06/08/14 17:20:05 0
(前スレ)
外国人の見た日本アジアの歴史
スレリンク(whis板)l50
2:世界@名無史さん
06/08/14 17:22:19 0
早速訂正
外国人の見た日本アジアの歴史 → 外国人の見た日本の歴史
3:世界@名無史さん
06/08/14 17:30:50 0
過去に囚われたり他所の国にどう見られてるのか気にするのは止めろ
4:世界@名無史さん
06/08/14 17:51:28 0
明らかに活用されていない資源(失業者や空き地など)を使えるようにしてあげれば、
それだけで経済は成長する。
中国は今その段階。1人あたりのGDPでいうと5千ドル以下。
次にそこそこ公正な法制度を整えて、国民国家としてのまとまりを持ち、国民を
近代的な「労働者」に仕立て上げる。
ここが韓国や台湾。1人あたりのGDPでいうと1万ドル。
そして日本や欧米のように、新しい「知」を創造し、それを技術に転換して生産性を
あげていく。1人あたりのGDPでいうと3万ドル以上。
真ん中はあんまりないんだよね。クウェートみたいな産油国やポルトガルといった
西欧なのかどうなのかよくわからない地域。ここが2万ドル。
それで、中国の段階だと、そこそこ理性的な政府があって、外資から資金を調達できれば
がんがん発達する。自給自足の物々交換の農民を工場に連れて行けば、GDPはゼロから
プラスへと一気に動くのだから。
だけどこんなレベルの国に投資することは普通はない。それこそ、サラ金しか手を出さないような
信用も担保もない貧乏人。
だから中国が金を集められること自体がすごい。
5:世界@名無史さん
06/08/14 18:07:12 0
>過去に囚われたり他所の国にどう見られてるのか気にするのは止めろ
単純に外国人による日本の評価を見て、どのぐらい乖離してんだろ、ってスレじゃん
6:世界@名無史さん
06/08/14 19:43:30 0
中国に理性的な支配者が絶えて何千年になることやら。
周の三代康王まてで、以降、キチガイばっかし。
7:世界@名無史さん
06/08/14 20:18:52 0
>>6
気違いはそう多くないんだが
宦官の言いなりになる皇帝が多いのが問題だな。
8:世界@名無史さん
06/08/14 20:27:24 0
ロシア人だからといって非難するわけではなく、彼らがわれわれになりすまそうと
していることを私は非難するのである。ロシア人はまったく文化的でない。
ロシア人は自らが模倣している他の国民たちを猿のようにからかっている。
それでいて、同時にロシア人は他の国民の猿まねをしたいという願望にどっぷりと
つかっている。そんな猿まねさえしなければ、ロシア人が文化的でないという
事実が、文化的になりたいという願望までも覆い尽くすこともないだろうに……
ロシア人は原始的状況の下におかれたままだし、もともと文明には不向きなのである。
マルキス・ド・キュスティーヌ(フランス貴族・作家・時事評論家)
↑西欧人って、有色人種だけでなく、東方正教会圏の国々にも根強い偏見を
持っているよね。
9:世界@名無史さん
06/08/14 22:01:32 0
>>6
そりゃまた古い話でwww
10:世界@名無史さん
06/08/14 22:01:45 0
>>8
どこかの隣国にそっくりなわけだが
焚書すっからそんなことになるんだよ
11:世界@名無史さん
06/08/14 22:02:13 0
『日本/権力構造の謎(下)』(カレル・ヴァン・ウォルフレン、ハヤカワ文庫)
中曽根首相は…日本人は個人として神道やキリスト教と共に仏教を受け入れる
多神教であると説明した。彼は、その時、日本人の考え方は「一神教の
西洋人」の考え方より寛容であることになる。究極的に相容れない信念を
同時に受け入れるのは、実際には、どれも信じないのと同じだと、彼が
思っても見なかったのは明らかだ。…メソポタミア、ペルシャ、インド、
西洋、そして中国の宗教、哲学は伝統的に弁別法および二分法を欠かせない
ものとした。これに対し、日本人はそれを避けることを日本的なものの
真髄とし、讃えてきた。
『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中島岳志、中公新書ラクレ)
彼らは、ムスリムやクリスチャンの宗教復興運動を「常に狂信主義に陥り、
他宗教の集団を攻撃する」原理主義として捉え、一様に批判する。そして、
そのような運動に対して、ヒンドゥーの態度は原理主義的では全く無く、
他宗教に寛容なものであると主張する。
彼らは、ヒンドゥーとイスラームおよびキリスト教の間には根源的な違いが
あるという。それは、自分たちヒンドゥーが、宗教の違いを「一つの真理の
別の形での表れ」と考え、他の宗教も同じ真理を表現する根源的に同一の
ものと見なすのに対して、ムスリムやクリスチャンは、自らの信仰だけが
正しい真理を表現していると考え、他宗教と相容れない別の真理の体系で
あると見なすという違いであるという。そして、彼らは、ムスリムや
クリスチャン達が行う宗教復興運動が他宗教に対して非寛容な態度に
出るのは、この点が大きく作用しているからだと言い、それを偏狭な
態度として批判するのである。つまり、「そもそもイスラームやキリスト教
は一神教だから寛容性がない」という「セム的一神教批判」をしている
のである。
12:世界@名無史さん
06/08/14 22:06:52 0
>>10
ロシアで焚書なんて聞いたことないが?
