用する何らかの信念が
>あるという前提に深く根ざしているので

欧米の知識人は「モデル」を立てるのが好きだよね。マルクス主義とか
がその典型だけど。
「すべての個を律することのできる普遍性を持った法則があるはずだ!」
と考えている。
で、DQNなヤシは自分が立てたモデルに現実が合わないと、現実のほうが
間違っているとか、現実をモデルに合うように変えてやれとか考える。

920:世界@名無史さん
06/12/30 23:16:48 0
一神教やからね

921:世界@名無史さん
06/12/30 23:24:46 0
左翼の殆どが在日。 ところで在日とは・・・・?
戦前、及び戦後の混乱期、半島に居住していて酷い差別を受けていた白丁という
朝鮮奴隷が日本に(密)入国し混乱期の日本に乗じて駅前や商店街、その他の土地、家屋を占領、占有し、
自分達は敗戦国民ではなく3国人だと屁理屈をコイて、日本国で強盗、強姦など暴虐の限りを尽くした結果、多くの
日本人に3国人は酷い、悪いという印象を与えると 今度は手のひらを返したように
自分達を3国人というのは差別、蔑称であると言い始め、自分達は日本人に酷い差別を
受けたというストーリーを捏造し 無法者の集団の力で在日特権を確保、増大させてきたのが
所謂 在日韓国朝鮮人どもです。
左翼はそういう奴らの代弁者であって まさに日本、日本人の敵であるのが実態です。
即ち、各職場、マスコミ、政治家の一部、公務員、労組、日教組、解放同盟、ヤクザ エセ右翼。。。の中に
彼らが蠢き日本を食いつぶそうとしています。
そういう穢れた生物が左翼です。
日本人のみなさん、奴らに騙されないようにしましょう!


日本は支那・韓国・朝鮮!どもの理不尽な嘘の捏造、恐喝、屁理屈に絶対に
屈してはなりません。

URLリンク(www.geocities.com)



922:世界@名無史さん
06/12/30 23:49:39 0
↑タウン・ミーティングみたいなもんか

923:世界@名無史さん
06/12/30 23:55:39 0
>>920
日本人のイスラーム研究者が、『コーラン』を読むと、自らの側を
絶対として、他者の宗教の誤りを論難していく部分があまりに多いのに
困惑すると書いていた。
一神教徒の考えでは、他者の迷妄を正すのは当然であるどころか義務だからな。

『旧約聖書』やマルクス主義に触れて強く印象づけられるのが、その楽観主義。
歴史というものはある方向に、それもいい方に進んでいて、宗教や
イデオロギーの力を持って社会を管理し、人間も変えることができると。

924:世界@名無史さん
06/12/31 02:18:51 0
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925:世界@名無史さん
06/12/31 06:41:26 0
>>924
システムを理解せずに、覚え立ての新機能にはしゃぐのは土人のカーゴカルトと同じだぞ。

926:世界@名無史さん
06/12/31 08:27:12 0
>>924 これ、邪魔だよね

927:世界@名無史さん
06/12/31 12:27:23 0
>>911
欧米人が書いた日本史の本で翻訳されるのは、ほとんど近現代史だよね。
日本中世史が翻訳されているのは見たことがない。
なんで?

928:世界@名無史さん
06/12/31 12:59:15 0
>>927 見劣りがするからだろ

929:世界@名無史さん
06/12/31 15:23:25 0
これは既出かな?

沖縄問題の起源 戦後日米関係における沖縄 1945-1952
ロバート・D・エルドリッヂ著
≪第25回サントリー学芸賞受賞≫
≪第15回アジア・太平洋賞特別賞受賞≫
URLリンク(www.unp.or.jp)

書評 「潜在主権」の経緯明らかに 早川俊行
URLリンク(www.worldtimes.co.jp)

御厨 貴(東京大学教授)評
URLリンク(www.suntory.co.jp)

930:世界@名無史さん
06/12/31 21:06:52 0
>>916-920
イギリスの、経験論的なものの考え方は西洋世界では特殊?

