外国人の見た日本およびアジアの歴史at WHIS
外国人の見た日本およびアジアの歴史 - 暇つぶし2ch131:世界@名無史さん
06/08/23 20:13:24 0
もし「世界知」というものがこの世にあるとすれば、その内容の大部分は大航海時代以降の
西洋人の貪欲な知識欲によるところが大だ。ヘーゲル的に言ってみれば、個々の西洋人は
無意識的な知識欲を満足させようと個別的に努力したのだが、結果的に彼らは「世界知」の
形成と拡充に大いに貢献した。アジアが近世に鎖国せずにヨーロッパほどの全世界に向かう
旺盛な軍事的、宗教的な征服欲を持っていたとしたら「世界知」の内容は全然違ったものに
なったはずだ。日本人を含めてアジアは今ほどの西洋人の助言を必要としなかっただろうね。

132:世界@名無史さん
06/08/23 22:52:25 0
>>131
西洋人が書いたものを読んでいると、なんでヤシらはこんなことまでいちいち
考えて定義しなければ気がすまない人種なんだろう、と思うときがある。

133:世界@名無史さん
06/08/23 22:54:28 0
キリスト教徒が人間の一番上にあると考えるから

そこから下へ向かって等級をつけたいんだよ

134:世界@名無史さん
06/08/23 23:25:41 0
劣等史観乙

135:世界@名無史さん
06/08/23 23:28:11 0
URLリンク(www.sankei.co.jp)
仏メディアが誤った日本報道 大使館が抗議
【パリ=山口昌子】

在仏日本大使館はこのほど、18日放映のフランスの国営教育テレビ・
フランス5のドキュメンタリー番組「過去の影」や16日発行で
「レビジョニスト(歴史見直し論者)による挑発」などと報じた左派系紙
リベラシオンに対し、「事実誤認がある」として抗議していたことが
23日分かった。
フランス5がホームページ上で紹介した同番組の内容によると、番組では
日中間の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題や小泉純一郎首相の
靖国神社参拝問題などを取り上げ、日本で軍国主義が復活しているかの
ような印象を与える構成になっている。

136:世界@名無史さん
06/08/23 23:37:37 0
実際、自由史観化(ウヨ化)していると思うが。

137:世界@名無史さん
06/08/23 23:41:28 0
つうか朝日新聞とか支那共産党の意向に反した意見をすべて「右傾化」って言ってるだけやん。
「支那は差別語」とかさ、あきれてものが言えないよ。

138:世界@名無史さん
06/08/23 23:50:26 0
カレル・ヴァン・ウォルフレンは『日本/権力構造の謎』で、
「思想も、大量に輸入される。英語、ドイツ語、フランス語から訳された
書物が本屋に所狭しと並ぶ。原著の新しい思想は訳本にもいくらか滲み出る
のはまちがいないにしても、原著の精神や目的を伝えそこなう翻訳も
かなり多い」
と書いているんだが、日本語が読めないのにこういうことを書くのは
不誠実といわれてもしかたがないんじゃないのか?
それと彼は日本のことを“イデオロギーのカメレオン”と揶揄しているが、
初期のころは「学問の世界における文化相対主義はひとつの罠だ」と
主張していたにもかかわらず、最新刊の『もう一つの鎖国 日本は世界
で孤立する』では、中国に民主主義を押し付けるべきではないと意見を
変えている。

139:世界@名無史さん
06/08/23 23:53:20 0
日本は天皇が存在しさえすれば、人種が黒になっても白になっても、言語が英語になっても支那語になっても、
どうでもいいんじゃないか?天皇ってカメレオンの本体みたいな存在だよな。

140:世界@名無史さん
06/08/24 01:06:25 0
例のメモの件以来、天皇批判を目にするようになった

141:世界@名無史さん
06/08/24 01:26:43 0
>日本語が読めないのにこういうことを書くのは不誠実
不誠実だが、指摘自体は間違っていない。

142:世界@名無史さん
06/08/24 01:35:27 0
>>139
よく考えれば、いかなる時代でも生き残ってきた。

143:世界@名無史さん
06/08/24 12:49:18 0
>>138
なんかヴァン・ウォルフレンってO前研一みたい
一寸先読んで意見を変える
結果的に大局が見えていない

144:名無し
06/08/24 15:47:34 0
泰緬鉄道事件

URLリンク(www17.ocn.ne.jp)

この事件の反日宣伝には白人の有色人種に対する抜きがたい蔑視がある。
真実を知ろう。
軍事裁判の死刑囚の5日間など。

145:世界@名無史さん
06/08/25 03:04:32 0
時代に応じて、売れる本を書く。これこそが、成功の秘訣。
ということを本や文脈からではなく、彼自身から読み取ること
が一番大切なんだ。

146:世界@名無史さん
06/08/26 11:54:57 0
謙韓流とかまさにそうだったな
俺もやられた。先んじられたと思った人は多いと思う

147:世界@名無史さん
06/08/26 12:17:13 0
じゃあ次の旬は嫌B流w

148:世界@名無史さん
06/08/26 16:35:37 0
>>143
ウォルフレンの本は最近は売れていないんじゃないかと思う。
半年に一冊ぐらいのペースで新刊を出しているし。完全な自転車操業。
出版社も、最初は早川書房などの一流出版社だったのが、このごろでは
PHP研究所や徳間書店や角川書店になっている。

149:世界@名無史さん
06/08/27 13:28:23 0
J・ニーダム『中国科学の流れ』(思索社、1984)

時間と変化の受止めかた ヨーロッパと比較して

中国文化には、終末論的な、ほとんど救世主的なと言ってもいい、ときには
進化論的な、そして(それなりに)進歩主義的で、確かに時間的には直線的な―
こういう要素がいつも存在していて、商の時代以来、それぞれの要素がごく
自然に発展してきた。そして中国人が天体のあるいは地球の、循環ということに
気づいたり、あるいは想像したにもかかわらず、儒学者や道教教徒の農夫たちの
思想を等しく支配していたのは、こういう直線的な概念の要素でした。
≪時間を超越したオリエント≫という見地からまだ物を考えている人たちには、
不思議に思われるかもしれませんが、全体として中国の文化は、インド=ギリシア型
ではなくて、イラン、ユダヤ=キリスト教国型でした。

150:世界@名無史さん
06/08/30 16:28:18 0
欧米で聖典扱いされている日本学の本

ルース・ベネディクト『菊と刀』
デイヴィッド・バーガミーニ『天皇の陰謀』

151:世界@名無史さん
06/08/30 16:52:14 0
『天皇の陰謀』が聖典扱い?  → 大 爆 笑

152:世界@名無史さん
06/08/30 19:05:03 0
>>151
学者ではない一般人の間ではけっこう信じられているよ。

エドワード・ベアの『ラスト・エンペラー』はバーガミーニの本に全面的に
依拠して、“不朽の著作”“不当に忘れ去られている”と評価されている。

アイリス・チャンの『レイプ・オブ・ナンキン』でも参考文献になっているし。

153:日本人の見た西欧の歴史
06/09/06 18:43:11 0
URLリンク(www.nichiei-forum.org:8080)
11月19日付の日経新聞付録紙「Nikkei 1」を読んでいて、「私のビジネステク:
外資で働くということ」という経営コンサルタントの藤原美紀子さんの記事が
目に留まった。
「外資にいると、日本びいきを装いながら、実は日本人嫌いの外国人に出会う。
ロンドンで、そんな上司に仕えたことがある。
日本企業の社長との面会は断らない。だが、時間を三十分に限定したうえ、
他に用事もないのに遅刻して、面会のさなかに『ニューヨークから電話です』
というニセのメモを秘書にいれさせて席を立つのだ。
その上司はこんな行動パターンが常だった。結局面談時間は十分ほど。でも
日本の社長さんたちは『会えただけでもうれしい』と感謝する。別の上司は
日本の顧客とランチをするとき、ウェーターに『コーヒーのお代わりは不要』
と指示しておく。『日本人は話題が乏しいからね。長引くのはいやなんだ』
外資で働く日本人には彼らと一緒に日本人の悪口を言い、『日本人であること
をやめて出世しようとする』人達もいる。私は断じてそんなことをしなかった。
『日本人の誇り』を強く胸に抱いていたからだ。……」

154:世界@名無史さん
06/09/06 18:56:11 0
>>152
『レイプ・オブ・ナンキン』が瞬間『レイプ・オブ・ナプキン』に見えた。

155:世界@名無史さん
06/09/06 19:15:32 0
来月オーストラリア・ランダムハウスから出版される
ベン・ヒルズの『プリンセス・マサコ』が英語圏で
どういう反響を呼ぶか、非常に気になる・・・。
今日の慶事に絡んで、テーマがタイムリーすぎる。

URLリンク(www.benhills.com)

どうもアンドリュー・モートンの『ダイアナ妃の真実』と
類似した暴露本のようで“Oriental Charles and Diana story”
という解説からして、必ず日本メディアが食いつく。
英語文献は暴露本といえども決して馬鹿に出来ない影響力を
持つから、その影響の波が日本社会にもやってくるだろう。


156:名無し
06/09/06 20:00:49 0
日本人を憎むのはねたんでいるからだ。長い伝統と貴族的な民族性
に負けるのである。
彼らは自分たちが民族の伝統を失ってしまったことを知っている。
ということで日本人は彼らを哀れんでやろう。

157:世界@名無史さん
06/09/06 22:19:41 0

URLリンク(blog.goo.ne.jp)
三十歳前後の頃、アメリカの大学で三年間ほど教えていました。以心伝心、
あうんの呼吸、腹芸、長幼、義理、貸し借り、などがものを言う日本に比べ、
論理の応酬だけで物事が決まっていくアメリカ杜会が、とても爽快に思えました。
向こうでは誰もが、物事の決め方はそれ以外にないと信じているので、議論に
負けても勝っても、根に持つようなことはありません。人種のるつぼと言われる
アメリカでは、国家を統一するには、すべての人種に共通のもの、論理に従う
しかないのです。

158:世界@名無史さん
06/09/06 22:20:28 0
そんな頃、四十代前半でしたが、イギリスのケンブリッジ大学で一年ほど
暮らすことになりました。そこの人々は、ディナーをニュートンの頃と
同じ部屋で、同じように黒いマントをまとって薄暗いロウソクのもとで
食べることに喜びを見出すほど伝統を重んじていました。論理を強く主張
する人は煙たがられていました。以心伝心や腹芸さえありました。
同じアングロサクソンとは言っても、アメリカとはまったく違う国柄だった
のです。そこでは論理などより、慣習や伝統、個人的には誠実さやユーモア
の方が重んうさんじられていました。改革に情熱を燃やす人も少しは
いましたが、「胡散臭い人」と見られているように感じました。紳士たちは
そのような人を「ユーモアに欠けた人」などと遠回しに評したりします。

159:\(^■^ ラ 【卍】
06/09/06 22:29:08 O
【卍】 ≦予 ̄>
  G\(^■^ ラ 《我が闘争》より
   \ <!>+\
今日以後、かりにヨーロッパとアメリカが滅亡したとして、
すべてアーリア人の影響がそれ以上日本に及ぼされなくなったとしよう。
その場合、短期間はなお今日の日本の科学と技術の
上昇は続くことができるに違いない。
しかしわずかな年月で、はやくも泉は水がかれてしまい、
日本的特性は強まってゆくだろうが、
現在の文化は硬直化し、七十年前にアーリア文化の大波によって
破られた眠りに再びおちてゆくだろう。

∀ <_☆_>
G\(〇m〇)
 \ ※:@*\
♪別に構わんではないか、欧米が滅亡していればな…。


160:世界@名無史さん
06/09/06 22:39:36 0
欧米人=率直にはっきりとものを言う、合理的
日本人=本音と建前を使いわける、非合理的

というステレオタイプは誰が言い出したのかね~
欧米人も本音と建前を使いわけることはあるし、非合理的な面だって
あるのにさ~

161:世界@名無史さん
06/09/06 23:41:15 0
量産型思想
日本は、島国だから仲良くやっていかないといけないから、
本音と建て前を使い分け、自分の意見よりもみんなと同調を
望む。


162:世界@名無史さん
06/09/07 00:08:38 0
イギリスの金融界で働いたことのある日本人が、シティでは、
側にいる同僚以外はわざわざ挨拶しない、服の色は紺・グレー・黒で
茶色はダメ、女性の管理職はズボンをはいてはいけない、ランチミーティング
では紅茶を選んではいけない、などのイギリス人以外にはわかりにくい
習慣やルールがある、それを守らないと浮いてしまう、
と体験談を書いていた。

163:世界@名無史さん
06/09/28 19:41:06 0
■戦争中の子供たちはこう言われて育てられた。 ■

「国民は天皇陛下の赤子で、天皇陛下からもらった命は天皇にお返しすべきである」
「神州不滅だから日本は必ず戦争に勝ち、国難には神風が吹く」
「支那事変は正義の戦いで、邪魔をする鬼畜米英は断固撃滅する」
「日本兵は死を恐れないが支那兵は日本軍が突撃すると泣いて逃げる弱虫だ」
「天皇のために手柄を立てて名誉の戦死をせよ」

「沖縄戦 米兵は何を見たか 50年後の証言」吉田健正 彩流社 P164

「洞窟の外で泣いている女の子を見たことがある。背中に爆薬が仕掛けてあった。
数十メートルほど後方に、日本兵の姿が見えた。日本軍は、このように子供を
ブービートラップ(仕掛け爆弾)として使うことが多かったという。
米兵は子供を見ると、必ず駆けていって助ける。日本軍はそれを知っていて、
敵をおびき寄せる手段として子供を利用したのだという。マックの記憶では、
その子供は無事救出された」

