06/08/22 13:09:15 0
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アレックス・カー/Alex Kerr
「最終的に日本を目覚めさせることができるのは、破産しかない」
アレックス・カーは断言した。
日本に35年間住んできたカー氏は、かつて彼が愛し、今なお多くのジャパノロ
ジストがノスタルジックに執着しつづけている“美しき奇跡の国、日本"の惨状
に警鐘を鳴らさざるを得ないと言う。
(中略)
カー氏は昨年、前著「美しき日本の残像」の完結編ともいえる“Dogs and Demons”
(邦訳は今年4月刊の「犬と鬼」)を米国で発表。あまりにも日本の暗い面を冷酷
なまでに露出したことで、米国内でかなりの波紋を引き起こした。とくに日本
好きの米国人ジャパノロジストは、その内容に同意しなかった。
「ぼくは12歳のときから日本に住んでいたので、冷静に日本を観察できた。
大人になってから日本が好きになる人は改宗した信者と同じで異常に熱心だ。
彼らほ日本を一種の理想社会と信じたいのだ」
(中略)
かつて日本はアメリカ人にとって魅カ的な国だったと言う。しかし今は、
アメリカ人が日本に住んでも2~3年で出て行ってしまう。それほど日本は魅カ
を失ったと、彼は嘆く。
カー氏自身、生活の拠点を、35年間暮らしてきた日本からバンコクに移した。
外資ぱかりか文化人の日本離れも急速に進んでいるのだ。カー氏の警鐘を真撃
に受け止めたい。