13:世界@名無史さん
06/08/14 22:08:01 0
ウォルフレンはあまり好きじゃないが、
「多神教は素晴らしい、一神教は争ってばかりで困ったものだ」的な意見には確かに違和感を感じる。
14:11
06/08/14 22:09:24 0
URLリンク(j.people.com.cn)
傅鉄山司教は演説で、「中国では数千年間、『平和重視』が伝統文化に
おける重要な精神となっている。このような精神が、異なった宗教や
文明を受け入れることのできる、中華民族の寛容さを養ってきた。
各宗教は寛容な環境の下、共存を求め、平和を崇めるという素晴らしい
伝統を育てている。中国は多宗教国家である。各宗教は共存し、歴史的
にも残酷な宗教戦争が発生したことはない。
↑ウォルフレンの主張とは違って、少なくともインドや中国では、日本と
同じように多神教は一神教より寛容だと考えられているようだな。
15:世界@名無史さん
06/08/14 22:12:58 0
しかしシナ人が平和でもなければ寛容でもないのは周知の事実。
16:世界@名無史さん
06/08/14 22:19:13 0
>>13>>15
ウォルフレンの困ったところは、世界の他の地域と共通するところがある
現象を、日本だけの特殊な現象としてしまっているところ。たとえば、
日本はつねに新しい宗教をきわめて寛大に迎え入れてきたというのが
定説になっているが、そう言えるのは、その新しい宗教や教理体系が
既存の政治体制を脅かすことがたいとみなされた場合だけである、と
主張しているが、これは中国やローマ帝国でも同じ。
17:世界@名無史さん
06/08/14 22:34:08 0
シナ人が寛容で平和を愛するなんて事は聞いたことがないなw
二次大戦後にでも10箇所以上は侵略してるだろw
18:世界@名無史さん
06/08/14 22:35:24 0
貢ぎ物を納めれば、あとは満足。寛容だったな。昔は。
19:世界@名無史さん
06/08/14 22:37:27 0
>>18
それは日本のような遠方にある国に対してだけ。
朝鮮半島やベトナムは中国からの侵略・搾取を受けた。
20:世界@名無史さん
06/08/14 22:48:41 0
対外的軍事的進出を否定している日本の憲法第九条の方がまだ平和的。
21:世界@名無史さん
06/08/14 22:48:54 0
中国は侵略するよりされる側というイメージだが。
侵略されるごとに相手の文化を飲み込んで中華化してきたが。
日本も素直に中華化すれば侵略も容易だっただろうし、反発もなかったであろう。
彼らにとって興味があるのは為政者の人種ではなく、為政者が中華であることを
受け入れるかどうかなのだから。
22:世界@名無史さん
06/08/14 22:59:12 0
>>20
でもウヨは、普通の国になりたがっている。
23:世界@名無史さん
06/08/14 22:59:29 0
ウォルフレンのようなリビジョニストたちは、日本人の行動様式は、
西洋キリスト教文明と違って抽象的普遍的原則をもたずその場その時の
権威に従う、と主張していた。しかし西洋でも次のような事件が起きている。
1995年7月に、ボスニアのスレブレニツァに500人のオランダ軍が国連軍
として駐留していたところに、セルビア軍が突入してきたが、オランダ軍は
無抵抗で全員無傷のままに降伏(というよりはセルビア軍の侵攻を無視)し、
難民たちは虐殺されてしまった。
ちなみにセルビア側はムラジッチとオランダ人司令官の会見の様子を
ビデオに撮影していたが、それは次のようなものだった。
ムラジッチ「国にはお前の帰国を待っている家族がいるんだろ」
オランダ人司令官「家内と子供がいます」
ムラジッチ「家族に会いたいか」
オランダ人司令官「もちろんです」
ムラジッチ「お前の部下が俺の部下に発砲したとの報告が入っているぞ」
オランダ人司令官「何かの間違いです。私たちはただのピアノ弾きにすぎません」
ムラジッチ「そうか、役に立たないピアノ弾きだな」
24:世界@名無史さん
06/08/14 23:03:42 0
(ちなみにピアノ弾きとは西部劇でよくある、居酒屋で喧嘩が起きた際、
たまたまそこでピアノを弾いていた人のことで、争いに無関係な部外者を
意味する)
日本人と違って抽象的普遍的原則を持つ西洋人が、なぜムラジッチに
対してあのような卑屈な態度を取り、難民をむざむざセルビア軍の手に
渡るままにしておいたのか謎である。
25:世界@名無史さん
06/08/14 23:06:38 0
>>22
「普通の国になりたい」ってのは、
欧米スタンダードに仲間入りがしたくてしょうがないってことだろ。
そんな奴がウヨか?