フランク・マック(イリノイ州シートン在住)
第六海兵師団第二二連隊衛生兵



164:世界@名無史さん
06/09/29 03:27:39 0
◆併合時の日本政府から朝鮮総督府への通達

一、朝鮮人は対等の関係を結ぶという概念がないので、常に我々が優越する立場であることを認識させるよう心がけること。
一、朝鮮人には絶対に謝罪してはいけない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。
一、朝鮮人は恩義に感じるということがないため、恩は掛け捨てと思い情を移さぬこと。
一、朝鮮人は裕福温厚なる態度を示してはならない。与し易しと思い強盗詐欺を企てる習癖がある。
一、朝鮮人は所有の概念について著しく無知であり理解せず、金品等他者の私物を無断借用し返却せざること多し。殊に日本人を相手とせる窃盗を英雄的行為と考える向きあり、重々注意せよ。
一、朝鮮人は虚言を弄する習癖があるので絶対に信用せぬこと。公に証言させる場合は必ず証拠を提示させること。
一、朝鮮人と商取引を行う際には正当なる取引はまず成立せぬことを覚悟すべし。
一、朝鮮人は盗癖があるので金品貴重品は決して管理させてはいけない。
一、朝鮮人には日常的に叱責し決して賞賛せぬこと。
一、朝鮮人を叱責する際は証拠を提示し、怒声大音声をもって喝破せよ。
一、朝鮮人は正当なる措置であっても利害を損ねた場合、恨みに思い後日徒党を組み復讐争議する習癖があるので、最寄の官公署特に警察司法との密接なる関係を示し威嚇すること。
一、朝鮮人とは会見する場合相手方より大人数で臨む事。
一、朝鮮人との争議に際しては弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。権威称号を称する同道者については関係各所への身元照会を徹底すべし。
一、朝鮮人は不当争議に屈せぬ場合、しばしば類縁にまで暴行を働くので関係する折には親類知人に至るまで注意を徹底させること。特に婦女子の身辺貞操には注意せよ。
一、朝鮮人の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと。証拠を挙げ大音声で論破し、沈黙せしめよ。
一、朝鮮人との係争中は戸締りを厳重にすべし。仲間を語らい暴行殺害を企てている場合が大半であるので、呼出には決して応じてはならない。

URLリンク(ameblo.jp)

165:世界@名無史さん
06/09/30 19:23:40 0
>>163
義和団事件では紫禁城で略奪と陵辱の限りを尽くし、
朝鮮戦争では北からの避難民をスパイと区別がつかないからという理由で虐殺し、
ヴェトナム戦争では村々を焼き払い民間人を虐殺し、
先のイラク侵攻では捕虜の虐待やここでも民間人を殺しまくっているアメリカ軍ですが、

ナチス・ドイツとの戦いや沖縄戦でだけは、やたらとヒューマニズム溢れる軍隊になっているのは何故だろうw

166:世界@名無史さん
06/09/30 19:37:37 0
アメリカ軍の虐殺ったってソースが有る訳でもなし

167:世界@名無史さん
06/10/01 02:26:45 0
>>166
はぁ??釣ですか?

168:世界@名無史さん
06/10/01 22:43:25 0
子供に爆弾仕掛ける卑劣な軍隊それは日本軍とまでは読んだ。

169:世界@名無史さん
06/10/01 22:48:22 0
>>165
勝ち戦だったからに決まっている。

170:世界@名無史さん
06/10/01 22:48:22 0
URLリンク(ja.wikipedia.org)

沖縄戦末期の状況
沖縄戦末期になると、現場の日本兵は沖縄住民を戦闘の邪魔になると見なすようになっており、
民間人の保護は現実的に受け入れられない状況であった。逆に、日本兵自身が安全な壕内に
避難するために、「我々はお国のために闘っているのだ」という口実によって、先に避難していた
住民を追い出すこともあった(ひめゆりの塔で知られる陸軍病院伊原第三外科壕や他の第一・
第二外科壕、本部壕なども「追い出し壕」とされている)。ガマの中で泣き止まない赤ん坊を
黙らせるために殺害した事例も報告されている。また、民間人に対する米軍の人道的扱いを
期待した日本兵が意図的に民間人の避難先に潜り込んでゲリラ活動を展開したという話も
残っており、それが米軍を「馬乗り攻撃」に踏みきらせたとも言われている。
その一方で日本軍は、沖縄住民のスパイ活動を警戒して方言の使用禁止を命じ、
方言を使った住民をスパイ容疑で処刑したこともあったという(実際にアメリカ軍は沖縄2世
日系人を使って住民撹乱工作を実施しており、日本軍はその対処に苦慮していた)。
また米軍から住民に配給された食糧を狙って飢えた敗残兵が襲撃を行うなど、
軍民の信頼関係は著しく損なわれた。



171:世界@名無史さん
06/10/01 22:52:04 0
集団自決の悲劇
久米島では、米軍の上陸はなかったが、日本軍軍属の鹿山正部隊長(兵曹長)の疑心暗鬼に
よって沖縄の住民がスパイ容疑その他で虐殺される事件(鹿山事件)がおこっている。
苦戦を強いられた日本軍が住民らに自決することを勧め、実際に手榴弾により集団で自殺したり、
家族同士がカマなどで殺しあったりする悲劇も生じた(チビチリガマでの惨劇がよく知られている)。

ひめゆり学徒の証言の中には「兵士に手榴弾を渡されたが死にきれなかった」
「青酸カリを飲むよう言われたが量が足りなかったため飲まずにすんだ」
「攻撃に行って反撃を受けた兵士が民間人の避難していた場所に逃げ込んできたため猛攻を受けて
ほぼ全滅した」「『おまえたちが沖縄を守るのだ』と初年兵らを集めて囮に使い、
兵隊たちはその隙に逃げた」というものもある。

「友軍」による住民虐殺
生存者の中には「日本兵のほうがアメリカ兵より怖かった」「『捕まったら強姦されるか殺される』と
聞いていたのに優しくしてもらえて驚いた」などと証言する者が多くいる。南部に現存する「轟の壕」では、
壕内で幼児を虐殺するなどしたうえ、投降を警戒した兵士が住民を奥に追いやって監視をしたため
大量の餓死者が発生し、また危険が迫ると逆に住民を入口附近において盾にした挙げ句馬乗り攻撃で
多数の犠牲が出た。そのため、投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と
答えたという。読谷村では、山中に潜んでいた日本軍が米軍保護下の住民を連れ出して虐殺するという事件が
あったという。






172:世界@名無史さん
06/10/02 00:33:24 0
以上がアメリカの占領政策・プロパガンダの成功例でした。

173:世界@名無史さん
06/10/02 00:44:25 0
そうなん?

174:世界@名無史さん
06/10/02 06:37:18 0
>投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と答えたという。

わはは、住民に聞くわけねえだろ!

175:世界@名無史さん
06/10/02 07:55:19 0
沖縄には日本軍の虐殺をこの目でみた証言者が多いよ。
日本軍は子供を囮に爆弾つかい、赤ん坊がいれば殺し、
スパイ容疑で住民虐殺するなど悪行の数々が報告されている。
沖縄の人々は天皇の名の下で行われた悪行を絶対に
忘れないよ。

176:世界@名無史さん
06/10/02 08:13:46 0
>赤ん坊がいれば殺し、

泣き声が煩いっていう事かな?
殺す目的で殺したとは思えないけど。

177:世界@名無史さん
06/10/02 08:18:38 0
注射器で赤ちゃんの血管に空気を注射して殺したんだよ。
もちろん泣かれて米兵に見つかるのを怖れて。 有名な話だ。

178:世界@名無史さん
06/10/02 08:26:53 0
沖縄の人ってなんでそんなにうんこなのか
沖縄はサヨが多いから日本軍が果敢全滅したのをいいことに嘘いいまくっているだけかと
死人にくちなしだな

179:世界@名無史さん
06/10/02 08:50:13 0
果敢全滅ワロタw

180:世界@名無史さん
06/10/02 08:54:40 0
>>178さんは、実際に米兵を前にしたら、腰抜かして失禁脱糞するんだろうねw

181:世界@名無史さん
06/10/02 11:09:44 0
ガマで泣き叫ぶ赤ん坊を青酸カリでころしたのは有名な話だよ。
なんでひどいことをするんだろう。
天皇の名の下に赤ん坊を殺す軍隊など何の価値もない。

182:世界@名無史さん
06/10/02 11:13:29 0
その防空壕を見つけたアメリカ兵は、入り口から火炎放射器で・・・

183:世界@名無史さん
06/10/02 11:21:24 0
>>182
大量の海水を流し込んで・・・何て言うのも。

184:世界@名無史さん
06/10/02 11:42:12 0
キムチ臭え連中ばっかだな

185:世界@名無史さん
06/10/02 11:44:47 0
>>184 ベトナム戦争の話はしていないよ?

186:世界@名無史さん
06/10/02 11:47:25 0
もちろん朝鮮戦争の話もしていない

187:世界@名無史さん
06/10/02 12:16:21 0
このスレは外国人のみた日本及びアジアの歴史スレです。
外国人にとっては日本は子供に爆弾つける国、
青酸カリで赤ちゃんを殺害する国、スパイ容疑で住民虐殺する国
という話をしているわけです。
アメリカや朝鮮の話は別スレでどうぞ。

188:世界@名無史さん
06/10/02 12:22:49 0
>>187
そういう極一部の想像を全体の考えのように言うのはどうかと思うね。

・・・あれ? もしかして俺、釣られてる?

189:世界@名無史さん
06/10/02 12:41:55 0
>>177
人間は血管に空気を注入しても死にません。
よくあるガゼネタだよ。

190:世界@名無史さん
06/10/02 13:02:13 0
少量だと別に問題ないみたいだが、ぶっとい注射一本とかだとさすがに死ぬとかw

191:世界@名無史さん
06/10/02 13:06:03 0
そういうのをやったら出血多量で死ぬ

192:世界@名無史さん
06/10/02 13:32:32 0
>>188
天皇の軍隊がやった所業として後世にのこすべきです。
事実を事実と認め謝罪する勇気をもちましょう。

193:世界@名無史さん
06/10/02 14:18:25 0
>>192
では、同時に日本軍が行った功績についても残すべきですよね。
光と影、どちらに偏ってもいけませんよ。

・・・君には難しすぎる話だと思うが。

194:世界@名無史さん
06/10/02 14:22:17 0
集団自決を軍に強要されたのはウソでした
っていうニュースが最近あったような

195:世界@名無史さん
06/10/02 14:38:18 0
>>193
功績ないでしょ。

196:世界@名無史さん
06/10/02 19:52:24 0
「赤ん坊への空気注射」の話は、実際にガマから生き延びた人の体験談なんだけどね。

197:世界@名無史さん
06/10/02 22:56:01 0
本土の人はうそつきが多いからねえ

198:世界@名無史さん
06/10/03 00:51:46 0
中国って古代は進んでたのになんで遅れたの?


199:世界@名無史さん
06/10/03 02:36:42 0
文化は循環してないと衰退する。
ってのが定説なのに、日本ヘンすぎ。

200:世界@名無史さん
06/10/03 03:10:30 0
日本の繁栄=高度経済成長期からバブル期で実質20-30年程度
それが外国から見た日本像。

201:世界@名無史さん
06/10/03 04:06:14 0
【政治】安倍首相「村山談話」継承 日中首脳会談で表明へ[10/03]

URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

アジア側から見て侵略戦争だとする認識を小泉とはうってかわって
安倍首相は認めたようですね。
両国の発展に歴史認識は欠かせない。
安倍氏には憲法改正による右翼化はしないように注文したいね。


202:世界@名無史さん
06/10/03 04:35:09 0
小泉は侵略戦争って認めてたろ
憲法改正と右翼はまったく別物だし
これだから左翼はキモイ

203:世界@名無史さん
06/10/03 07:09:46 0
>>200
景気は循環するもの。後20年は停滞してそこから立ち直るかさらに没落するか。

204:世界@名無史さん
06/10/03 20:30:35 0
>>203
ヘーエジプトやオランダが没落してもりかえしたんだ(棒読み

205:世界@名無史さん
06/10/04 01:22:15 0
>>204
エジプトはともかく、今以上、オランダにどうしろと?

オランダの相対国力は、16世紀より21世紀の方が小さいだろう。
しかし、21世紀のオランダは、16世紀と同じく、いやそれ以上に繁栄している。
オランダの現状に、なんの不満があろうか?