931:世界@名無史さん
06/12/31 21:09:15 0
>>927
トーマス・コンランの元寇や南北朝の本はけっこう面白かったけど・・・

932:世界@名無史さん
06/12/31 21:11:24 0
Thomas Conlan "In Little Need of Divine Intervention"
URLリンク(www.deremilitari.org)

933:世界@名無史さん
06/12/31 21:24:00 0
URLリンク(blog.kajika.net)
ロンドンでロイター通信社の幹部を招待して会食したことがあったが
「イギリス人の知的エリートは、ボーア戦争と第二次世界大戦で日本に
敗れた二つの教訓を忘れていない」と言われて奇異に思ったことがある。
「第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、イギリスは戦勝国だったでは
ないか?」と疑問をぶつけたのだが、イギリス人の受け止め方は違っていた。
アジアにおいてはイギリスは香港、シンガポールを失い、プリンス・オブ・
ウエールズとレパルスという英太平洋艦隊の主力戦艦を一挙に撃沈された
・・・イギリスはアジアの戦争で日本に敗北したというのである。それは
またアジアにおけるイギリスの権益を失う象徴的な出来事だったという。

934:世界@名無史さん
06/12/31 21:31:55 0
>>930
西欧の中では特殊、というのが社会通念。
人類という母集団で見れば、英国の方がグローバルスタンダードに近くて、
原理主義に傾きがちな独仏の方が特殊だと思うけど。

思いつきだが、英国の場合、英国教会がテキトーな宗教だったことが、
宗教の習俗化・近代への移行を容易にしたんじゃないかな。
カトリックもルター派も、それなりに御大層な教義があり、
原理主義的信仰に行っても不自然じゃない〝真剣な教派〟だ。
ところが英国教会というのは、
[浮気した国王が離婚するため、離婚を認めないカトリックと絶縁した]
というくだらない事情で成立した教派だから、真剣な信仰を持ちにくい。
それで、信仰心がいつのまにか薄れ、宗教は単なる習俗になってしまった。
英国における近代思想は、そんな形式的宗教を相手にするだけで良かった。
イデオロギー戦争で脱宗教化するよりはずっと平和な展開だと思う。

他方で、独仏における近代思想は、
もっと本気で原理主義的な信仰と闘う必要があったから、
近代のイデオロギーも、攻撃的に理論武装する必要があったんだろう。


935:世界@名無史さん
06/12/31 21:46:15 0
>>934
審査法とかも取り方によっては
「真面目な香具師は駄目、テケトーな香具師はおk」
だしなぁw

936:世界@名無史さん
06/12/31 21:49:29 0
>>934
同じアングロサクソンでもアメリカは原理主義に傾きがちのような。
ピューリタニズムの影響なのか、多民族をまとめていくのに何かの
原理を必要としたからか・・・

国際関係論でも、アメリカ人は「システム」や「モデル」という考え方が
好きなのだそうで。
逆に英国学派は社会的な面から考えようとすると。

937:世界@名無史さん
06/12/31 21:57:09 0
古代ギリシャと古代ユダヤ(ヘブライ)って人類学的に見るとすごく
特殊に思える。
一神教とか科学とか哲学とか民主政とか、こんなのはどこの社会でも
生まれるようなものではないだろうね。

あとはイタリア・ルネサンスかな?ピエロ・デラ・フランチェスカの
思想などがその典型。

938:世界@名無史さん
06/12/31 22:56:39 0
<マクファーレン・マルサス・英日(その5)>
URLリンク(www.ohtan.net)
英国の人々は、世界で他に例を見ないことだが、貴族を除いては、子孫を残す
ことに、何の関心も持たなかった。というのは、英国では大昔から市場経済が
発達しており、労働力は市場で調達できたし、病や老いに対する備えは家族外
のメカニズムによって充足されていたので、子供がいなくても精神的にも経済的
にも全く困らなかったからだ。だから、子供の性別による選好も全く見られなかった。
同じ理由で、養子縁組が法的に認められるようになったのは20世紀になってからだ。
この英国と対蹠的な社会がインドだとすれば、日本の人々はこの両極端の社会の
属性をないまぜにした、独特の子孫の残し方をした。
というのは、日本でも少なくとも14世紀までには市場経済が発達し、労働力は
市場で調達できるようになっていた反面、日本は英国よりははるかに家族労働
に依存していたからだ。だから、日本では養子縁組が盛んに行われた。
(以上、PP360~361による。)
しかも、その養子縁組は血縁にとらわれることなく行われた。日本では家族は
法人のようなものだったのだ。養子縁組を通じて階層間移動が行われることも
珍しくなかった。こんな血のつながっていない養子縁組は、支那の儒教の教え
に反することだったというのに・・。(PP363)