まだ自主国防論の方が好感が持てる。
26:世界@名無史さん
06/08/14 23:22:28 0
前スレのミラー
外国人の見た日本の歴史
URLリンク(p2.chbox.jp)
27:世界@名無史さん
06/08/14 23:59:24 O
>>23>>24謎でもなんでもなかろう。セルビア人はキリスト教徒だが、難民は異教徒だからなw
28:世界@名無史さん
06/08/15 00:21:29 0
日本文化はその物質的な面では西洋文化に似ていて、工業はまだ未発達の
段階にある。しかし、日本文化の精神面は西洋、特にアングロ・サクソン的
西欧文化の精神面と全くちがう。天皇を現人神と崇拝するのは、どの村の
どの学校でも教え込まれて成功し、人民が国家主義を支持するささえに
なっている。日本の国家主義的ねらいは経済面だけではない。中世的な
王朝の繁栄と領土との野心もある。日本人の倫理観は功利主義ではなくて、
強烈な理想主義である。親孝行が基本であり、その中に愛国心を包含している。
それは天皇が彼の国民の父であるからである。日本人の物の見方には、
皇帝とローマ教皇との関係についての13世紀の理論によく見られる型と
同種類である迷信的で現実認識の欠如したところがある。しかし、
ヨーロッパの場合、皇帝とローマ教皇とは別々の人間であったから、
両者の争いが自由な発想を助長させた。日本では1868年の明治維新以後、
国民は一人の神聖な人間に結合され、団結体制に疑問を生むような内部的な
争闘はない。
中国とちがい、日本は宗教的な国である。中国人は証明されない限り、
人の言うことを信用しない。ところが日本人はウソと証明されるまで
信用する。天皇は神聖なり、という見解に不利などんな立証も聞いた
ことがない。
B・ラッセル『中国の問題』(理想社)
29:世界@名無史さん
06/08/15 00:35:14 0
これまた古い本棚。
30:世界@名無史さん
06/08/15 00:51:21 0
URLリンク(www2.big.or.jp)
なぜ日本人は日本を愛せないのか
Why Can't the Japanese Love Japan?
『カレル・ヴァン・ウォルフレン 著/毎日新聞社』
本著は、変わらなければならない日本に、変わらなければならないその理由を
明確に示しているのだが、歴史的にその先駆的な業績をあげた人も紹介している。
例えば―
安藤昌益
(江戸時代)彼は道徳的見地から、社会的身分の上下は虚構にすぎないことを
理解した。
人生に究極の意味を与える信念の体系、思想というものが、不当な既成秩序を
正当化する手段にもなりうることを認識していた。
儒教や仏教の教義にもこれが当てはまることを、理解していた。
日本の精神は歴史のなかで、こうした思想―真に民主的で、かつ人間が本来
もっている正義感を明らかにする思想―を、自然発生的に生み出してきたのである。
植木枝盛
彼は「自由民権運動」の重要な活動家で、彼が起草した憲法草案は、おそらく
まだ超えられたことがないほど優れたものである。
植木の憲法草案には、市民の権利を保証する十分に練り上げられた条項が
盛りこまれていた。
政府みずからが憲法を侵す誘惑にかられやすいことを理解し、政府による
かかる行為は、国民が新しい政府を樹立するため政府を転覆させる正当な理由
になると定めていた。
植木の憲法草案が実施されていたなら、今世紀の日本の歴史はまったく違う
ものになり、あれほど悲惨な状態にはならなかっただろう。
田中正造
足尾銅山による鉱毒汚染の被害を緩和するために命を捧げた。
31:世界@名無史さん
06/08/15 01:09:26 0
日本は法律より場の雰囲気(ニューマ)が優先する国。
条文になんて書いてあろうと、運用は改定される。
憲法9条もそうだし、身近なところではサビ残なんかもそうだ。
運用が変わった後に法律が後追いで改正される。
なんといっても養老律令を千年以上改正しないで使ってきた国だからな。
32:世界@名無史さん
06/08/15 01:24:03 0
『日本/権力構造の謎(』を読むと、国学・朱子学・陽明学は取り上げられて
いても、洋学・蘭学にはまったく言及していない。
徳川幕府のキリシタン弾圧に、オランダ人が手を貸したこともスルー。
また和辻哲郎のことを“ナショナリストの倫理哲学者”と書いている。
さらに“民族”という用語は社会的有機体や家族的な一致団結を意味するが、
文脈によってはナチスが使った意味でのドイツ語の“フォルク”に類似する
と書いている。
33:世界@名無史さん
06/08/15 05:48:43 0
>>28
「天皇機関説」とかあるし。
そもそも全知全能の神なんてのをまるごと信じてるキリスト教徒が多い
欧米人に宗教的だの盲目だのと言われたくないわ。
34:世界@名無史さん
06/08/15 15:15:17 0
URLリンク(www.aaa.or.jp)
-外国人の見た牛車・車道-
35:世界@名無史さん
06/08/15 16:20:23 0
ウォルフレンって安藤昌益をよくだすけど
昌益って社会的影響力は0だったわけでしょ
門人にも著名な人はいないはずだし、
ヨーロッパにだって風変わりな思想家はさがせばいくらもいるんじゃないのかね
36:世界@名無史さん
06/08/15 17:29:12 0
何かウォルフレンはプロ釣り師の様な気がしてきたw
この人、日本以外での知名度とか、出版物の売れ行きってどうなの?
37:世界@名無史さん
06/08/15 17:35:16 0
>>35
同じ地区から、小林多喜二が出ているから、完全に影響力0とは言い切れないと思う。
38:世界@名無史さん
06/08/15 17:54:37 0
>>35
安藤昌益はE・H・ノーマンというカナダ人外交官が紹介したので
英語文献が存在する。
ウォルフレンは日本語が読めないのでこいつばっかり取り上げてるんだ
と思われ。
>>36
ウォルフレンの著作で、英語圏で出版されているのは『日本/権力構造の謎』
だけ。あとの著作は全部日本でだけ出版されている。
39:世界@名無史さん
06/08/15 18:08:34 0
>>37
小林多喜二って昌益から影響うけたの?