206:世界@名無史さん
06/10/04 08:11:06 0
ネット右翼は屁理屈ばかりこねるね。
覇権国家っていってもわからんだろうな
英国に国王出すぐらいスゲー国だったんだがな

ま話題そらししても没落した日本は回復なんかしないよ

207:世界@名無史さん
06/10/04 08:31:00 0
33 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/03(火) 20:27:18 ID:NYQV97d60
≪元琉球政府の照屋昇雄さん≫
第二次大戦末期(昭和20年)の沖縄戦の際、渡嘉敷島で起きた
住民の集団自決について、戦後の琉球政府で軍人・軍属や遺族の援護業務に
携わった照屋昇雄さん(82)=那覇市=が、産経新聞の取材に応じ
「遺族たちに戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、
軍による命令ということにし、自分たちで書類を作った。
当時、軍命令とする住民は1人もいなかった」と証言した。
渡嘉敷島の集団自決は、現在も多くの歴史教科書で「強制」とされているが、
信憑(しんぴょう)性が薄いとする説が有力。
琉球政府の当局者が実名で証言するのは初めてで、
軍命令説が覆る決定的な材料になりそうだ。
(中略)
 照屋さんは「うそをつき通してきたが、もう真実を話さなければならないと思った。
赤松隊長の悪口を書かれるたびに、心が張り裂かれる思いだった」と話している。

(産経新聞 2006年8月27日)


208:世界@名無史さん
06/10/04 09:15:18 0
★李氏朝鮮の奴隷を解放したのは日本だった!
(正確に言うと日本派の朴泳孝が身分制度を廃止した。)
URLリンク(nihonjustice.hp.infoseek.co.jp)

209:世界@名無史さん
06/10/04 16:30:19 0
URLリンク(www.chunichi.co.jp)

兵庫県で塾帰りの女の子(9つ)が胸を刺された。愛知県春日井市で女子中学生
(12)が登校中に髪を切られた。岐阜県関市では女子大生(21)が電柱の陰に
いた男に傷つけられた。先月末、続けて起きた事件である。

 いずれも、ひとつ間違えると大事にいたったケースだろう。それが日常茶飯事になった。
普通、動物は肉食獣でも無意味で無駄な攻撃はしないという。情けないかな-
人間だけがこうした異常な行為におよぶ。

 安倍晋三首相が所信表明演説をしたのも先月末だった。初の戦後生まれの首相は
戦後六十年余りで日本がこんな国と化しているのにお気づきか。美しい国も結構。だ
が私たちは弱者が一人歩きのできる国を望む。


        














210:世界@名無史さん
06/10/05 11:57:01 0
>>165
戦争に民間の従軍記者が同行するようになったから、宣伝効果を上げる行動をとって
利用した。

211:世界@名無史さん
06/10/05 18:29:55 0
>>195
おい…殺すぞ

212:世界@名無史さん
06/10/05 21:15:29 0
殺すんか

213:世界@名無史さん
06/10/06 03:44:25 0
>>210
日本にも従軍記者が同行しましたが南京の百人切りですかw

214:世界@名無史さん
06/10/09 07:22:51 0
>>211
自分自身と意見が違うとか考えが違うと言うただそれだけの理由で人を殺すのは、マルクス主義者だけ、・・・にしておけ。

215:世界@名無史さん
06/10/12 23:53:57 0
《新刊情報》
URLリンク(www.amazon.co.jp)
近代日本の誕生 (単行本)
イアン・ブルマ (著), 小林 朋則 (翻訳)
出版社: ランダムハウス講談社 (2006/10/12)

内容(「MARC」データベースより)
日本は急速な近代化を果たし、軍国主義へと突き進み、敗戦の痛手を味わい、
経済大国へと姿を変えた。この劇的な変貌を推し進めた力は一体なんだったのか?
近代日本を生み出した激動の100年間を振り返る。

216:世界@名無史さん
06/10/13 00:09:57 0
■「でたらめトップ」(=団塊の世代)に精神を破壊されるサラリーマン■

精神を病むサラリーマンが増えている。
その理由として、社会経済生産性本部は、仕事がハードになったとか、責任
が重くなったのに権限が小さい…など、いろんな理由をつけている。しかし、
最大の理由は、弱い立場の部下に、無茶な目標や仕事を与えたり、自分のミス
の責任を押しつける「でたらめ上司」が増えたからだと思う。

なぜ増えたかというと、同様の「でたらめトップ」が増えたからである。そ
の証拠に、会社の80%以上、すなわちトップのほとんどが、「会社の業績が
悪いのは、社員が怠けているからだ」と決めつける成果主義や、「能力開発は
社員がやれ」と説くコンピテンシー論に飛びついた。
 
そして、「限界を超す高い目標にチャレンジすることで、能力が飛躍的に高
まり、現状をブレークスルーする革新的な成果をあげることができる」といっ
た精神論を楯に、高い目標設定を強制し、追い立てる。あげくは、大きな成果
をあげるか、そうみせかけるのが上手な社員以外は、怠慢かつ無能な人間だと
決めつける。

これでは、誠実な社員の意欲と誇りが踏みにじられ、精神がゆが
められ、破壊されていって当然である。しかも、トップは、「他社もやるから
うちもやる」と思うだけで、自分がいかにひどいことをやっているかに思い至
らない。

URLリンク(www.yukan-fuji.com)



217:世界@名無史さん
06/10/17 20:53:13 0
日本は人の住むさいはての国である。
蝦夷島とともに、日本は北の冷たい孤独のうちに入りこむ。
良港がいくつもある東では、空漠と広がる夢幻的な太平洋にいたる。
西と南では、ほとんどいつも穏やかでよく霧に包まれる海が、
朝鮮と南の島九州のあたりで一時的に狭くなる。
列島である日本は、しばしばイギリス諸島と比較されてきたが、
しかしイギリス諸島が近接するヨーロッパ大陸に文字どおり接合されているのにたいして、
日本はそれよりも孤立し、閉鎖的でよるべない状態にある。
この孤立を打ち破るには、日本はしばしば意識してそうしなければならなかった。
そうでなければ、日本では当然、外に向かって開いていくよりも
内向きの力の方が強くはたらくことになるからだ。
しかしながら、ある日本人歴史家は次のように言明している。
「我が国の文明において、本質的に日本的だと見えるものであっても、
外国から到来しなかったようなものは皆無なのだ」と。
(中略)
見るからにとても影響されやすい日本は、多種多様な借用によって
きわめて独特な文明を築いてきた。日本はいまでもなお
みずからのあらゆる伝統に忠実であり、しかもそうしてさまざまな伝統は、
すでにほぼ一世紀も前に強国化の決め手として無条件に急いで受け入れられ
おしすすめられた西洋化と共存しているものなのである。
この不思議な二元性は、あるジャーナリストの次のような言葉を説明する。
「日本で最も奇妙なものは何か? それは日本人だ。」

(フェルナン・ブローデル『文明の文法』より)

218:世界@名無史さん
06/10/17 22:34:47 0
「自信過剰、狂信、強烈な劣等感、ときに病的なほど強くなる一等国へのこだわり。
こうした態度は、これから見ていくように、どれも日本近代史で重要な役割を
果たしてきた」
「現在でも日本の国粋主義者には、日本が他国と違って優れていることを
裏付けるために海外の学問研究を利用するという不愉快な傾向がある」
(明治憲法発布の様子を描いた絵画について)「どの人も身長が不自然に高い。
どうやら木版画家が全員の脚を実際よりも少しばかり長く描いたようだ。
天皇の横には各国の外交団が陣取り、『よし、よし』という表情で式典を
見守っている。まるで学校の演劇発表会に来た親のようだ」
森有礼は西洋文明の優位を疑わず、日本が追いつくためには西洋人との国際結婚を
推進するのが一番よいと主張したほどの人物だ」
(鹿鳴館で開かれたダンス・パーティについで、ピエール・ロティは)「日本人
男性は燕尾服を着ているが、まるでサーカスの猿のようだ」
(日露戦争を描いた絵について)「そうした絵は、どれも決まって日本人を長身で
色白の勇敢な人物に描き、敵である中国人を弁髪姿の醜くて臆病な野蛮人に
仕立てている。まるで日本人がヨーロッパ人に近い違う人種に変わったような
描き様だ」
(高村光太郎にとって)1920年代になると…ヨーロッパでの年月は周囲から拒絶
されて孤独を味わった日々として意識されるようになる。フランス人女性との
恋愛も、苦い思い出に変わった。彼女と一夜をともにしても、翌朝に鏡を見て
みれば、そこにはモンゴロイドである黄色い日本人がいるばかりなのだ。
こうした自己嫌悪は、徐々に外国嫌いと日本民族優越意識へと変わっていった」

『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)

219:世界@名無史さん
06/10/17 22:49:36 0
《日本語版への序文》

この国は確かに道を何度も誤って、最後には第二次世界大戦という破滅を
迎えた。だが日本近代史は、一種のサクセスストーリーでもある。日本は、
他の国と同じで完全無欠ではない。一時は軍国主義的な権威主義に陥り、
多大な命を犠牲にして、国中が焼け野原になってしまった。しかし、そんな
惨状を乗り越えて、今では比較的自由な経済大国となり、豊かな文化や
活発な知的活動を楽しめる国になった。だから本書を、日本人の犯した
過ちを一つ残らず列挙した告発状と思って読むと、違和感を覚えると思う。
私としては、少なくとも半分以上は、日本人が成し遂げた業績を称える
つもりで本書を書いた次第である。

『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)

220:世界@名無史さん
06/10/18 00:20:37 0
まあ東洋の山猿が出自の割りにはよくやった、とw

221:世界@名無史さん
06/10/18 00:34:25 0
URLリンク(www.ywad.com)
日本人が書かなかった日本
誤解と礼賛の450年
The Idea of Japan
イアン・リトルウッド / イースト・プレス / 98/03/21

基本的に、この著者がこれらの豊富なエピソードを通して言いたいことは、
偏見は相手をよく知らないことから生じる(日本人も普通の人間である)、
日本がどのように見られるかは時代によって大きく変わる(それはつまり、
西洋人の側の事情によるところが大きい)、といったことなのだが、取り上げる
エピソードがきわめて奇怪なものばかりなので、全体を読み終えると日本異質論を
宣伝しているようにしか見えない。また、「西洋人が日本人をこう見ていた」
とは言うが、「しかし実際の日本人はこうだった」という方面の記述は意図的に
省いているようだ。これは潔い立場ではあるかもしれない。

222:世界@名無史さん
06/10/18 15:30:04 0
「日本異質論」はどうしてこうもネガティブに捉えられるんだろう?
うわべのレッテルや宣伝に惑わされるから表層的に誤解されるのだ。
いわゆる四人組の議論のスタンスは日本研究と日米研究の二通りある。
このうち、日本研究の方はいまでも高い評価に値すると俺は考える。

つまりチャーマーズ・ジョンソン=ウォルフレン ラインの日本研究だ。

ジョンソンの『通産省と日本の奇跡』は日本語版を元通産次官が翻訳した
著作で元次官もこれを優れた政治学書だと認めていた。それがウォルフレン
の論文「ジャパン・プロブレム」と『日本権力構造のなぞ』で一気に悪評に
転じてしまった。それは彼の研究がジョンソンを土台にしていたからである。

また言うまでもないが、ウォルフレンの著作を評価するのは容易ではない。
彼自身があまりに毀誉褒貶の激しい大論争に巻き込まれてしまったからだ。

ジョンソンは通産省という権力集団に焦点を合わせて戦後日本の「水先案内人」
的機関だと結論した。権力の継続性というアイデアを体系的にまとめた点は
ウォルフレンがその「先駆的著作」と評した通りだ。またウォルフレンは
丸山真男の「無責任体系」を模倣しただけだとよく言われるが、とても正当な
評価とは思われない。彼の著作は非常に膨大なアイデアを合流させており、
ジョンソンはその一人にすぎない。ただジョンソン自体の思想系の位置づけは
ウォルフレンの規定が将来も変更されることなく最終的なものになりそうだ。

この二人が日本に異質性を見出したという風説は著書をきちんと読んでいない
一部の政治勢力が流したデマである。このため二人とも弁明を余儀なくされた。
学術的にまじめな研究が見過ごされて、不当な政治宣伝の犠牲にされたのだ。


223:世界@名無史さん
06/10/18 16:58:02 0
URLリンク(www.ywad.com)
ウォルフレンの本を初めて読んだとき、あまりに当たり前のことばかり
書いてあるので驚いた。こんなことは、日本人なら誰でも知っている
ことではないのかと思った。ウォルフレンの主張に反論する人もいる
けれども、そういう人たちはたぶん心の底で、「それは正しいけど、
外国人に指摘されるのは腹立たしい」と思っているに違いない。
この本も、細かいところで同意できない部分はあるけれども、大筋では
当たり前のことを書いている。ひとつ疑問が生じた。ウォルフレンは、
日本の官僚とかジャーナリストばかりと、つまり日本人の中でも知性が
劣っている部類の人たちと接触しているので、自分の言っていることが
珍しい、新しい主張だと思い込んでいるのではないか? というのはまあ
ひねくれすぎた言い方か。

224:世界@名無史さん
06/10/18 16:58:29 0
彼の言う、日本の「システム」と大衆の図式なのだけれども、私が違和感
を感じるのは、システムが大衆を一方的に踏みにじっているという捉え方
である。もちろんウォルフレンの本は政治的主張の本なので、そういう
風に描写することでモティベーションを高めるという意図は十分に理解
できるのだけれども、実のところこの「システム」は、当然のことながら、
大衆がある程度同意して存在させ、作り出してきたものなわけだ。というか、
そういう風に理解しないと、問題を間違って把握してしまうというような
局面がいくつか存在する、という言い方にとどめておこうか。