939:世界@名無史さん
06/12/31 22:58:18 0
このように家族は法人のようなものだったから、使用人達も家族の一員として
扱われた(PP364)。
日本では、農村で土地が限られていたこともあって、跡継ぎたる男子は一人いれば
十分だった(PP367)。
このような法人たる家族における子孫は少数精鋭でなければならなかった。
だから、農村地帯では足入れ婚が通常であって、子供ができない女性は実家に
戻されたし、奇形児が生まれると嬰児殺しの対象になった。このため、江戸時代
から明治期にかけての日本は、世界で最も奇形の人が少ない社会だった。(PP352~353)
さりとて、日本で男児が選好された、というわけでもない。最初の何名かは
男児が好まれるが、それ以上子供が増えた場合はむしろ女児が好まれた。男児
が多くなりすぎると家族内の不和の原因になるし、女児だって、男児が全員
死んだ場合は家督を継がすことができたし、婿養子を迎えることもできたからだ。
だから、家族が大きくなればなるほど、女児の数が増えたものだ。(PP355~356)
要するに、英国と日本は、そうなった原因こそ異なるけれど、子供は多ければ
多いほどよい、というわけではなく、その効用と費用を慎重に計算してつくる
べきものと考えられていた、という点で、世界の中で極めてめずらしい存在
だったのだ(PP368)。

940:世界@名無史さん
06/12/31 23:03:17 0
水子供養とか恐山の風車とか、マルサスさんどう見たのかな

941:世界@名無史さん
06/12/31 23:50:49 0
URLリンク(www.ohtan.net)
マクファーレンの2冊目の本、The Savage Wars of Peace---England, Japan
and the Malthusian Trap, Palgrave Macmillan, 2003 の内容をご紹介しましょう。
(中略)
イギリスで起こった最後の飢饉は、長雨による1315~16年の飢饉であり、当時
500万人であったイギリスの人口の約10%の50万人の死亡者が出たのではないか
という説もある(PP65~66)。
日本に関しては、江戸時代に至るまで、飢饉に関する記録はほとんど見出す
ことができない。
しかも、江戸時代の累次の飢饉については、それぞれ特定の地方におけるもので
あって、江戸・大阪・京都等の大都会に地方から飢えた庶民が押しかけたことも、
これらの大都会で餓死者が出たこともないし、また、地方における飢饉死亡者
の数字は各藩によって意図的に大幅に誇張されたものだ、ということが最近の
研究によって明らかになりつつある(PP70~73)。
これは、日本が、可耕地当たりの人口において、江戸時代、アジア一であった
ことを考えると驚くべきことだ(PP74)。
イギリスと日本に飢饉による死亡者が少なかった理由としては、どちらも島国
であって海産物を摂れたこと、気候が多様で変わりやすく、日照りや長雨に
よって全国が一律に被害を受けることがなかったこと(PP75)、前述したように
戦争や内乱が少なかったこと、海や河川を利用した水運が発達しており、食糧
の運搬が容易にできたこと(PP76)、農業生産性が高く、大きな都市人口を
養ったり原始蓄積をすることができるような余剰があったこと(PP77~80)、
イギリスでは16世紀末から、日本では江戸時代に入ってから、飢饉の際に政府が
価格統制や食糧の放出等の飢饉対策を講じたこと(PP81)、地主が小作人を
助けたり小作人が低金利でカネを借りられたりする社会制度が確立していたこと
(PP82)、総じて言えば、イギリスも日本も周辺諸国に比べて豊かな国であり、
そのことともあいまって、どちらも少なくとも14世紀以降、高度な市場経済が
成立していたこと(PP82~83)が挙げられる。

942:世界@名無史さん
07/01/01 02:52:08 0
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?

943:世界@名無史さん
07/01/01 02:52:38 0
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?

944:世界@名無史さん
07/01/01 02:53:56 0
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?