昌益って死後 墓まで壊されたって話だから
思想が受け継がれたような様子がないとおもったんだけど
40:39
06/08/15 18:11:28 0
ごめ
こわされたのは 墓じゃないや 守農大神って彫られた石碑か
41:世界@名無史さん
06/08/15 20:26:48 0
>>38
オランダで1冊、英語圏で2冊は確実のようです。
URLリンク(nl.wikipedia.org)
42:世界@名無史さん
06/08/15 21:46:45 0
URLリンク(jp.eastday.com)
第二十一回 花と刀:日本の秘密と恥―華人の目から見た日本の文化 (下)
米国の人類学者のベネディクトの、1946年に出版された著作《菊と刀》の中で、
欧州と比べて、キリスト教を信俸する民族は原罪意識があって、もし彼は誤りを
犯せば、有罪を認めて、懺悔する。日本の恥の文化はどんな事をしてもすべて
善悪に分けることがない。ただ恥である。悪事をしても、罪を犯しても、発覚
しなければ、恥辱を感じないので、彼は過ちを認めることはない。彼は恥を
感じさえすれば、自殺、切腹のような激烈な行為を選び、自決する。
髫子はこれに対して、侵略行為は日本の文化の中で、犯罪だと思われていない。
もし侵略される国は日本に賠償を求めるなら、謝罪させ、日本は恥をかくこと
になる。そして、日本はしっかり忘れない。しかし、戦後、これらの侵略された
国家が日本をしっかりつかんでいない、徹底的に罪を認めさせていないので、
日本の文化の論理によれば、間違っていないと思われている。日本が過ちを
認めないので、世界人民の前で恥と感じることがなくて、そのまま過去を覆い
隠すことができると思われている、と述べた。
43:世界@名無史さん
06/08/15 21:51:47 0
>>42
全く逆な気がするが。無罪・有罪をきっちり分けて法と裁判で白黒をつける西洋。
何でも罪悪感を感じて恥と受け取る日本。
44:世界@名無史さん
06/08/15 22:02:25 0
奴らだって原罪意識なんてねーだろ。
特に先進国≒新教国は日本以上に宗教に対してドライ
45:世界@名無史さん
06/08/15 22:15:35 0
原罪意識があって、懺悔する民族であるキリスト教徒
過ちを認めず恥を感じない日本人
これまでどちらがより多くの戦争を起こしてきたか
46:世界@名無史さん
06/08/15 22:20:00 0
でも>>42みたいなことは欧米人の間でも広く信じられている。
47:世界@名無史さん
06/08/15 22:22:40 0
世界的に活躍できなかっただけというオチもあるがw
48:世界@名無史さん
06/08/15 23:24:14 0
このことは、アメリカの本屋へ行ってみるとわかる。「歴史」(History)
というコーナーに並んでいるのは、ヨーロッパの歴史と、ギリシア・ローマの
古典時代についての書物だけだ。ヨーロッパ以外のアジアやイスラム地域を
扱った書物は、「地域研究」(Area Studies)に入っている。歴史としては
扱われていない。中国でさえ、アメリカでは「地域研究」で、歴史の対象
にはなっていない。
中国が歴史の対象になっていない根本的な理由は、漢字などという野蛮な
ものが、まじめな歴史の材料になるわけがない、という感覚らしい。
もうすこし正確に言えば、アレクサンドロス大王の征服の及んだ範囲
だけが歴史の舞台なので、その外側を扱うのは歴史ではない。つきつめれば、
そういうことになる。
岡田英弘『歴史とはなにか』(文春新書)
49:世界@名無史さん
06/08/15 23:27:56 0
つうか、白人の歴史って殆どカール大帝以後しかないじゃん
ローマに征服されるまで文字も知らない蛮族だったんだから
50:世界@名無史さん
06/08/15 23:32:27 0
アメリカ自身の歴史も「歴史」にも入らず、「アメリカ研究」
として独立しているんだが、「これも、まじめな歴史の材料になる
わけがない、という感覚らしい」のかw。
51:世界@名無史さん
06/08/15 23:32:42 0
>>49
イギリスの歴史家トレバー・ローパーは、「歴史というものは本質的に
ある目的に向かって進む運動なのである」といっている。
アジア・アフリカ諸国のように、社会が停滞し、同じサイクルを
繰り返しているだけでは「歴史」の名に値しないということなのだろう。
52:世界@名無史さん
06/08/15 23:57:46 0
アレクサンダーの足跡内でも、黒人文化の先進性、アフリカ起源の文明、作物については
タブー扱いされている様だ。エジプト文明の起源、実態が黒人にあり、アフリカ各地に痕跡がある様だが
公式の教科書には載せられていない。まじめな研究者の成果が少しづつ漏れ出しているに過ぎない。
主流をレイシストに押さえられていると云う感じかな。その内に広範な焚書が起きて
この手の研究が抹殺されるのかもしれない。
53:世界@名無史さん
06/08/16 00:02:17 0
>>48
「歴史」ということばは、アメリカでは「だれでも知っている話」
として軽く使われ、アメリカ史自体も対して重要視されず、