225:世界@名無史さん
06/10/18 17:08:20 0
URLリンク(www.mof.go.jp)
国際関係における異質論について

226:世界@名無史さん
06/10/18 18:30:17 0
>>225
このところ、アメリカを中心に、日本異質論あるいは日本他者論と言うべき言論が
強まっている。そのもっとも極端なものはウォルフレンの『日本の力の謎』及び
ファローズの『日本封じ込め論』であって、その論旨はまことに単純にして明快、
即ち日本は独特で理解不可能な構造を持ち、他とは異なったルールに従って利己的
に行動する存在であり、従ってその力がこれ以上世界に広がるのは阻止しなくては
ならないというものである。それらを批判することは決して難しくない。というのは、
議論に欠陥があるからで、例えば日本を異質の存在とすることから直ちに封じ込めの
必要を説くのは、疑いもなく短絡的である。それもあって、日本人の多くがそこに
差別意識を感じ、憤慨するのも無理からぬところがある。
しかし、性急に対応する前に、取りあえず一呼吸置くのが智恵というものであろう。
そのためには、約100年前しばらくの間、異質論がさまざまな人によって説かれ、
その中には極めて優れた著者によるものもあることを想起することは、多少の役に
立つかも知れない。人間というものは、苦況に立ったり、嫌なことに出会うとき、
自分だけが、それも歴史的始めて、そのような目に会っていると思ってしまうところ
がある。だがそのようなことはまずありえない。



高坂正堯のような著名な政治学者さえこの程度の認識しかなかったのか○| ̄|_


227:世界@名無史さん
06/10/18 19:57:55 0
URLリンク(www.nikkanberita.com)
小泉退陣で改革頓挫し談合政治復活 独高級紙が日本の逆行予測

小泉前首相が取り組んだ一連の改革は頓挫する。彼の退陣を機に旧来の永田町
政治と談合、そして巨大企業の傲慢さが復活するとアナリストらは予測している
━ドイツの高級週刊紙・ディ・ツァイトの最新電子版はこう伝えた。同紙東京
駐在のゲオルグ・ブルーメ記者が、在日の外国人日本ウオッチャーにインタビュー
を試みるなどして逆行する日本社会の現状をレポートしている。

228:世界@名無史さん
06/10/19 15:15:28 0
>>222
このスレでは誰も通産省云々の話について批判はしていないと思うが。
ウォルフレンの、日本やアジアの歴史や文化についての記述を批判しているわけだ。

なぜか日本人にはK・V・ウォルフレンやエドワード・サイードなど、外国の
知識人を持ち上げて「ウォルフレン教」「サイード教」の信者になってしまい、
それに対する批判には感情的に反発するヤシが多い。

229:世界@名無史さん
06/10/20 06:45:20 0
「マルクス教」みたいなもんか?

230:世界@名無史さん
06/10/20 21:26:00 0
「明治日本の藩閥政府は、内部に反対意見もあったが、ドイツと同じ道を選んだ。
その理由の一つとして、藩閥政治家は武士として育ったため政治的自由主義や
共和主義という考え方に馴染みがなかったことが挙げられる。憲法と代議制議会が
近代国家としての体裁を繕うのに必要なことは、彼らも理解していた。しかし
政府には何としてでも解決しなくてはならない問題があった。今日もイスラム
国家の多くが似たような問題を抱えているが、明治政府は近代化を推し進めると
同時に、自分たちの権威を昔からの伝統に求めようとしたのである。その解決策が、
ドイツの政治理論を日本神話に接ぎ木することだった。日本とドイツはもともと
よく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、民族の精髄として国土と血統の
純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった」
「大正天皇には父である明治天皇と違って威厳というものがまったくなく、
象徴的存在としてすら重みがなかった。真偽のほどは定かではないが、あるとき
帝国議会の席上で、筒状に丸めた勅書を望遠鏡のように覗き込んだと伝えられている」


『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)

231:世界@名無史さん
06/10/22 05:02:12 0
>>218
なんだか日本に対して優位を保とうとして必死だな。
日本にかかわりを持つ欧米人は、なぜクズみたいな連中が多いのか?

232:世界@名無史さん
06/10/22 05:55:05 0
欧米人・・・・・・だけか?

233:世界@名無史さん
06/10/22 11:47:32 0
スレリンク(northa板)
親日的な白人ほど差別主義者である

234:世界@名無史さん
06/10/22 15:31:52 0
伊勢崎賢治氏が『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)で、

「良心とか正義とかを装ってしつこくまとわり続ける外人の存在ほど、当地の
人々にとってうっとうしいことはないのだ」

と書いているが、これはよくわかる、本国で受け入れられなかったリベラルな
価値観や、古きよき日本へのノスタルジーを勝手に押し付けて欲しくないと
思うわ。

235:世界@名無史さん
06/10/28 17:59:42 0
2006年3月刊 46判 264頁 
(有)オフィス・プロモシ (5%)税込:\1575 (本体:\1500)

筆者は2003年より現在に至るまで、現職の在日本インドネシア共和国大使。
本書は著者自身が言うように、研究結果に基づく学術書ではない。ただ、第二次
世界大戦時の日本の歴史的事実から現在の日本の政治情勢に至るまで、大使とし
ての赴任期間中に調査、観察、経験したことに基づいた率直な見解が述べられている。

例えば、筆者は今もなお理解することのできない一つの疑問があるという。
「日本人は非常に礼儀正しく、親しみ深い民族であると感じるのに」、「なぜ、
日本軍がインドネシアの占領期間中、あれほどにも残虐な、非人間的とも言える
態度を示したのか?」また、「日本では、インドネシアの独立は日本政府の指導と
尽力により実現したのだとする者が多い」が、日本の軍事訓練や、個人的な貢献は
認めつつも、「オランダ及び日本の植民地支配に対抗してのインドネシア民族独立
への過程は、インドネシア自身の民族指導者と独立闘争者の完全なるイニシアティブ
に基づいて遂行されたものである」と明確に述べる。

【主要目次】
1 日本の近代化への過程
2 太平洋戦争への道
3 日本の政治改革
4 世界政策、地域政策、国際政治、地域政治における日本の様相
5 「二つの真実の間における」インドネシアと日本

URLリンク(www.asiabunko.com)


236:世界@名無史さん
06/10/28 18:39:07 0
>>235 あれ?タイトルと著者がなかったので↓

インドネシア外交官の目から見た日本 アブドゥル・イルサン著 宍戸久美子訳



237:世界@名無史さん
06/10/28 19:58:16 0
本音と建て前。
上辺と本心を理解していないw

238:世界@名無史さん
06/10/28 21:38:14 0
>あれほどにも残虐な、非人間的とも言える態度を示した
この前提が間違ってるからだろ。

239:世界@名無史さん
06/10/29 08:29:39 0
>230
あまりに情けない理論だな。近代化できたのはアジアじゃ日本だけだぞ。
素人以下の理論じゃないか。本当に学者か?

>222
ヴォルフレンは「中国は歴史的に他国に対して侵略的だったことはない」「日本の支配で
朝鮮は多大な被害を蒙った」「江戸時代は相当な暗黒時代だ」・・・
これのどこに高い評価を与えればいいんだ?
超暗黒社会李氏朝鮮を近代化させたのは日本だぞ。それを知らんのか?
江戸時代は、ケンペルもプチャーチンもペリーもラインホルトも皆賞賛している。
あの、イザベラ・バードすら明治初期だが「日本奥地紀行」で日本を褒めていた。

240:世界@名無史さん
06/10/29 08:35:32 0
都市としての江戸が素晴らしいのは俺も認めるが、
江戸以外の日本の他の都市が素晴らしかったとは思えないな。
香港が繁栄しているからって、
香港以外の他の中国の都市が素晴らしいかと言うとそうではないだろ?

香港が栄華を極めている事は誰でも認められる筈だ。
だが中国の他の都市も繁栄しているかと言うと、そうではない。
貧富の差が激しい中国では、香港のように栄華を極めている都市もあれば、
中世さながらのド田舎都市もある訳だ。

多分、江戸時代に対して否定的な見方をしている人は
江戸や大阪と言った主要都市以外を見ているのだと思う。
徳川一族が贅沢を極めて居たからといって、
他の日本人も裕福かと言うとそうではないしな。

241:世界@名無史さん
06/10/29 08:40:42 0
>>239

>近代化できたのはアジアじゃ日本だけだぞ。
近代化の定義にもよるがトルコでは日本に先駆けて
欧米に習った近代的憲法を制定しているし、
清国は欧米から艦艇を購入して欧米に習った海軍を作っている。

242:世界@名無史さん
06/10/29 08:48:20 0
>226
このところって、いつだよ。
異質論が力を持ったのは1990年代だろ?
今はかなりすたれたぞ。というか、もっと異質な社会や(例えばイスラムなど)や
新たな覇権的大国(中国やロシア)が台頭するにつれ、世界は欧米と日本だけじゃ
ないことが、異質論者も今更になって気付いたんじゃないか?

243:世界@名無史さん
06/10/29 08:54:44 0
>240
香港の繁栄は、清の支配から抜け出し、イギリスに資本主義を持ち込んでもらったからだろ。
それに江戸時代はすばらしいというより(ケンペル等はそう感じたらしい)、資本主義的な
基礎ができていたという事の方が重要だろう。
もちろん江戸時代が天国などというつもりは毛頭ない。

244:世界@名無史さん
06/10/29 12:01:28 0
徳川一族が贅沢を極めていたって。。
どこの国で教育受けたんですか?

245:世界@名無史さん
06/10/29 12:08:06 0
どっちみち封建時代なんてろくでもねえ

246:世界@名無史さん
06/10/29 12:32:31 0
封建制はアジアじゃ日本だけ。
王朝制の清や李朝よりずっといい。


247:世界@名無史さん
06/10/29 12:40:19 0
いいとか悪いとか、そんなレベルなのか・・・?w

248:世界@名無史さん
06/10/29 12:49:46 0
いい、悪いは知らないが、封建制からしか資本主義は生まれないから

249:世界@名無史さん
06/10/29 13:00:31 0
>>244
朝鮮

250:世界@名無史さん
06/10/29 15:26:10 0
アメリカの使節だったかが将軍に謁見して「その清貧さに嫉妬を覚えた」って書いてたな。


251:世界@名無史さん
06/10/29 15:34:18 0
キリスト教徒を弾圧しまくり殺しまっくたというのが
一般の欧米の江戸史観

252:世界@名無史さん
06/10/29 15:40:31 0
そこでこれ

URLリンク(www.rarelicenseddvds.com)

253:世界@名無史さん
06/10/29 17:19:07 0
URLリンク(komoriy.iza.ne.jp)
URLリンク(www.nbr.org)
おもしろさとなると、どうしてもグレゴリー・クラーク国際教養大学副学長の
言葉がまず目につきます。原文の英語を私が訳します。
クラーク氏は「日本人は中国人よりも生来、攻撃性、侵略性が強い」と10月
はじめのサイトに記述しました。「生来」というのはinherently という英語
を使っています。「生まれつき」「遺伝子的に」という意味もあり、この語を
ネガティブな形容詞につけると、人間の特徴の評としては人種偏見ぎりぎりまで
いきかねません。
「日本人は遺伝子的に独創性がない」といえば、人種偏見とされるでしょうね。
クラーク氏のこの「日本人は中国人よりも攻撃性が強い」という断定に対し、
NBRへの他の投稿者から「では中国のチベット占領はどうか、ベトナム侵攻は
どうか、インドとの戦争はどうか」という疑問が呈されました。それに対して
クラーク氏は以下のような記述を次々に書いています。
「世界、あるいはアジアにとって共産主義の中国は民族主義の日本よりもはるかに
脅威ではない」

254:世界@名無史さん
06/10/29 17:20:14 0
まずここから始まり、中国のチベットへの侵攻や占領についても以下のように
擁護します。
「チベットは常に中国の領土だった。台湾の国民党に聞いてみればよい。
1959年には中国はインドあるいはCIAに支援され、煽動されたチベット人
の反乱に単に対応しただけだ。国民党は中国がもっと強く対応すべきだったと
信じている」
つまりチベットは歴史的にも一貫して中国の自国の領土であり、そこで中国は
なにも不当なことはしていない、というのです。では最近のチベット少年への
銃撃事件はどういうことなのでしょうか。
ベトナムへの侵攻(1979年)についてはクラーク氏はさらにユニークなことを
述べています。
「ベトナム(侵攻)は中国側が中国の生来の侵略性という神話を消すために、
わざと熱をいれないで戦った国境紛争の戦争だったのだ」

255:世界@名無史さん
06/10/29 17:21:14 0
へーえと思わず、声が出てしまう珍説です。
クラーク氏はさらに中国とインドとの戦いについて以下のように中国を弁護
します。
「インドとの戦争はインド軍がインドの地図でも中国領と明示してある地域に
侵入してきたことで始まった。中国軍はインド軍に反撃して、後退させ、インド側が
領有を主張する地域にまではあえて入らず、捕獲したインド軍の武器を返還した」
そしてクラーク氏は次のような深遠な日中比較の考察を書いています。
「日本もさまざまな戦争でこのような穏健さをもって行動すればよかったのだが」

256:世界@名無史さん
06/10/29 17:51:34 0
要するに中国大好き!日本嫌い!って事だろ?
最初からそう言えばいいのにね。

257:世界@名無史さん
06/10/29 19:29:57 0
>>248
封建性から資本主義に移項した国ってドイツと日本くらいじゃね

通常なら
封建性>絶対王政>資本主義の3段階をふむ
英仏が典型

日独にしたって、藩閥時代やプロセイン時代は、絶対王政といえなくも無い時期だし
この時期をとおして官僚機構や統一通貨制度などを整備しているから資本主義はむしろ絶対王制を経由するのが条件だと思う

258:世界@名無史さん
06/10/29 20:54:18 0
鎖国中のキリスト教弾圧と踏み絵は欧米人のイメージする江戸の象徴だろうが
当時の外国人はどうおもっていたか

259:世界@名無史さん
06/10/29 21:18:44 0
>>258

当時の日本に興味を抱いたのはローマ教会だけだろう。

その布教活動の情報をもとに奴隷獲得、略奪貿易を仕掛けてくる商人にはマイナス情報まで配信されないと思う。

オランダが幕府の毅然とした態度に応えて、商圏を確保したのは両国にとってプラスになった。

260:世界@名無史さん
06/10/29 22:59:58 0
明治初期に日本に来た朝鮮王朝の高官で
「日本は封建のおかげで江戸以外の場所、地方も発展したけど朝鮮では封建制が無かったので中央のみが栄えて全然駄目だ」
見たいなこといった人いたよね。だれだっけ?