945:世界@名無史さん
07/01/01 04:50:15 0
ジャガイモ飢饉ってアイルランドじゃなかったか?

946:世界@名無史さん
07/01/01 10:04:48 0
愛蘭と出ているじゃまいか

947:世界@名無史さん
07/01/01 10:32:09 0
<マクファーレン・マルサス・英日(その3)>
URLリンク(www.ohtan.net)
江戸時代から明治期にかけての日本には、煙突の不在と暖房用の炭の使用に
より、都市の空気はきれいだった。また、農耕や交通手段に馬がほとんど
使われていなかったために、馬の糞もほとんど落ちていなかった。江戸も巨大
な農村といった趣があり、スラムも欧米のそれと比べるとはるかに居心地の
良いところだった。(PP206~207)
都市の街路は、両脇の家によって一日一回、水を打った上で掃き清められ、
それでも残った物はカラスが片付けてくれた。日本人は欧米人のようにカラス
を目の敵にはしない。(PP209)
当時の日本には、そもそもリサイクル文化とでも言うべきものがあり、ゴミを
余り出さなかったことも、公共的環境の清潔さにつながった(PP208)。
だから、当時の日本には家蠅がほとんどいなかった。これは当時の支那等とは
大違いだった。(PP216)

948:福田徳三
07/01/01 11:16:32 0
江戸期の農業生産力が高かった理由の一つに、漁業資源を肥料に用いた事だろう。
いわゆる魚肥だ。魚肥の利用は、歴史的には世界で江戸日本のみである。
九十九里浜沖の鰯地引網業や蝦夷の鰊業などが有名だが、これら魚肥は大坂市場に集められ、
肥料商人が全国に売りさばいた。
注目すべきは、肥料専門の漁師がいて、それら漁師と肥料商人、農民のトライアングルが
出来ていた事だろう。
もちろんそのトライアングルの形成には、高度な流通システムと社会の安定が欠かせないのは
言うまでもない。

949:世界@名無史さん
07/01/01 12:13:16 0
>>948
江戸時代には、農民の中にも“勝ち組”と“負け組”ができていた
というのは本当ですか?

950:福田徳三
07/01/01 12:20:21 0
勝ち組は地主や富農に、負け組は小作人ということなのでしょうか。
農民は先行投資して肥料を買い求め、収穫を売ってそれを返済に充てる。
豊作などで上手くいけばいいんでしょうが、失敗すれば借金を背負い貧農に転落する
恐れがありました。

951:世界@名無史さん
07/01/01 12:36:02 0
>>948
昔からの疑問なんだが、魚を地面に埋めるなんて勿体ないこと、何でしたんだろう?
その魚を人が食べ、糞として出したものでも、肥料としての効能は同じはず。
植物が必要とするのは、タンパク質じゃなく、リンや窒素なわけで。


952:世界@名無史さん
07/01/01 12:39:22 0
>>947
>リサイクル文化

江戸では「使い捨て」も行われていたらしいよ。
東京で考古学者が発掘すると、まだ使える食器やらオモチャやらが
出てきたという話をどこかで読んだ。

953:福田徳三
07/01/01 12:59:33 0
何がきっかけで魚肥など使ったのでしょうね。
ただ従来の肥料と違い、魚肥は買ったその日から手軽に使えるので、利便性の点では
糞尿由来の肥料よりはるかに勝っていたでしょう。

954:福田徳三
07/01/01 13:00:48 0
何がきっかけで魚肥など使ったのでしょうね。
ただ従来の肥料と違い、魚肥は買ったその日から手軽に使えるので、利便性の点では
糞尿由来の肥料よりはるかに勝っていたでしょう。