現代史の国際関係と地域研究が重要視されるという内容だったと思うが
・・・・いつのまにかウヨの都合のいいように改編されている。
54:世界@名無史さん
06/08/16 00:11:20 0
イギリスでもアジア・アフリカ研究は、ロンドン大学東洋アフリカ学院
(SOAS)でまとめて行われている。
ヨーロッパ諸国の歴史は大学内のいくつものカレッジに分散されているが。
55:世界@名無史さん
06/08/16 00:35:49 0
みんな悪かったんだよ。みんな反省しようね 日本。
誰が悪かったんだゴルァー 欧米。
56:世界@名無史さん
06/08/16 00:53:47 0
スティーヴン・ハウ『帝国』(岩波書店)
雑種・普遍主義・日本―解説にかえて
日本語の訳者として本書でとくに気にかかったのは、近代日本の位置づけが
まことに曖昧なことである。そもそも、日露戦争がロシア・ツァーリ帝国
体制を大きく揺るがし、アジアにおけるナショナリズムの覚醒のきっかけに
なったことや、「大東亜戦争」が東アジアにおける近代ヨーロッパ海洋帝国
体制の崩壊と植民地独立の決定的な引き金になったことにいっさい触れていない。
西洋の知識人は概して日本について無知・無関心だから、と言ってしまえば
それまでだが、同時に、近代史のなかでの日本の落ち着きの悪さが反映されて
いるとも考えられる。
見市雅俊
57:世界@名無史さん
06/08/16 08:41:19 0
>>54
東大の地域研究でも、英米仏独は単独の分科としてあるけど、
アジアとアフリカは一まとめだ。今は変わっているかもしれないけど。
58:世界@名無史さん
06/08/16 22:06:31 0
キッシンジャーは周恩来との会談で、
「日本は突然の大変化も可能で、三カ月で天皇崇拝から民主主義へと移行した」
と語っていたが、これはむしろ逆じゃないのか?日本は長い期間をかけてじわじわ
変わっていく国だと思うぞ。
例えば明治維新にしても、それ以前から蛮社の獄、大塩の乱、生田万の乱、
藩政改革などが行われていたわけだし。
59:世界@名無史さん
06/08/16 22:52:37 0
部分だけ抽出してあてはめても主観
他の国と比較分析があっての史学
この場合キッシンジャーの日本観でしかないから
そこだけつっこんでもしょうがない
60:世界@名無史さん
06/08/17 07:11:48 0
大正デモクラシー
民本主義 議会政治
とかスルー
61:世界@名無史さん
06/08/17 07:29:30 0
>>58にはおおよそ同意。朝廷の官位なんか中国の九品中正法みたいなのが
ほとんどそのまま戦前まで使われていた。
一言で言えば日本は孤立主義の国だよ。必要な事は外から取り入れるが、
そうでなければかなり保守的。細かな模索の連続でいつの間にか
社会構造が変わっていたりする。
62:世界@名無史さん
06/08/17 10:45:04 0
鎌倉幕府の成立にしても、723年の三世一身法、743年の墾田永年私財法、
939年の平将門の乱などがそれまでにあったわけで、中世に突然変革が
起こったわけではない。
63:世界@名無史さん
06/08/17 15:17:48 0
『中国とキリスト教』ジャック・ジェルネ(法政大学出版局)
19世紀と20世紀初めのプロテスタント宣教師がキリスト教的命題を中国語に
直すときの困難さにぶつかって嘆息した。その中の一人は書いている、
「中国語はあまりにも不完全で重苦しいので、霊的な真実を運ぶ運搬車に
なれない!」また他の者は書いている、「われわれも確認したことだが、
言語自体が新しい真実を伝えるのに、もっとも不適切な手段の一つだ」
(中略)
「《ある》という概念は、アリストテレス的用語を越え、その分類の上に
広がり、すべてを包含する。ギリシア語はたんに《ある》という動詞(これは
決してどの言語にも必要なものではない)を有しているだけでなく、この動詞
からきわめて特殊な用法を作った……言語は《存在する、ある》を対象化できる
概念とさせたので、哲学的思考はそれを他のどんな概念とも同様に扱い、分析し、
位置づけることができた」
バンヴニストの分析はギリシア思想の二つの特徴を浮き彫りにしている―さらに
一般的には西洋思想―その特徴はギリシア・ラテン語の構造と密接な関係がある、
つまり一方には、無意識な言語使用から来る明白で必然的な性格を持つ範疇があり、
他方、西洋の哲学的、宗教的思想における「存在する、ある」を探求した。
そこから、バンヴニストの言い方を踏襲するなら、「哲学的にして霊的な経験の
多様性は、言語が言語であり、象徴化するというだけの理由で言語が行う分類法
に無意識に依存している」と結論できよう。
64:世界@名無史さん
06/08/17 15:46:10 0
同じような指摘がインド思想とその表現言語との関係においても当てはまるだろう、
つまりその言語はサンスクリット語であり、インド・ヨーロッパ語であり、その
一般的構造はギリシア・ラテン語と同様である。文法学者、論理学者、そして
哲学者らはインド世界ではみな近接関係にある。インド思想は、ギリシア思想と
違った道を進んだが、やはり言語の機嫌の範疇全体の上に形成され、また存在