261:世界@名無史さん
06/10/30 14:22:38 0
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
アレックス・カー氏は、日本の物事のやり方には、すべて「実(じつ)」がなく
[つまり、内容がなく「鬼」ばかり]であり、その意味で日本は、「近代化に
失敗した例」であると指摘しています(381ページ)。
(中略)
日本の魂や文化が患っている病気は一言で言えば、アレックス・カー氏の持論
である「逆徳精神」という言葉で表されるようです。逆徳精神とは、ある国が
最も誇りにしている美徳で、実はその国に最も欠けているものを言うそうです
(238ページ)。この例としては、「平等」を旗印にかかげた共産ロシアでは、
人民委員は黒海沿岸に贅沢な別荘を所有し、一方プロレタリアートは農奴と大差
ない暮らしをしていたことなどが挙げられています。
日本の「逆徳精神」の代表例が、「和」の精神だとアレックス・カー氏は考え
ています。「『和』とは、調和、安定、すべてが所を得ていることを意味する
ことばである。「足るを知る」と言い換えてもいい。しかし、明治維新以降の
日本史にまつわりついて離れない皮肉は、日本が平和と調和とは全く正反対の
道を進んだということだ」(238ページ)

262:世界@名無史さん
06/10/30 14:23:58 0
19世紀末から、近隣諸国の植民地化を進め、ついには「真珠湾に自殺的
な攻撃を仕掛け、その結果としてすべてを失った。90年代にもこれと
似たようなことがまた起きている。日本が「和」をこれほど尊ぶのは、
バランスを失って極端に突っ走る傾向が強いという、まさにそこに理由
があるのかもしれない」と指摘されています。「コンセンサスや遵捧
(じゅんぽう:目上の人に言われた事などをよく守ること)が重視される
ために、責任者がだれもいないという状況が生まれる。一度進み出したら、
日本はもう止まらない。舵手(だしゅ、かじを取るひと)がいないから、
国家という船が進み始めると、ギヤをバックに入れ直すことのできる者
がいない。船はどんどん速度をあげていき、ついには岩に激突してしまう
のだ」(239ページ)
上で「90年代にもこれと似たことがまた起きている」と述べられていますが、
今度の場合は帝国主義的野心つまり領土拡張ではなく、「工業化と建設を
唯一の国家目標にかがげ、日本はみずから国土に襲いかかり、山や谷を
ブルドーザーで攻撃し・・・港を埋めた。巨大な工業戦艦に化したも同然だ。
速度を落とす者がいないまま、戦艦は全速で壮大な難破に向かって進み
続ける」(239ページ)

263:世界@名無史さん
06/10/30 14:28:54 0
なーに言ってんだか
人のこと言えた義理か

264:世界@名無史さん
06/10/30 14:39:34 0
(4)[日本の]『枝切り作業で不思議なのは、そのあまりにもラフなやり方だ。
日本は盆栽を生んだ国で、その素晴らしいガーデニングの伝統は世界的にも有名
である。・・・それなのに、今日の日本で行われているのは、文字通り
「めった斬(ぎ)り」である。・・・ただ太い枝を根本からチェーンソーで
乱暴に切り落とすだけで、害虫や腐食を防ぐ手だてすら施されていない。・・・
神戸に赴任してきたあるアメリカ人ビジネスマンの婦人は「日本へ着いた時は
冬だったの。道路沿いに切り株が並んでいるのを見て、胴枯れ病がはやって
木が全滅したんだと思ったわ」と語ってくれた』(206-207ページ)そうです。
(5)『シンガポールは高度な都市計画のおかげで「ガーデン・シティ」と
呼ばれるまでになったが、日本との最大の違いをひとつ挙げるとすれば、それは
樹木の扱いである。チャンギ空港からシンガポール市内まで車を走らせるのは、
観光の楽しみのひとつだ。ハイウェイは、広いアーチ型に枝を張った木々に
縁取られ、すべて新しく植えられた樹木だ。・・・ウィリアム・ウォーレンの
東南アジアの庭園に関する著作では、このハイウェイがアジア庭園の例として
掲載されているほどだ』(207ページ)。

265:世界@名無史さん
06/10/30 15:19:35 0
>ただ太い枝を根本からチェーンソーで乱暴に切り落とすだけで、
多分プラタナスの街路樹だと思うが、1年で1~2mも伸びる枝を
ほかにどうしろと・・・

266:世界@名無史さん
06/10/30 15:23:45 0
それとシンガポールの樹木管理は大変なエネルギーを注いでいるのを
この短期滞在の旅行者は知らないようだ。
シンガポールでは街路や住宅の管理を怠ると、2~3年でジャングルになってしまう。

267:世界@名無史さん
06/10/30 16:23:31 0
江戸は実際のところ参勤交代のおかげでゲタを履いていた面があるからな
他の宿場町や大阪などもある程度はそうなんだけど

268:世界@名無史さん
06/10/30 16:46:04 0
アレックス・カーの主張は、

「ヨーロッパに行ってみたら、あまりにも有色人種の移民が多いのに
びっくりした。昔の白人だけの、古きよきヨーロッパでいてほしい」

といっている日本人と同じなのでは?

269:世界@名無史さん
06/10/30 17:04:34 0
それだけ善意がこもってるんならいいけど・・

270:世界@名無史さん
06/10/30 17:09:24 0
394 :goatsong ◆wMZJLQCE9E :02/10/06 21:14
>>392
アレックス・カーって、研究者ではなくて、単なる東洋美術を蒐集
してる経済人でせう。著書は読んでませんが(といふか読む気も
起きない)、彼の発言を聞いてると、未だ植民地主義を引きずっ
てゐる時代錯誤の東洋趣味・オリエンタリズムを感じますね。要
するに彼が窮極的に求めているものは「ゲイシャ・フジヤマ」の日
本でせう。で、自分に妄想に都合の悪い日本は叩くと。まぁ、共
感するところもありますが。

彼の「東洋」の理解の浅薄は、蒐集品の展示の仕方にも示唆さ
れてゐるような気がします。あっちにタイの仏像がどでーんと飾っ
てあって、こっちに禅の書がある。欧米の映画に出てくる「東洋
理解者」の部屋そのもの。といふか、私は100年前の万国博覧
会を思い出しましたよ。

彼のメディアの露出振りを見ると、「日本人て、相変わらず外人
の日本批評が大好きなんだなぁ」と思います。

271:世界@名無史さん
06/10/30 20:12:35 0
近代以降の日本の最大の過ちは、天皇制を重視しすぎたこと。
明治はまだよかったが、時代が下るにつれ議論すること自体がタブーになってしまう。

歴史教育においても、後醍醐天皇が英雄視され、尊氏が逆賊。北条政子も強欲な女に
仕立てられた。
だが、本当は北条氏や尊氏が天皇を打倒し、封建制を死守したから日本は発展できたのだ。
封建制は、近代を用意する初めの一歩なのだから。

日本人はいまこそ、西欧と日本の共通点、即ち封建制の発達や小家族社会の発達(部族や宗族
社会でない)に着目すべし。

272:世界@名無史さん
06/10/30 20:27:28 0
ま、なんとでも言いなさいよ。日本は変わらないから。

273:世界@名無史さん
06/10/30 22:11:52 0
ロボットと自家用車を操りながら、ウサギ小屋のような狭い家に住み、
世界一の経済金融力を誇りながら、一生働き続けなければならない国民、
自分達の平和憲法の理念を、米兵の血と命をカネで買う事で実現するエコノミックアニマル
刀も銃も奪われ、武術さえできないのに、サムライを粋がるチェリーボーイ
英語を世界でも一番長い授業カリキュラムを持ちながら、ほとんど喋れない学力

それでも世界一の裕福国であるのが「東洋の神秘」の、お辞儀好きの醤油臭い東洋猿。


274:世界@名無史さん
06/10/30 22:44:42 0
ウサギ小屋=フランスの公営住宅。
エコノミックアニマル=「人間は政治的動物」にかけた洒落。

ココホントに世界史板か?
団塊が死滅しても、こういう団塊の残りカスが死滅するまではけっこう時間がかかるんだろうなぁ。

275:世界@名無史さん
06/10/30 23:24:19 0
>>262
>日本が「和」をこれほど尊ぶのは、バランスを失って極端に突っ走る傾向が
>強いという、まさにそこに理由があるのかもしれない

典型的なオリエンタリズムだな。「和」の精神は江戸時代のムラ社会から
きているんだろうに。

276:世界@名無史さん
06/11/01 04:44:21 0
たしかに、日本の和の精神なんて糞だな。
それだけは同意する。

277:聖徳太子
06/11/01 06:34:03 0
江戸時代からだと?

278:名無しさん@お腹いっぱい。
06/11/01 07:35:34 0
>>274
エコノミックアニマルって褒め言葉なのに知らないガキが増えたね。

279:世界@名無史さん
06/11/01 11:08:32 0
>>278 検索したら確かにこんな本を見つけた
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)

280:世界@名無史さん
06/11/01 11:20:09 0
>>268

下手に日本とか東洋文化に理解がある人の中にこういうのが多い気がする。

ある意味人種差別主義者よりも悪質なような・・・・結局知の世界で本当に良いものを
知っているのは西欧人ていうか、中東の発掘物を「無知な現地人から保護して研究する」
ために西洋に強奪して去る考古学者と同じ傲慢を感じる。いわゆるオリエンタリズムってやつか。

281:世界@名無史さん
06/11/01 12:01:46 0
>>280
それは知日家と呼ばれる評論家の特徴だと思うよ。
中国の知日家も欧米の知日家も>>280が書いているような態度だしね。
知日家の最大の特徴は「俺が見つけた日本を俺の評価で紹介する」ってのだよ。


282:世界@名無史さん
06/11/01 18:36:00 0
つうか南方熊楠も日本から外国人を追い出す、という主張をしてたよ。

283:世界@名無史さん
06/11/01 18:52:17 0
URLリンク(www.amazon.co.jp)
犬と鬼―知られざる日本の肖像
by アレックス カー

経歴を見ると研究者になりたかったのか?日本研究をした人の割に確かさ
がない。同じことを苦々しく思ってはいるけど、なんか共感できないんだ
よな~。その理由はこの人がアメリカではOOという「出羽おじ」(by
斎藤美奈子)だからだろう。(国際結婚した日本人に「どこそこでは…」
という説教をする人が多く、彼らを斎藤美奈子は「出羽おば」と呼んだ。)
なにかというと西欧、アメリカ「では」こんなことはない。ホントか?
タイのバンコクだってひどいし、NYだって使い捨ての悪趣味なビルは
山ほどあるじゃん?それに古い西欧建築なんて廃墟になってるよ。日本の
近代化は私も大失敗だと思うが、その裏のグローバリゼーション--巨大
資本にとって日本はおいしい食い物だったことにも目を向けるべきでは?
それが無理だとしても、批判の内容がまだるっこしい。他のレビュアー
も多数指摘しているが、本や週刊誌やインターネットにすでに出たこと
を総括してるだけ。あとがきを読んで納得。調査を担当したアシスタント
への謝辞がある。批判するのであれば、もっとじぶんの足で取材すべき。

284:世界@名無史さん
06/11/01 18:54:26 0
外国の「日本人評」の著作は、本書からの引用が多い。実際、読んでみて、
正直いってガッカリさせられた。どれも、日本の問題として、各界で真剣に
取り上げられていることで、多くの日本人が周知のことばかり、あたかも
海外にその根拠を列挙し(しかも、他の人からもたらされた情報を自己流
に解釈したもの)、自分は永年日本に生活してきて、本当の日本はこんな
国だ。みんな知っていたか、という論調。最後に著者の眩いばかりの経歴、
学歴、表彰歴が1ページでおさまりきれないほど、列挙される。
ウォルフレン教授の“官僚支配”の権力構造と国民性への提言は、晴眼
だった。多くの人が問題の所在を納得し反省し、氏の主張を謙虚に聴き
入る説得力を有していた。
それとは違い、本書は、「あるがままの日本人」を善悪も含めて受容して
いない(言われているほど、というよりハッキリ言って、“愛情”がない)。
スペース関係で、多く書けないが、他の民族と同様、日本の文化や国民にも
「実」はある。それは、日本人が優越・劣等の価値観から離れ、「あるが
ままの日本」を見つめることから始まる。本来の自分自身を取り戻した時、
今まで「鬼」であったものが、「犬」に変わる。為政者は去り、「あるが
ままの日本」の中に、「実」があったことを知る。国民に事実を知らさない
「情報鎖国」にこそ、問題の多くが潜んでいる。
何もない「あるがまま」の自分を受け入れられず、優秀性、特殊性を評価
されてきたヒトが書いた書。国粋・韓国人、反日アジア人が、喜びそうな、
日本攻撃にもってこいの著作。
真に、「実」のない、「日本論」だ。

