06/12/12 22:04:57 0
>だから国益を考えれば、危険なタイプをけなし、可愛いタイプを褒めないといけない。
〈ラストサムライ〉で、ハイテク指向の産業家をおとしめ、
ローテク指向の侍を持ち上げたのも、そういう心理があったような気がする。
もちろん、銃砲に刀剣で立ち向かうヒロイズムを格好良いと思うこと自体は、
正直な美意識だったのだろうし、観客として感動もできるから、
「戦略的プロパガンダだった」なんて陰謀論を唱えるつもりは無いけれど。
しかし根本的に、他民族が感傷的な過去の姿を演じることを期待し、
その進歩を嫌がる心理は、常に何かしら胡散臭い。