概念に主要な重要性を置いている。サンスクリット語も存在動詞《語根as-)
とその動詞の派生語―sant-(現実的、真の、正しい、よい)、satya(真実の、
現実的な)、sattva(存在、現実、精神)を有している。astikyaは神の存在を
信じることであり、nastikyaは存在、虚無主義、無信仰である。
洗練されていて、インド・ヨーロッパ型の言語に頼らなかった哲学的省察の
重要な例となった唯一の文明は中国文明である。ところで、ギリシア語、ラテン語、
あるいはサンスクリット語の言語モデルに比べて中国語モデルほど異なって
いるのは想像もつかないほどである。中国語は世界の言語の中で、語形論に
よって体系的に特徴づけられるべきいかなる文法的範疇もないという奇妙な
特殊性を表している、つまり外見上、形容詞と動詞、副詞と補語、主語と属詞を
区別するものがまったくない。語の機能はまったく統辞法に依存している。
中国語には存在動詞もなく、ギリシア語なら名詞ousiaあるいは中性to on で
楽に表現できるような存在、あるいは本質概念を表せるような言葉がまったくない。
また同じく、現象的なものを越えた永遠の安定した現実としての存在概念は中国で
知られていない。
65:世界@名無史さん
06/08/17 16:01:22 0
これは中国の哲学者、梁漱溟が1921年に出版した著作の中で、この点に関し、
中国を西洋のみならずインドにも対比して指摘したことである、つまりこう
述べている、
「中国で議論された形而上学的諸問題は、西洋とインドで議論されたものとは
完全に異なっている。古代西洋と古代インドで検討された問題は決して中国で
議論されたことがない。それらの問題は西洋とインドで同じ問題でないかも
しれないが、世界の現実性を探求する点では似ている。西洋とインドにおいて
似ている点が、実は決定的に中国と違っている。あなたは、中国の哲学者の中で
一元論者であったり二元論者であったり、多元論者である者、あるいは観念論者か
唯物論者かも知れないものを見たことがあるでしょうか。中国人は静的で不動の
現実に属する問題をかつて議論したためしがない。中国最古から中国で伝統と
なった形而上学、つまり大小、尊卑、すべてを知る基礎になった形而上学は
変化を論じただけであり、静的で不動の現実を論じたことはない」
66:世界@名無史さん
06/08/17 17:02:45 0
(中略)
宣教師らは学校でスコラ哲学の抽象概念を扱い慣れていたので、中国人には
論理性がないと判断した。リッチは書いている、「かれらには論理性もなく、
道徳的善と自然的善との区別がつかず、獲得した善と自然に与えられた善との
区別がつかない……」。フーケ神父のほうでは、中国人が「弁証法の鋭さには
恵まれていないが」、「大部分が優れた精神だ」とみなしている。
67:世界@名無史さん
06/08/17 20:28:45 0
『日本/権力構造の謎(下)』(カレル・ヴァン・ウォルフレン、ハヤカワ文庫)
日本人の間には、過去の何世紀もと同様、今も自分たちは論理なしでやって
いけるという考えが行き渡っている。もちろん、これは真実ではない。日本の
技術者や科学者は他国の技術者や科学者と同じく、論理的な考え方になじんで
おり、その結果、ノーベル賞受賞者も何人か出た。
だが、社会的、政治的な問題になると、日本人は、逆説に気づいたり矛盾を解決
したいという強い欲求にかられることはなさそうである。日本の三大精神体系
(神道、仏教、儒教)も科学思想も、日本人にとって環境に働きかけるためのテコ
とならなかった。徳川時代の数学面での業績は相当なもので、17世紀末には
微積分の発明に至ったのに、チェスと似たりよったりの位置づけしか与えられなかった。
それはゲームとして扱われ、宇宙の本質、またそのなかの日本の社会と関係が
あるものとは考えられなかったのである。
68:世界@名無史さん
06/08/17 20:51:28 0
江戸時代、鎖国だった。
明治以降、世界的になってきた。
宗教の矛盾などお構いなし。
数学は微分積分に達したが、科学技術には結びつかなかった。
69:世界@名無史さん
06/08/17 21:15:50 0
古典物理がなかったからな
70:世界@名無史さん
06/08/17 21:20:04 0
和算は学問というより芸事
71:世界@名無史さん
06/08/17 21:59:18 0
>>70
その芸事で行列式や円周率計算で西洋数学を凌駕してまった。
さすがだよ、日本のヲタク精神。
そういえば、和算について、きちんと書かれた外国書も見ないな。
72:世界@名無史さん
06/08/17 22:29:18 0
そりゃそうだ。日本語が分かり、かつ数学の知識がある程度
無ければ翻訳できない。
73:世界@名無史さん
06/08/17 22:31:39 0
その芸事魂はSUDOKUとして現在のイギリス人の心を捕らえている!
ホント、おっさんおばちゃん熱中しとる。
74:世界@名無史さん
06/08/17 23:11:59 0
>>11
>中国の宗教、哲学は伝統的に弁別法および二分法を欠かせないものとした。
>>63-66と矛盾していないか?