285:世界@名無史さん
06/11/01 20:53:49 0
>>264>>266
シンガポールはリー・クアンユーが人工的に作り上げた箱庭のような国だからな。
もしあの国が民主化したら、今のような美しい景観を保っていられるかどうか疑問。

アレックス・カーは以前『週刊新潮』に連載していたコラムで、長崎県佐世保市の
ハウステンボスを絶賛して、「お金があったら、ハウステンボスに住みたいなあ!」
と書いていた。
本物のオランダの街ではなく、日本にあるテーマパークに住みたいというのが
なんとも…

この人は結局、「人工的に保存された古いもの・美しいもの」が好きなんだろうな。

286:『天皇陛下萬歳』と
06/11/01 23:16:56 O
インドが日本の御蔭をこうむっていることは言語に尽くせない大きなものがあります。
偉大な貴国はインドを解放するに当たって、可能な限り軍事援助を提供しました。
何十万にものぼる日本軍将兵が、インド国民軍の戦友として共に血と汗と涙を流してくれました。
インド国民は日本帝国陸軍がインドの大義のために払った崇高な犠牲を、永久に忘れません。

インドの独立は日本帝国陸軍によってもたらされました。

ここに、日印両国の絆がいっそう強められることを、祈念します。

S・S・ヤダフ インド国民全国委員会事務局長、インド国民軍大尉

287:世界@名無史さん
06/11/02 04:22:03 0
URLリンク(www.h2.dion.ne.jp)
まんが 八百長経済大国の最期
ベンジャミン・フルフォード・著  光文社

著者は、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長。1961年カナダ生まれで、
日本で約20年間ジャーナリスト活動を続けている人物です。前著の『日本が
アルゼンチンタンゴを踊る日』は衝撃的な内容でした。それは、この国を動かして
いる権力(政・官・業)がヤクザと癒着していることを告発する内容だったのです。
だから、不良債権の処理も進まないし、国の財政再建は期待できないというものでした。
(中略)
結局、日本は戦後の一世代だけの繁栄で終わる、というのが私の結論だ。いや、
もう終わっているかも知れない。その一世代とは、つまり「団塊の世代」である。
彼らだけが繁栄を享受し、後始末せずに幕を閉じるのではないだろうか。
1960年代から1980年代の終わりまで、四半世紀だけの繁栄国家で終わるのだ。
戦後の生き残り世代の技術者たち、松下幸之助、井深大、本田宗一郎などが必死で
築いた資産を、その後の「団塊の世代」が食い尽くし、アルゼンチンのような
終局を迎えるしかないのではないだろうか?
これはなにも私だけの意見ではない。ソニーの大賀典雄・前会長をはじめ、
多くの政府に頼らない日本企業の経営者が言っていることだ。そして、世界の
多くのメディアも、これまでずっと警告してきたことである。

288:世界@名無史さん
06/11/02 08:00:13 0
日本が経済的に豊かなのがそんなに気に食わないんですかね。外人さんって。

289:世界@名無史さん
06/11/02 13:15:32 0
欧米人で東洋文化に興味を持つような人間は、おかしなのが多いんで内科医?

本国における落伍者とか、落ちこぼれとか、そういう連中が日本に流れてきて
居ついているのでは。

290:世界@名無史さん
06/11/02 13:24:07 0
この前まで国立博物館でプライス・コレクションとかやってた外国人の
手記が文藝春秋にのっていたけど、いかにもこのスレで取り上げられているような
感じの「東洋通」外国人だった。

291:世界@名無史さん
06/11/02 14:10:30 0
>>218>>219>>230
イアン・ブルマって、経歴を調べると、オランダ・ライデン大学で中国文学と
中国史を学び、その後日本大学芸術学部で日本映画を専攻し、その後は日本と
香港を拠点としながら写真家・映画評論・ジャーナリストなどさまざまな分野で
活躍し、現在は各国の大学で政治学とジャーナリズム論を教えているそうな。

つーか、本来中国専門家なのになぜ日本史の本を書く?中国専門家なら中国史を
書くべきじゃないのか?

『近代日本の誕生』の解説で東大の加藤陽子氏がブルマのことを賞賛しているが、
こんないい加減な本を褒めたら研究者としての評判が下がるんじゃないのか?


292:世界@名無史さん
06/11/02 19:13:37 0
>287
この外人、最近は日本のアルゼンチン化を言わなくなったな。
9・11八百長論ばかりだ。

293:世界@名無史さん
06/11/02 19:37:48 0
>>292
まあ、この人の著書に書いてあることが日本衰亡の根拠なら
中国はもっと危ないわけで

294:世界@名無史さん
06/11/02 19:40:06 0
>>287 >>292
それと、これの前の著書では、
日本の自衛隊がイラクで交戦できないことを問題視していたなw



295:世界@名無史さん
06/11/02 19:45:03 0
>>287
>不良債権の処理も進まないし、国の財政再建は期待できないというものでした

民間企業の不良債権は片付いただろ

あとは、財政再建だが、ある程度の棒引きは避けられないだろうな
どうせある程度の踏み倒しなしには、歴史上財政再建が成功した例はないはず
郵便局の旧財政投融資や日銀保有の国債辺りが、一部債権放棄されるかな?

296:世界@名無史さん
06/11/02 21:02:02 0
URLリンク(komoriy.iza.ne.jp)
「日本は米国と縁を切り、中国と統合を」!!?

このところアメリカの左派の学者や記者の間では「安倍バッシング」が
盛んです。
ブッシュ政権やその周辺の多数派が安倍新政権の登場には大歓迎の姿勢
をみせているのとは対照的です。
そんな安倍政権叩きの記事の一つにロスアンジェルス・タイムズの9月
25日付けに載った寄稿論文があります。筆者はいまカリフォルニア
大学バークレー校で研究員をしているマイケル・ジーレンジガー氏です。
同氏は最近まで米紙サンノゼ・マーキュリーの特派員として東京に駐在
していました。
そのジーレンジガー氏の主張に以下のような記述があるのです。
「日本はその将来をアメリカから切り離し、アジアの経済パートナー、
とくに中国とのより統合された関係を築くべきだ」
(中略)
でもジーレンジガー氏は正直だと思います。数々の非難に対し、「では
日本はどうすればよいのですか」と問うと、明快な答えが返ってこない
のがアメリカ左派(とくに日本専門家)の特徴の一つですが、同氏は
はっきり答えています。その答えが
冒頭で紹介した「日本は米国と縁を切る」という提言なのです。

297:世界@名無史さん
06/11/02 21:04:09 0
セミナー三昧
URLリンク(blog.rkb.ne.jp)
きょうのスピーカーはマイケル・ジーレンジガーさん。
東京に新聞の特派員として滞在したことがあるジャーナリストで
つい先日、日本の様々な社会問題を捉えた
「Shutting out the Sun(太陽を遮って)」という本を出版しました。
(来年「ひきこもりの国・ニッポン」というタイトルで邦訳が出る予定
だそうです)
マイケルさんはまず社会的問題となっているひきこもり(英語ではsocial
isolation=社会的孤立と訳します)について説明しました。
ちなみにアメリカにはひきこもりという社会問題はないそうです。
「欧米は自由と責任、そして自立が重んじられます。一方、日本は20
代後半になっても親元を離れないパラサイトシングルが増加するなど、
自立していない若者も多くいます。ひきこもりの背景には日本社会が
伝統的に自立ではなく協調や適応を重んじていることがあると考えています。」

298:世界@名無史さん
06/11/02 21:04:45 0
20代後半で親と一緒に暮らしている未婚男性は日本では約半数、
アメリカでは13%という統計が紹介されると目を真ん丸くする学生もいました。
「韓国などほかのアジア諸国では通貨危機で体制が一度崩れてしまいましたが、
その結果、グローバル化の道を歩み始めました。
日本はグローバル化のきっかけがないまま来ているのではないでしょうか。
日本製品は確かに海外でもあふれているけど、日本という国自体は
未だに外国人を受け入れる状況になく、グローバル化という意味では
まさに国自体がひきこもって『鎖国』状態だと思います。」
日本人の私には少々手厳しい日本論でしたが、ひきこもりの原因が
文化的背景にあるとの分析は面白いなと思いました。

299:世界@名無史さん
06/11/02 21:27:01 0
イタリアとかスペインの事例調べてから言うべきだな。

イタリアとか30代で定職ある男女が普通に親の家に住んでるぞ。

アメリカは極度に人口が分散した国で、国土の殆どでは住宅のコストが
非常に安いっていうことを無視してるし。

先進国の大都市限定で統計取れば普通の存在だろ<>30代の人間の親と同居。

皮相的にアメリカと日本を対比させたいんだろうけど、こういう風にさらに
第三者の他国の例を引くだけで簡単にそれが如何に恣意的な見方かって
いうことが見えてくる。

日本の特殊性を訴えたい人は左右や日本への評価の是非のサイドを問わずに
どちら側でも多いけど、実際は意図的に取られたデータの差異部分だけを
強調するものが殆ど。

300:世界@名無史さん
06/11/02 21:46:53 0
日本がアメリカと縁を切り、中国と統合した場合、おそらくアジア・太平洋
地域では中国の力が強大になると思うが、
民主党リベラル派のアメリカ人はそれでもいいと考えているということかね。

アメリカの国際政治学者チャールズ・カプチャンは、アメリカがすぐに撤退を
しなくても、東アジアはまちがいなく世界のひとつの極になる、とみている。
そして、フランスとドイツの協力関係がヨーロッパの平和確保のカギとなって
いるように、東アジアが永続的な安定性を享受するには、二つの大国(日本と
中国)が緊密な関係を築く必要があるが、その障害となっているのは日本が
過去を直視していないことだ、と述べる。

ズビグニュー・ブレジンスキーの「日本はアメリカの実質上の保護国」という
主張ともまた違っている。

301:世界@名無史さん
06/11/02 22:43:38 0
歴史に沿って考えるなら、東アジアが永続的な安定性を享受するには、日本が大陸と疎遠になることが望ましいのだが。

302:世界@名無史さん
06/11/02 23:01:04 0
疎遠になるだけじゃダメだな。
イギリスが絶えずヨーロッパ大陸の分断を図ってるように
日本も中国の部族間争いを煽らないと。

303:世界@名無史さん
06/11/02 23:07:00 0
>>292
ベンジャミン・フルフォードのHP
URLリンク(benjaminfulford.com)

最近は「日本文明の考え直しの時期が来た」などと、日本の国粋派の自尊心を
くすぐるようなことを書いている。作戦を変えたのか?

304:世界@名無史さん
06/11/02 23:55:45 0
>>302
「東アジア共同体構想」には、豪州やNZやインドも入れろと要求して
分断を図っているが。

305:世界@名無史さん
06/11/03 00:15:12 0
中国の部族間ってもう人口差も経済力の差も顕著で無理だろ
思想の違う者同士争わせるのならありうるかもしれんけど

306:世界@名無史さん
06/11/03 00:17:23 0
各地域間で煽った方が。

307:世界@名無史さん
06/11/03 00:24:48 0
よく言われる上海閥と北京閥かい
あれ戦争の火種になるのか・・?

308:世界@名無史さん
06/11/03 01:18:58 0
>>302>>305-307
彼らにとって共通の敵が日本だから、あれだけ反日を煽ってるんじゃないの?
中国国内の少数民族に武器や資金を援助するというならともかく。

あるいはベトナム・モンゴル・ロシア・中欧アジア諸国を味方に引き入れるか?