955:世界@名無史さん
07/01/01 14:12:01 0
<マクファーレン・マルサス・英日(その3)>
URLリンク(www.ohtan.net)
石炭を調理や熱源としてふんだんに使ったことは、英国の家の中には
清潔さをもたらした。冬でも家の中が暖かく、また、換気をせざるを
えないことから、家の中の空気は比較的きれいに保たれたからだ。(PP224)
他方、日本の家は19世紀末に至るまで、きわめて小さく華奢であり、
地震や台風には柔構造で対応した。また、床下にも空間があり、また、
壁はなきに等しく、外のきれいな空気が自由に屋内に入り込んだ。このため
家の中は、冬は非常に寒かったが、それでもおつりがくるほど健康的だった。(PP226~228)
家の中は、一日二回掃除され、年一二回は大掃除が行われた。しかも、
時々大火事が起こって、家は灰燼に帰すものの、ただち立て替えられる
ことで、有毒な黴菌や虫が一掃されて日本の都市は古びて汚くなること
を免れた。(PP233~234)
蚊帳がどの家にも普及していて、蚊が部屋の中から完全に閉め出されて
いたところは、20世紀にに至るまでは、世界中で日本だけだった(PP235)。

956:世界@名無史さん
07/01/01 14:13:04 0
英国とオランダは、何世紀にも渡って、欧州地域において、最も住民が
最上で高価な衣類を纏っている国だった。近代初期の欧州諸国では、
大部分の人は裸足だったが、英国では、貧乏人も靴を履いていた(PP240)。
日本には、英国よりも2世紀も前に木綿の衣類が普及した(PP250)。
ただ、英国の水準に照らせば、江戸時代の日本の衣類は粗末だった。
しかし、衣類は水でよく洗われたし、その際、石鹸はなかったけれど、
灰からつくられたアルカリが用いられたし、衣類はバラされて再生された。
その衣類はゆったりしており、換気が申し分なかった。そもそも、夏期
には人々はほとんど裸だった。(PP246~247)
日本人が粗末で簡単な衣類で十分としていたことが、自動織機(power
loom)を必要としなかった理由の一つであると考えられる(PP250)。
ハンカチ代わりの懐紙がふんだんに用いられたのも日本の特徴だ(PP248)。
しかし、日本の履き物は粗末さは衛生上問題なしとしなかった(PP248)。

957:福田徳三
07/01/01 17:52:15 0
江戸時代は農民が小家族で独立して暮らしていたが、これを支えたのが魚肥だった。
糞尿ベースの肥料は江戸期にも使われたが、これは作るのに時間と労力がかなりいる。
室町時代までは農場主(名主)は従属的労働者(下人や所従)を多分に抱え、多人数で農業を
展開したのでそれでも良かったが、江戸期のような小家族農業だと魚肥の方が遥かに使いやすい。
というか、魚肥や油粕のような肥料があればこそ、独立家族農業が展開できたと言える。


958:世界@名無史さん
07/01/01 17:56:12 0
江戸近辺の農民は、米と交換で屎尿を得てたんだよね。 これも世界的には珍しい?

959:福田徳三
07/01/01 18:26:32 0
糞尿利用は日本以外にもあったと思う。交換は他にあったか知らないが。
ただ、屎尿だけでは江戸の驚異的な生産能力(単位面積当りの)達成は難しいだろう。
江戸期で面白いのは、小家族農業が展開されて農業生産が増えたこと。
普通、農業は大人数で行う方が効率が良い。
だけど、江戸時代は逆の現象が起きた。実にユニークなことだろう。


960:世界@名無史さん
07/01/01 18:46:08 0
屎尿をそのまま肥料として使うのではない。
堆肥の原料の一部なのだ。

新開墾地や長年休耕していた農地に直接屎尿を撒くことがあるが、(下肥という)
それは雑草を枯らし、枯らした草と屎尿とを鋤き込んで地中で堆肥ができるように
するためのあまりやらない方法。

961:世界@名無史さん
07/01/01 19:24:28 0
>>958
南宋の主要な貨物輸送が、都市・農村間の肥料・農産物輸送でした。
これを支えていたのが、当時非常に発達していた運河輸送網のようです。

ですから、人糞尿を肥料として用いていた東アジア型農業においては、
標準的なことだったのではないでしょうか。ただ、この取引にはやはり
非常に高度な輸送力が必要とされたでしょうね。