75:世界@名無史さん
06/08/17 23:26:34 0
日本人は三つの心を持っている・・・第一の心は偽りの心であって、その
心は口にある(世間に向かって彼らが口にする心である)。第二はただ友人に
のみ見せる心で、彼らはそれを胸のなかにもっている。第三の心はただ
彼のなかに深く秘めていて、だれにも明かさない。その結果としてここでは
だれもがその周りの状況や機会にあわせて話をする。しかし、ビジネスに
おいては、彼らはこのような二重の処理をしない。中国人はビジネスに
おいてもこのような策略を弄するが。その結果、日本人はビジネスの点では
もっとも正確である。
しかし外交や戦争という場合には彼らはこのような策略を用いる。それは
彼ら自身が欺かれないようにするためである。とくに、彼らがだれかを
欺いて殺したいと思っているような場合には(それはそのような謀殺に
よってより多くの死を避けるためだが)彼らは敵を最大の好意を持って
歓迎し、そのさなかに、相手の首を斬り落とす」
by ジョアン・ロドリゲス(『「日本教会史』の著者)
76:世界@名無史さん
06/08/18 01:00:24 0
ここは変な外国人の日本論(日本人論)を集めるスレでつか
77:名無しさん@お腹いっぱい。
06/08/18 01:45:08 0
>>76
ヒント:夏厨の言葉遊び
78:世界@名無史さん
06/08/18 01:48:13 0
これって本来日本史板にたてるべきスレだよな。
79:世界@名無史さん
06/08/18 03:14:07 0
>>78
日本史版に立てると荒れそうだ。。。
80:世界@名無史さん
06/08/18 03:45:41 0
日本史板の連中は視野が狭く、世界と日本を対比した考え方ができないから
この板でいいんだよ。
81:世界@名無史さん
06/08/18 04:32:54 0
>>76
ウォルフレン、ハウ、キッシンジャー、ジェルネ、ロドリゲスにしても
変な人じゃないから困りものなのよw
特にB・ラッセルなんか20世紀を代表する知性の持ち主なんだから。
>>78
専門分野が違うからキッシンジャー、ラッセルといわれてもわからん人が多いと思う。
ロドリゲスなんかは日本史版での方が有名かもしれん。
82:世界@名無史さん
06/08/18 10:07:46 0
>>81
カレル・ヴァン・ウォルフレン総合スレッド
スレリンク(sociology板)
少なくともウォルフレンは変な人だよ。ここの社会学板のスレを読むと、
ジャーナリストとしての経歴も怪しい人物らしい。
キッシンジャーはもともとヨーロッパ外交史の専門家であって、東アジアの
専門家ではないしね。
83:世界@名無史さん
06/08/18 10:08:27 0
URLリンク(www.ywad.com)
哲学人
生きるために哲学を読み直す
Confessions of a Philosopher
ブライアン・マギー / NHK出版
これは、やがてラッセルに関する私の最大の留保事項となったものを示す例で
ある。彼は概念や言葉や思想を扱っていたが、それらが言語によらない現実の
見地から見た際に何を意味するのかはほとんど理解していなかった。人間的な
問題に直面すると、その問題についての正しい感じ方ではなく、正しい考え方
を探し、その結果として問題も解決も生身の人間と彼らへの影響という見地
からではなく、観念という見地から眺めるきらいがあった。このため、愚かな
ことを信じたり提案したりすることがめずらしくなかった(愚かな、というのは、
生活の実相や、人々の実情や、人々に行なわせたり続行させたりすることが
実際に可能な事柄とは接点がない、という意味である)。この事実がとりわけ
顕著になったのは、一方的な核非武装をめざして公に活動していた晩年のこと
だった(私の出会った唯一のソ連への核爆弾投下唱道者が、一方的な核非武装の
最も著名な公の主唱者であるのは、私にはさもありなんと思われた)。これを
根拠に、ラッセルは年をとって耄碌したと言う者が大勢いたが、実を言えば、
その愚かさに年齢は少しも関係がなかった。彼はずっとそんな調子だったの
である……。
84:世界@名無史さん
06/08/18 10:55:56 0
>>82
2ちゃんころの手にかかれば自分の気に入らない事言う奴は全員ペテン師扱いだろ
で、お前はウォルフレンの著書一冊でも読んだことあるのか?
85:世界@名無史さん
06/08/18 12:50:10 0
観念によって自分の行動を決めるってのが20世紀の特徴なのは確かだろう。
そこからいくと日本はその影響を受けた事は少ないかもしれない。
最も影響受けたのは1935年から終戦くらいか?
結果は戦争に負けて国土が疲弊した。
86:世界@名無史さん
06/08/18 13:03:52 0
さらに日本の場合に厄介なのは、イギリスで異端児的な意見を吐いている人を、
そうとは知らずに有り難がる傾向があることです。いちばんいい例が、
バートランド・ラッセル(1872~1970)についてですね。あの人は実に立派な
哲学者ですし、変わった人でして、その点はそれなりに評価もされている
わけですけれども、残念ながら国際政治についての彼の判断はあまり当たった
ことはないのです。
たとえば、第一次世界大戦のときには非戦論者であり、ナチスが勃興してきた
ときも最初は武装して対抗することには反対だという意見の持ち主であった。
しかもラッセルに代表される人々は、そのとき、デンマークやノルウェー
のように小さな平和な国を誰が攻めよう、と言ったわけです。しかし実際には、
ナチスドイツはデンマークもノルウェーも攻めて取ってしまった。彼の
いうところは全然当たらなかったわけですが、そのように当たらない警告、
提言をやった回数では、恐らくラッセルは世界記録保持者じゃないかと
思います。一遍だけ最強硬論を唱えたことがありますが、そのときも
彼にはしたがわなくてよかったという結果だった。
高坂正堯『現代史の中で考える』(新潮選書)
87:世界@名無史さん
06/08/18 18:18:09 0
結果論で、過去の人間を批判するのは簡単。
50才?寿命説
社会主義崩壊
ソ連崩壊
バブル崩壊
88:日本人が見た西洋の歴史
06/08/18 18:32:05 0
つまり、ドイツ人というのは、カール・マルクスの当時だけでなく、今にいたるまで、
抜きがたく観念論的であるので(ドイツ人に限らず西洋人の全体がそうであるが、
特にドイツ人は)、すべてのものごとは抽象的(彼らの感覚では本質的)な中核から
具体的、個別的なものへと発展する、と深く信じ込んでいるのである。
(中略)
そうすると、写本のテクストでも、より抽象的なものほどより短いので、すべて、
短い方が出発点で、長い、より具体的なものは、後世の展開である、と信じて
しまうのである。しかし、現実の世の中では話はさかさまであって、存在して
いるものはまず具体的なものなので、それが人間の思考の中でより抽象的なものへと
変化させられるのであるから、具体から抽象へ、個別の緻密さから抽象された
「本質」へ、というのが人間の思考の普通の流れなのである。しかしどうも
不思議とドイツ人というのは、こういう普通の流れの考え方を受け付けようと
しない。
田川建三『書物としての新約聖書』(勁草書房)
89:世界@名無史さん
06/08/18 18:41:59 0
具象から抽象が、普通の流れであり、ヨーロッパ人(特にドイツ人)は
不思議な連中だ。
90:世界@名無史さん
06/08/18 21:06:46 0
イギリスは逆だよね。実際問題から探っていくって方法。
イギリスの法からして基盤となる憲法ない国家だったよね?