309:世界@名無史さん
06/11/03 09:30:26 0
【ジャポニスム】正しい日本食味わって…海外のレストランに認証制度[061102]
スレリンク(news5plus板)
農林水産省は2日、海外の日本食レストランへの
認証制度を来年度に導入すると発表した。


 農水省によると、海外にある日本食レストランは
欧米を中心に約2万店を数えるが、和食とは
かけ離れたメニューの料理を出す店も少なくないという。

 和風の調理法や接客にきちんと取り組んでいる店に日本政府の
「お墨付き」を与えることで、正しい日本食に親しんでもらえるようにする。
こうした自国料理の認証制度は、タイやイタリアも導入している。

 認定の条件などを検討するため、今月上旬に有識者会議
(座長=小倉和夫・国際交流基金理事長)を発足させる。
会議では、
<1>日本食の定義
<2>対象とする国や都市
<3>日本産食材の使用割合
<4>調理方法や接客技術の具体的な基準
―などを検討し、来年2月までに結論をまとめる予定だ。

(2006年11月2日19時15分 読売新聞)

URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
シナチョン駆逐作戦




310:世界@名無史さん
06/11/03 19:25:52 0
>>292-294 >>303

中国共産党のお雇いだったりしてなw
お前の言い分からすれば、中国は衰退どころか崩壊していないとおかしいくらいだぞ



311:世界@名無史さん
06/11/03 19:29:21 0
>>300
どうせユダヤ・ロビーがあるように、
中国共産党の資金提供を受けているシンクタンクか研究所だろ



312:世界@名無史さん
06/11/03 19:29:26 0
新ホロン部誕生

313:世界@名無史さん
06/11/04 00:16:34 0
明治維新まで日本は極東の孤島にある寂れた最貧国だった。
そして東アジアの大国といえば中国とそのライバルの遊牧民族。
21世紀に復活するのは、モンゴルではないだろうか。

314:世界@名無史さん
06/11/04 00:27:45 0
日本異質論者の一人、カレル・ヴァン・ウォルフレンは、ブッシュ政権のイラク
民主化計画を批判して、

イラク人がうまくやるには外国人―主として西洋人―に教え導いてもらうのが
一番いいという考え、自分たちの社会をどう運営すべきかを外国人に指示してもらい、
誰が自分たちを統治すべきかを外国人に決めてもらうほうがイラク人にとって
幸せなのだという考えは、悪臭を放っている。西洋の傲慢さのにおいがプンプンする。
(中略)
レイシズムとは、自分たちとは異なる肌の色や民族的背景を持つ人々に対する
特殊な心的態度、彼らは自分たちよりどこか劣っているという決めつけによって
形づくられる態度を言う。
イラク人やアラブ人に対する保護者気取りの態度―彼らは自分たちの社会をどう
運営すべきかを教えてもらう必要があるという考えの背後にある心的態度―は、
レイシズムに関係があると私は思う。

と書いているが、彼はこれが自分自身も含めた欧米の知識人にそっくりそのまま
あてはまっていることに気がついていないようだな。今まで日本人に対して
さんざん説教をしてきた人間がこんなことを主張してもねえ・・・

315:世界@名無史さん
06/11/04 00:35:32 0
まあこういうこと言える人がおるだけええやん

316:世界@名無史さん
06/11/04 00:51:20 0
日本人がうまくやるには外国人―主として西洋人―に教え導いてもらうのが
一番いいという考え、自分たちの社会をどう運営すべきかを外国人に指示してもらい、
誰が自分たちを統治すべきかを外国人に決めてもらうほうが日本人にとって
幸せなのだという考えは、悪臭を放っている。西洋の傲慢さのにおいがプンプンする。
(中略)
レイシズムとは、自分たちとは異なる肌の色や民族的背景を持つ人々に対する
特殊な心的態度、彼らは自分たちよりどこか劣っているという決めつけによって
形づくられる態度を言う。
日本人や東洋人に対する保護者気取りの態度―彼らは自分たちの社会をどう
運営すべきかを教えてもらう必要があるという考えの背後にある心的態度―は、
レイシズムに関係があると私は思う。

317:世界@名無史さん
06/11/04 01:15:31 0
保守派は「アラブ人やイスラム教徒は自由や民主主義を受け入れられない」が
ゆえに「自由と民主主義を広めることは得策ではない」とする。しかしこういった
見方はつい最近までは「文化の本質が全てを決定するというオリエンタリズム
的偏見だ」といった批判を受けたはずだ。ところが「アラブ諸国に民主化を
推進する」と米政権が打ち出すと、リベラル派までがアラブ民主化不可能説に
飛びついて批判する。確かに欺瞞的である。

池内恵『書物の運命』(文藝春秋)

318:世界@名無史さん
06/11/04 02:14:02 0
リベラルという概念を捨てよ。
白人は生まれながらにレイシストである。

ナショナリストは国家主義という思想を手に入れた野蛮な白人の総称である。
リベラリストは何も手に入れられなっかった野蛮な白人の総称である。

即ちリベラリストは如何なる集団にも依存しないため、本来の白人の本性たるレイシズム以外の何物にも縛られない。
ナショナリストは己の野生本能たるレイシズムの上位に国家主義を置くことによって自己を自制する白人である。

さぁ、有色人種よ。どちらと手を結ぶのか。
君たちが君たちの矮小な概念に縛られ、己を基準としてナショナリストを批判することの愚かさを知れ

319:世界@名無史さん
06/11/04 02:42:59 0
>>313
もっとも日本が豊かだったのは戦国期ですが?

320:世界@名無史さん
06/11/04 02:49:47 0
『クーリエ・ジャポン』11.16号 「20XX年、北朝鮮崩壊後の世界」
byロバート・カプラン

「崩壊後の北朝鮮に米国が単独で軍を差し向けられないことは明らかだ。占領は
おそらく、米国、中国、韓国、そしてロシアの4国による連合介入として、国連の
正式承認を得て行われるだろう。日本の出る幕はない(各国とも日本の金銭援助は
ありがたく受け取るだろうが)」
「日本は朝鮮半島に近接しているだけに、北朝鮮崩壊後の再統合にはもっとも
恐怖を感じるだろうが、朝鮮人に嫌われているため、自衛隊が占領に参加する
ことは考えにくい。日本政府は他のどの国よりも崩壊した北朝鮮に自衛隊を
差し向けたがるだろうが、韓国と中国が躍起になって阻むため、それを果たせ
ないだろう」
「北朝鮮が崩壊すれば日本の戦略的地位は劇的に弱まる。その一方で、中国は
しっかりと収穫を手にするだろう。ポスト金体制の朝鮮半島は、多かれ少なかれ
韓国政府の影響下に置かれるだろうが、中国はいまや韓国にとって最大の貿易
相手国である」

321:世界@名無史さん
06/11/04 02:52:25 0
クーリエは北のミサイル乱射で「日本は孤立している」とやった恥ずかしい雑誌だしな。
まあ、発売日に恵まれなかったというのはあるが。

322:世界@名無史さん
06/11/04 03:02:34 0
この「“統一朝鮮”は中国による21世紀のアジア経済共栄圏のかなめと
して機能するだろう。米国は脇に押しのけられかねない…大規模な米国軍の
駐留は、ちょうどドイツでそうなったように、統一後の朝鮮半島に自由な
社会をもたらすだろう。だが若い韓国人は米軍にもっぱら悪い印象しか
持たないかもしれないし、さらに朝鮮人にとって払拭しきれない国民的
記憶は、1904~05年の日露戦争後に朝鮮を占領した日本軍を米国が助けた
ことであるかもしれない」
「“統一朝鮮”と中国との関係を決定づけるのは、究極的には米国がどう
出るか、より具体的にいえば米国が日本にどこまで戦争の罪を認めさせ
られるかにかかってくる」
「もし米国が日本と安保条約を維持し続けたら、“統一朝鮮”は中国に
傾斜するかもしれない」

323:世界@名無史さん
06/11/04 03:36:06 0
アメリカで世界史を専攻してたけど、日本の記述は意外に多いよ。
世界史は戦争の歴史でもあるから、何故か分からないけど、サムライに興味が
あるのか、平安期から明治時代までの日本国内で起こったローカルな戦闘なん
かも詳しく書いてあった。記述の量は、アジアでは中国の次ぐらいだね。近代
史では、もちろん主役級に良く出てくるよ。アメリカと戦争した国だし。


324:世界@名無史さん
06/11/04 03:55:55 O
>>320-322
ほら吹き韓国人から妄想を吹き込まれて、それをそのまま記事にしたのか…

325:世界@名無史さん
06/11/04 05:57:00 0
旧東ドイツと同じように北朝鮮も底なし沼になるんじゃないの?

326:世界@名無史さん
06/11/04 06:35:31 0
>>322の続き
「中国はすでにインフラ投資を通じて、体制崩壊後の北朝鮮を間接支配
してチベットのような一種の緩衝地帯国家にするための土台を作り上げ
つつある。この緩衝国家は、現在の北朝鮮のような陰鬱な圧制国家では
ないだろう」
「北朝鮮が崩壊した後に移行する国は、中国政府によって巧妙に管理され、
事実上、中華帝国の一衛星国でありながら、朝鮮人の半島統一の悲願を
満足させる程度には韓国とのかかわりを持つものになるかもしれない」
「安定し、繁栄する未来のイラクから最終的に誰が―仮にそんな者がいたと
してだが―収穫を手にするのかを占うのはあまりに時期尚早だ。しかし
朝鮮半島の場合には、どうやらそれは中国であるように思われる」

327:世界@名無史さん
06/11/04 19:04:06 0
崩壊後の北朝鮮ってババヌキのババみたいなものだと思ってたけど、違うのか?

328:世界@名無史さん
06/11/04 19:16:48 0
>>327
中国が北朝鮮のレアメタルを狙っているという噂があるが、実際のところ
どうなんだろう?

329:世界@名無史さん
06/11/04 19:25:11 0
日本はGNPの点では世界一ではないし、現在、政治の面でも文化の面でも、世界の指導的立場に
なり得ていないことは確かだが、しかしながら、日本の成功をいろいろな分野において子細に
観察してみると、この国はその少ない資源にもかわわらず、世界のどの国よりも脱工業化社会の
直面する基本的問題の多くを、最も巧みに処理してきたという確信をもつにいたった。

私が日本に対して“世界一”という言葉を使うのは、実にこの意味においてなのである。


エズラ・F・ヴォーゲル 『ジャパン・アズ・ナンバーワン アメリカへの教訓』 (1979年)

330:世界@名無史さん
06/11/05 04:06:13 0
ハーバート・ビックス『昭和天皇』
URLリンク(www.books-ruhe.co.jp)
本書の執筆中、私の念頭を去らなかったことがもうひとつある。アメリカ合衆国
の指導者たちが、国際法を躁躍してベトナム戦争を推進したにもかかわらず、
そのために死んだ何百万人ものベトナム人に対してまったく責任を取らなかった
ことである。
一九三〇年代後半、第一次・第二次近衛内閣のもとでの日本と同様、一九六〇
年代後半から一九七〇年代初頭 にかけてのアメリカでも、戦争を継続させ、
南ベトナムでの行きづまりと敗北を公に認めなかったのは政府当局者だった。

↑ハーバート・ビックスは、これと同じ内容を英語でも発表しているのかねえ?
ベトナム退役軍人がこれを読んだら激怒するのでは?
それと、アメリカの問題はアメリカの問題として独立して扱えばいいのに、
なぜ日本(あるいは東アジア)と結び付けようとするのか?


331:世界@名無史さん
06/11/05 16:35:42 0
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店)

これまで、西洋の学者たちが科学・技術における中国の達成について十分な
情報を得る前は、ヨーロッパが政治の舞台で最終的に勝利を得たのは、ヨーロッパ
だけが科学技術の発明に才があった結果であり、逆にオリエント諸国は、「器用」
であるかもしれないが科学革命を経験していないからだと一般に論じられていた。
J・ニーダムの多数の研究報告はこの誤りを指摘しただけではなかった。
今では、中国が医学、生理学、物理学、数学に寄与し、同時に実際にそれらを
工業技術に応用していたことを示す資料がずっと豊富にある。
N・シヴィンによると、ニーダムも十分ではなかった。彼は、中国人の学者が
強く主張するように、宋代までに中国が本当に科学「革命」を迎えていたという
ことを、認めるまでに至っていない。「科学革命」という言葉が正当かどうかは
ともかく、中世後期における中国の技術水準は中東をはるかにしのいでおり、
その中東は何世紀にもわたってヨーロッパより進んでいたのだ。紙面の都合で
数例しか紹介できないが、製紙と印刷、鉄と鋼、兵器(銃、大砲、爆弾を含む)、
造船と航海術、それに二つの主要な輸出製品である絹と陶磁器を取り上げよう。

332:世界@名無史さん
06/11/05 16:49:31 0
金国のもとで働いていた中国の熟練工が、宋朝で使われていた比較的
穏やかな火薬を、本当の爆薬に変化させ、それは1221年に初めて使われた。
1272-1273年にかけてさらに改良され、標準的なイスラムの投石機と
爆弾投射を組み合わせた。それより前ではないとしても、14世紀初頭には、
まさに爆弾をはなつ大砲の装置が使用されており、羅によれば、元の軍船は
一様にこの装置を装備していた。

333:世界@名無史さん
06/11/05 16:56:40 0
「銃」といえるものも、だいたいこの時期に出現している。これは、金国に
以前からあった紙筒から火薬を打ち出す「火炎噴射槍」を論理的にすすめた
もので、南宋が1259年に自国をモンゴル人から守るため使用した改良版は、
竹筒から弾を打ち出すものである。14世紀には、モンゴル人は火薬弾を
撃つことのできる本物の金属製銃身の銃を装備していた。明が崩壊した
元朝の後を継いだ14世紀後半には、戦争で小火器が使われるのは全く通常の
こととなっていた。
そのため、中国の技術は停滞していたとか。つまらない目的に用いられた
という見方を受け入れるのは難しい。それは全く重要なものだったのだ。
もしこの技術が消滅しなければ、中国の海軍はポルトガルの船舶と銃とを
無力にすることのできる恐るべき敵となってみせただろう。

334:世界@名無史さん
06/11/05 17:10:08 0
へぇ、こういう一部の人をのぞくと
ヨーロッパ人って「本当に」中国がゴミだと思ってるんだな。
じゃあなんで眠れる獅子とか言ってたんだろう?