962:世界@名無史さん
07/01/01 19:43:39 0
<マクファーレン・マルサス・英日(その2)>
URLリンク(www.ohtan.net)
(6)糞尿の処理
16世紀の日本ににやってきた宣教師が、トイレがきれいで小便器と大便器が
分けられ、尻を拭くのに紙が使われており、手水場が設けられていることに
驚いている(PP160)。
江戸時代には、糞尿はすべて肥料として用いられ、大阪では、より価値の高い
糞の処分は大家の権利であり、尿の処分は店子の権利だった(PP158)。
このことも、日本での疾病の発症の少なさに貢献している(PP154)。
他方、中世のイギリスや欧州諸国では、主として動物の糞(manure)を肥料と
して用いていた(PP155)。
中世のイギリスでは、欧州諸国の一部とは違って糞尿を肥料には一切用いなかった
ため、糞尿を処分するにはカネをとられたことから、大部分の糞尿は街路に
垂れ流され、川が糞尿で汚染されていて、状況は日本よりはるかに劣悪だった(PP173)。
しかし、1666年の大火を契機にロンドンで下水道が整備され、状況は徐々に改善に
向かったが、都市の個々の家にまで下水道管がつながれたのは、19世紀半ばに
なってからだった。ちなみに、水でトイレの糞尿を下水道管に流すシステム
(water-closet)は15世紀末にイギリス人が発明したものだ。(PP177~178)。
今では、イギリスで開発されたシステムが日本のそれに代わって世界を席巻
している(PP180)。

963:世界@名無史さん
07/01/01 19:53:04 0
たしか西武鉄道の前身は、屎尿を都心から郊外へ運ぶ糞尿列車だったんだよね

964:世界@名無史さん
07/01/01 20:55:16 0
糞尿のせいで寄生虫の発症率はダントツだったが。

965:世界@名無史さん
07/01/01 23:35:24 0
URLリンク(www.bk1.co.jp)
日本人だけが知らない日本のカラクリ
パトリック・スミス〔著〕

ここに描かれているのは,「途方もなく腐敗しており,市場支配に取り憑かれて
おり,個人を押し殺しており,政治が正常に機能せず,リーダーは不在で,
決断力はまったくない」日本人だ。この本では,それがいったいなぜなのかを,
多岐にわたる取材や法律,文献の再検討などによって浮彫りにする。とりわけ
特徴的なのは,日本の「政治」と「歴史」の側面をとくに掘り下げている点だろう。

966:世界@名無史さん
07/01/01 23:35:29 0
(中略)
日本人は古くから伝統的に「イエ社会」のなかに生きてきた。国家というイエ
のなかで仮面を被り,個性を主張せず,差別を隠蔽して,「みな同じ」という
タテマエのなかに生きてきた。それは現在もたいして変わらない。人々はかつて
のサムライから企業戦士に装いを変えただけで,相も変わらず国家というイエ
を集団でせっせと支え続けている。国際社会のなかでも,教育現場でも,それは
同じだ。日本人はいまも伝統と革新の折り合いをどうつけていいかわからない
分裂状態にある。

967:世界@名無史さん
07/01/02 00:34:04 0
こういう日本人が知らない~~みたいなのって
わざわざおまえらに言われなくてもわかってるよんなこととかおまえらもそうじゃん
とかそういう感じのが多い。自分の見聞が狭いだけだとは考えないのだろうか。
もしくは売るためにセンセーショナルな題をつけてるだけか。

968:世界@名無史さん
07/01/02 03:09:47 0
一つ気付いた。
外人の
「日本には~と言うモノがある」という分析は納得の出来るモノが多い。
「日本人は~と考える」と言う分析は何言ってるのか意味不明なモノが多い。

969:世界@名無史さん
07/01/02 13:58:14 0
このスレで質問させてもらうけどさ、ユダヤ人って日本人に対して偏見や
反感を持ってるの?
最近では中国系アメリカ人の団体と組んで反日活動やってる。

970:世界@名無史さん
07/01/02 22:53:01 0
(自称)日本専門家よりも、日本と全く関係ない分野の研究者が書いたもののほうが
まともであることが多い。

たとえば英国の政治学者のバーナード・クリックなどは、『デモクラシー』
(岩波書店)のなかで、自由主義から忠と孝を除外したことが、日本のデモクラシーと
自由な政治科学にとって致命的なものになったという丸山真男の説を紹介したあとに、

「つい最近になるまで、イングランドでも、君主と王室全体は道徳的価値を体現
するものであり、さらにそれを強固なものにすべきであるという世論があった
くらいである」

と謙虚なことを書いているんだが。

971:世界@名無史さん
07/01/02 22:59:44 0
>>969
支那人から格安で臓器提供受けてるから、その見返りだろ

972:世界@名無史さん
07/01/02 23:14:37 0
>>951
魚肥はその外形に効用があり、いわゆるペレット状の肥料として
価値があった。多くの養分を必要とする作物の根元付近に
埋め込んだりして使う。

973:世界@名無史さん
07/01/02 23:42:09 0
>>948
肥料には油粕も使われていたっけ。干鰯や〆粕とともに上方などに送り出されていった。

>>959
農業生産の増加は、新しい農具の考案(備中鍬・千歯扱・唐箕・千石どおし・
踏車など)にもよるのかな。



974:世界@名無史さん
07/01/03 00:38:56 0
靖国参拝のギャップ 米国人歴史家はこう見る
URLリンク(news.livedoor.com)
「今日の我が国の平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲の上にあり、その気持ちを
表すことは当然であって、二度と戦争を起こしてはならないという気持ちから、
靖国神社に参拝する」という信念を固持する小泉首相。その小泉首相は靖国
参拝を控えることが好ましいという意見を呈するのは、歴史家で作家である
アイヴァン・ホールさん。日中両国の大学で「現代日本史」を教え、著書
「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」(日本語翻訳:
「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 )では、ビジネス
ウィーク誌「97年度ビジネス書ベスト10」に選ばれた。その親日派でもあるホール
さんに、靖国問題について聞いてみた。

975:世界@名無史さん
07/01/03 00:39:52 0
ホールさんはハーバード大学で博士号を取得し、61年に初めて来日する。73年に
米国で「Mori Arinori」を出版、77─84年には米国大使館の文化外交官を務め、
84─93年には「日本現代史」の講義で、慶応、早稲田、筑波大学などで教鞭に立つ。
97年に出版した著書「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」
(日本語翻訳:「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 )
では、日本の弁護士制度の外国人弁護士参入権をめぐる不公正さ、記者クラブや
日本新聞協会にみられる外国人特派員排除や差別問題など、日本社会における
様々な分野の知的障壁を取り上げている。04年には、中国の北京にある人民大学で
「現代日本史」を中国人学生などに講義するほかに、中国本土を旅している。

976:世界@名無史さん
07/01/03 00:41:09 0
「中国人学生らは建国に失敗した母国中国と比べて、明治維新から大正時代
までの日本の独立、民主化、経済の発展をたいへん評価しています」とホール
さんは言う。満州事変のころから日本に対する評価は一変する。数多くの犠牲者
を払った中国・韓国にとっては、ナチスのヒットラーと同様、第二次世界大戦後の
極東国際軍事裁判で処刑されたA級戦犯が合祀される靖国神社に、日本の首相が
公然と参拝することが理解できなし、受け入れられない。

977:世界@名無史さん
07/01/03 04:55:04 0
鰯とかすぐ痛むから肥料に使ってたってのは前から知ってたけど、使ってて塩害とかはなかったのかね

978:世界@名無史さん
07/01/03 07:05:28 0
津波なんかの場合はともかく、水田だと大した問題じゃないでしょ。畑でも一般に、日本は雨が多いし。

979:世界@名無史さん
07/01/04 04:28:14 0
海水魚の体内の塩分濃度は淡水魚とたいして変わらない。

980:世界@名無史さん
07/01/04 10:59:30 0
っていうか。刺身は塩辛くないだろ。
URLリンク(www.suntory.co.jp)

981:福田徳三
07/01/05 17:43:32 0
>973
犂から鍬の変化もあるよね。深耕には向いている。西欧は逆に大型犂で発達。
>966
西欧人は、キリスト教は昔から個を重んじたと言うが、かつてルイス・フロイスは
日本女性を「西欧女性に比べて非常に開放的だ」と述べていたらしい。
与謝野晶子もフランス滞在中、「フランス上流階級の女性教育はあまりに保守的で、
もっと個性を尊重する教育をした方がいい」と言った。
要するに、社会のありようなど時代とともに変化するのであり、西欧人は勝手に優越感に
浸るべきではない。

982:世界@名無史さん
07/01/05 18:44:50 0
まあ中世のヨーロッパは男尊女卑が酷かったっていうからね


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