335:世界@名無史さん
06/11/05 17:15:33 0
>>334
中国のことを「眠れる獅子」といったのはナポレオン3世なんだが、
彼がどういう文脈でこういったのかはよくわかっていないらすぃ。

336:世界@名無史さん
06/11/05 18:36:47 0
【英雄?侵略者?】
衝撃の新事実が判明。滝川クリステルはナポレオンの直系の子孫だった!
スレリンク(koumei板)l50

337:世界@名無史さん
06/11/05 20:25:25 0
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店)

1407年に、強力な軍艦を使って、明は安南郡に侵攻し〔ベトナムのホー朝を〕
征服した。だがその後、1420年に中国艦隊は同地で敗北し、それは「1428年に
トンキンを撤退するまでに至る一連の後退の始まり」を示していた。中国人は
決定的勝利のため海軍力を増強するか、撤退するかの選択を迫られていた。
結局、国内の経済的難局が後者の選択を余儀なくさせた。
15世紀半ばまでに、明は重大な経済危機に直面しており、歳入は落ち込み通貨は
不安定だった。強大な艦隊を維持する金はなかったのである。海賊(主に日本の)
が中国船を略奪し、朝貢貿易は関与する国が次第に減って衰えた。
(中略)
15世紀後半、明の海軍が有していた船舶の優に半分以上が解体され、新しく
つくられることはなかった。羅は、明の海軍がインド洋から「不可思議な」
撤退をしたのは、15世紀半ばまでに中国が、それほど不可思議ではない経済崩壊に
陥ったためであると明言している。
羅の主張が正しいとして、真の問題は、なぜ中国が海から撤退したのかではなく、
むしろ、なぜ中国が15世紀に海軍を放棄せねばならないほどの経済崩壊を迎えた
のかである。中国史家たちは、「哲学の変化」論を捨てて経済的要素を吟味する
ようになっても、はびこる腐敗、政治的派閥、「悪い政府」、明朝後期において
増大する歳入と歳出の差を指摘することで、内的要因を主としてとらえる傾向がある。
こうした説明を全く度外視することはできないが、本書で明らかにしている世界
システムの隆盛と衰退といった状況のなかで考える必要がある。

338:世界@名無史さん
06/11/05 20:37:01 0
中国にもたらされた経済的難局は、少なくとも一部は、世界システムが
周辺で崩壊した事実によるものであろうか?考えてみる価値のあるひとつの
推論である。私たちの仮定としては、システムの基礎は14世紀初期に
崩れ始め、14世紀半ばから後半にかけての疫病死により急激に弱まり、
モンゴル「帝国」の崩壊により、明が権力を握るようになるが同時に
中央アジアの後背地から中国が切り離されるにおよんで、ついに完全に
損なわれた。このように、中国史において正統なる帝国の回復と見られて
いるものは、世界システムの観点からすると、中国がかくも重要な役割を
果たしていた13世紀世界交易の大回路の最終的崩壊と見られるべきである。

339:世界@名無史さん
06/11/05 20:51:07 0
明は中国のすべてを受け継いだが、それは大きく変化した地政的状況のもとに
おいてのことである。宋代から、中国の人口、生産、交易の中心は南部だったが、
14世紀半ばにはこの地域は疫病で荒廃していた。さらに、中国のアイデンティティ
と正統性の象徴である北京は北部にあった。明は実際的理由と象徴的理由の
双方から、北部で再興されたが〔1421年の北京遷都以降のこと〕、そのときには
北部は本来の出口を奪われていた。以前は北京を起点としていた内陸ルートは、
ティムールにより閉鎖されたからである。
だが、南部の海上ルートはまだ機能していた。これを再開しようとして最後の
努力がなされたが、すでに遅すぎた。インド洋交易もまた衰退していた。鄭和の
航海は望んだ結果を生じなかった。海軍が「引き合わない」だけでなく、新たな
内向主義のもと、諸港も、首都からは遠く、今では外国人と彼らの「正規でない」
商業活動が横行する地と考えられた。その結果が中国人の撤退であり、農業基盤と
国内生産と国内市場の再建に集中することとなった。経済の中心が約二世紀に
わたり南部の港へ移行していた時代が終わり、それとともに、世界の覇権を握る
機会も終わりを告げたのである。


340:世界@名無史さん
06/11/05 21:19:24 0
先日、本屋に何気なく立ち寄ったら、Jared Diamondの『銃・病原菌・鉄』( Guns, Germs, and Steel )
のドイツ語版があった。

「お、9,95EURか、買おう♪」などと思い購入してみた次第である。
ドイツ語の題は『Arm und Reich』(「貧困と富裕」とでも訳される?)

俺は日本にいたとき、この本を軽く読んでいたのだが、F.FUKUYAMAほどの衝撃は無かっ
たのが正直な感想である。しかも所々読んでない章もあったはずである。

そういうこともあって、もっとちゃんと読もうかな?
なんて思ったのだった。で、気が付いたら増補版には日本に関する章が追加されている。

「ほう。楽しみだな」と思い、読んでみたら、えらいことが書かれていた。笑



衝撃の日本論
URLリンク(bbs.enjoykorea.jp)
1
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2
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3
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341:世界@名無史さん
06/11/05 21:34:25 0
↑↑↑

なんか必死に色んなスレにこのコピペして回っている人がいるね・・・・

だいたいどの板が本拠地か想像はつくけど

342:世界@名無史さん
06/11/05 21:50:01 0
この手の政治コピペって最近2chの政治的宣伝活動の主要な手段になってるな。
効果があるんだろうか。

343:世界@名無史さん
06/11/05 22:00:43 0
小泉マンセーはホント勘弁して欲しかった

344:世界@名無史さん
06/11/06 20:52:31 0
>317
アラブに民主主義なんて不可能だろう。
民主主義は自己決定自己責任が貫かれなければならない。特に憲法が保障する自由においては。
だがこれは、個人が自立できる、個人単位の社会でなくてはならない。
されどイラクやアフガンは部族単位の社会だ。自衛隊がサマワの土地を借りた相手は部族。
土地私有ならぬ土地部族所有。
仕事も、こっちの部族に与えたら他の部族の不満が募ったというように、部族単位で割り振られる。
都市部などを除けばすべてが部族単位の社会だ。
これで民主主義が定着するだろうか。
というか、西欧とアラブは、同じ土俵にさえ立っていないのだ。

345:世界@名無史さん
06/11/06 20:58:03 0
>314
カレル・ヴァン・ヴォルフレンはただのアホです。名前の通り、すでに枯れてます。

346:世界@名無史さん
06/11/06 21:50:14 0
トルコ人に仕事与えたらドイツ人の不満が高まりました。
エチオピア移民に仕事与えたらフランス人の不満が高まりました。

西欧も大して変わらなくね?

347:世界@名無史さん
06/11/08 23:32:58 0
URLリンク(komoriy.iza.ne.jp)
NBR WATCH 「日本社会は原住民的『部族』社会」! クラーク語録から(3)

秋田の国際教養大学のグレゴリー・クラーク副学長がアメリカのインターネット
論壇「NBR JAPAN FORUM」に投稿した興味ある主張の紹介を続けます。
以下のクラーク氏の記述はいささか旧聞に属しますが、10月6日付です。
クラーク氏は日本の社会を原始的な「部族」社会と評し、オーストラリアの先住民
アボリジニ社会にたとえています。日本社会に対しても、アボリジニ社会に対しても、
侮辱としてひびきます。
(中略)
「日本の原始共同体的な『部族』社会では、それは被害者にとっては村八分なのだ。
この被害者たちはオーストラリアの(原住民の)アボリジニたちが『邪悪の目』と
呼ぶような、扱いを受ける。被害者たちは単に他の人たちからの非難を浴びたという
事実だけで、間違ったことをしたという罪を証明されることが当然視される。
『世間を騒がせた』というだけも有罪なのだ。オーストラリアのアボロジニ部族と
同じように、日本社会のそのような被害者もただ荒野へとさまよい出て、死に絶える
ことを求められる」

348:世界@名無史さん
06/11/08 23:34:25 0
日本のいまの社会を正面から原始共同体的な「部族」社会と呼び、オーストラリアの
原住民の社会に喩えて、二つの社会は同様だと示唆しているのです。
何歩か譲って、考えてみても、クラーク氏はこんな記述によって日本社会は
後進的だと批判していると解釈できます。
いまアボリジニはオーストラリアでは一般社会にかなり同化されたといいますが、
クラーク氏はその社会の「原始性」や「部族性」を強調しており、こちらに
対しても侮蔑のそしりは免れないようです。
クラーク氏は上記の記述を私がこのサイトで彼の「拉致は捏造」という
主張を紹介したあと、各方面から批判されたことへの「反論」として
書いていました。
自分が不当に攻撃されており、そんな攻撃をするのは日本社会のアボリジニ
ふうの「原始性」や「部族性」のせいだとして、批判する側を非難して
いるのです。
自分への批判はすべて「事実ではない歪曲の不当な攻撃」だというのです。

349:世界@名無史さん
06/11/08 23:41:54 0
まあニッポンでも未だに、YESかNOかの白人文化を、狩猟民族社会として解釈する人がいるからな

350:世界@名無史さん
06/11/09 00:26:17 0
>>347


2ちゃんとか見る限り、当たってんじゃんかそれ。

ニュー速とかVIPで祭られた奴って火が付いた後は祭られたこと自体が目的化して
十字砲火を喰らうじゃん。

いくらソースがガセとか後からわかって主張したところで手遅れ。

叩かれているからには何か叩かれることをしているに違いないっていう決め付けと
それに一斉に乗る不特定多数。日本人的な心性だと思うよ。



351:世界@名無史さん
06/11/09 00:27:53 0
たかが一匹が「思う」なんてものに価値を見いだすあたりは日本人の特徴かもなwww

352:世界@名無史さん
06/11/09 02:10:32 0
>>350
あくまで匿名掲示板の枠内での誹謗中傷にとどまっているだけ、抑制も利いているのでは。
住所を晒して脅迫状や凶器を送りつけるような事態に発展することは稀だし。

353:世界@名無史さん
06/11/09 04:18:54 0
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店)

まず中国に、世界システムの覇者となる意志はなくとも、その能力があったことを
明らかにしなければならない。14世紀までにヨーロッパが産業・軍事・交通・
経済制度の発展で中国をしのいでいたならば、たとえ中国が競争から降りなかったと
しても結果は同じだったと論じることもできる。中国の艦隊は、隆盛しつつあった
ヨーロッパの優勢な軍事力に遭遇し敗北したことだろう、と。以下の節で、
こうした都合のよい主張がまちがっていることを明らかにする。
(中略)



354:世界@名無史さん
06/11/09 04:26:55 0
中国は生産において技術的に進んでいただけでなく、社会的発明に欠くことも
なかった。実際、国家と個人の資本主義を促進するのに必要な制度のすべてが、
宋・元代にまでに実施されていた。そのなかで三つの制度が基本であった。
生産と流通を組織化する制度、投資と会計を促進する貨幣と信用の制度、輸出入を
規制する制度である。それぞれ順番にとりあげよう。
加藤繁は、中国の行(商人組合)についての議論で最初に以下の意見を述べている。
「中国には、ある程度中世ヨーロッパのギルドに類似した商人組合があったことは
有名で、『会館』と呼ばれる建物を取り巻いて組織されていて、唐・宋代に
明らかな先例がある。こうした初期の時代、『行』という言葉は、『同じ商品を
取り扱う店や同じ商売に携わる店が並ぶ』組合と街路のどちらの意味にも使われた。
これは中東のバザールや中世ヨーロッパのギルドともきわめてよく似ている。
(中略)

355:世界@名無史さん
06/11/09 04:36:28 0
ジェルネが記したように、ギルドは内部の出来事を統制するだけでなく、中東と
同じく、政府との取引に際し代表としての役割を果たした。

商業ギルドをを組織する主な利点のひとつは、商人や熟練工と政府との関係を
調整してくれるからである。商店の品物についてであれ作業場の職人について
であれ、どんなものでも政府当局が要請する場合は、ギルドの長〔行首、行老〕
に申し入れる。こうして、公式の仲介人が介在することで適正な価格、適正な
賃金の支払いが保証されるのである。

加藤は、政府が購入するときにはしばしば市場価格より低い価格を支払い、
また、商人が政府から買い入れを強いられるときには高い価格を設定されたと
いうことを指摘することに、あまり積極的ではないが、実際そうだったと考えた
方が現実的であろう。ジェルネが述べた独立商人階級が、加藤が述べるように、
政府によって大いに統制・活用されるようになった時期と、宋から元に支配が
移行した時期とは一致しているように思われる。(エジプトではファーティマ朝
からマムルーク朝にかけて、同様の移行があり、原因も同じ―よそ者による軍事
支配であった)

356:世界@名無史さん
06/11/09 22:42:29 0
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行)

「実際のデータがわからないというのは、日本と欧米の民主主義の最大の相違点だ。
しかし、情報操作の問題をジャパノロジストたちはおおむね無視してきた。
西洋の専門家はみな、日頃よく出くわす『本音』と『建て前』の違いについて
知ってはいても、それをただの交渉での駆け引きと考えがちであって、情報に
関する考え方が、欧米の基本とまったく違っているとは思いつきもしない。
だがそれはやはり大きく違っている。
伝統的に日本では『真実』は神聖不可侵ではないし、『事実』も本当のことである
必要はない」
「日本と欧米、そして新たに富を得たアジア諸国とのギャップが広がるにつれて、
無念の思いは高まっている。昔から日本には社会的仕組みのひとつとして上下関係が
存在し、国民の意識の中には人間関係だけでなく、国にも当てはめたがる。
そのランク付けに当然日本をトップに置きたいが、海外との比較の中に遅れが
あらわになるとひじょうに不満度が増す。
何百万という人々が海外旅行に出かけ、シンガポールの美しく効率的なチャンギ
空港から、不快な成田に戻ってくる。その格差は甚だしくてとても無視できない。
金融界では、東京の株式市場が凋落し、2001年には時価総額でニューヨークの
4分の1以下に落ち込んでいた。中国人の映画監督が世界で興行収入のトップを
争っているというのに、日本の一代成功作は『ポケモン』だ」


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