91:世界@名無史さん
06/08/18 21:14:41 0
憲法はあったけど無くなったという見方もあるな
92:世界@名無史さん
06/08/18 22:43:15 0
>>63
日本人は漢語を換骨奪胎して西洋の概念を翻訳、咀嚼したんだし、宣教師が単に
中国語や中国文化に無知だっただけじゃないのかという気もする。
93:世界@名無史さん
06/08/19 01:20:13 0
そこに日本語訳がある以上、日本語でそのような概念を表すことは
可能だったわけだ。では、それを中国語に訳すことは本質的に不可能なのか?
とてもそうは思えないのだが。
94:世界@名無史さん
06/08/19 11:02:21 0
西洋人の間には、中国人は謎めいていて、神秘的な計り知れない考えに満ちて
いるから、理解できない、という説がある。中国における私の経験がもっと
豊富であったら、私もこの説に同感したかも知れない。しかし、私が中国で
仕事をしている期間中、私としてはこの説に同感したかも知れない。しかし、
私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説を支持する気に全然
なれなかった。私は中国人に対し、私が英国人に話す時と同じような話し方を
したし、中国人も私に、ちょうど教養もあり、かつ、物判りも悪くない中国人に
英国人が答える時とそっくりに同じように答えてくれた。私はいわゆる“ずるい
東洋人”という神話的な表現を信奉する気はない。それは、お互いに相手を
欺しにかかるゲームをする時、英米人は十中八九、中国人を打ち負かしてしまうと
私は確信しているからである。多くの比較的貧乏な中国人が金持の白人たちを
相手に勝負をかける時、しばしば、一方的な勝ちに終わる。その時、勿論、
白人がだまされて、金をしぼり取られるが、中国官吏にしてもロンドンにおいて、
同じことになるだろう。
中国人について、最も顕著な特徴の一つは外国人の心を引きつけ愛情を確保する
能力をもつことである。ただの旅行者として中国を訪れる人も長年中国に
住んでいる人も共に西欧人は中国好きになる。日英同盟が締結されているが、
極東にいるイギリス人は日本人よりも中国人のほうに好意を寄せると思う。
B・ラッセル『中国の問題』(理想社)
95:94
06/08/19 11:34:36 0
×しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説に同感
したかも知れない。しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私と
してはこの説を支持する気に全然なれなかった。
○しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説を支持
する気に全然なれなかった。
96:世界@名無史さん
06/08/19 16:22:07 0
P・A・コーエン『知の帝国主義 オリエンタリズムと中国像』(平凡社)
1960年代も末に近づくにつれ、ヴェトナムに対するアメリカの軍事介入の強化と、
それが再び起こした感情の渦を背景に、中国近現代史に対する「近代化」アプローチは、
全く異なる根拠にもとづいて批判されるようになった。攻撃の火蓋を切ったのは、
雑誌『ブレッティン・オブ・コンサーンド・エィシアン・スカラース』1969年
10月号に掲載されたジェームズ・ペックの論文であった。
(中略)
ペックはまた、「中国は日本と異なり、必要な文化的背景を欠いていたため、
結果として西洋帝国主義全面的攻撃に晒されてしまった」という中国専門家の
見解をも拒否し、むしろその逆こそが真に近いと主張した。すなわちペックに
よれば、「中国は西洋列強から全面的な攻撃を受け、そのことゆえに反応しえなかった」
のであり、他方「日本が帝国主義の支配を免れることができたのは」、日本の
伝統文化が西洋型の変革を受け入れる能力をとりわけ有していたということよりも、
むしろある程度までは、「国際環境がたまたま日本にとって好都合だったという
事情によっているのである」。
97:世界@名無史さん
06/08/19 16:37:31 0
「帝国主義的」アプローチにもとづく体系的な一冊の書物がまとめられたのは、
社会学者であるフランシス・モルダーの『日本・中国・近代世界経済』(1977年)
が最初であった。
(中略)
「伝統社会」アプローチに立つ理論家は、日本の発展は、日本のユニークな
社会的・文化的特徴がもたらしたものであったが、そうでなく、日本が
「世界経済」の中で相対的自律性を保ち得たことが原因であり、他方
中国が低開発状態に置かれたことは、中国が従属的周辺国として「世界経済」
に組み込まれたことに主要な原因があった。
98:世界@名無史さん
06/08/19 16:49:43 0
今度から本を引用するなら、その原本が出された年度も
記載してほしい。
恣意的にあまりに古い本を出されても意味がないので
99:世界@名無史さん
06/08/19 17:48:29 0
>>98 すまんけど、その恣意的はどいう意味?
しいてき 0 【▼恣意的】
(形動)
その時々の思いつきで物事を判断するさま。
「―な解釈」
恣意的が意図的ならわかるけど。
100:世界@名無史さん
06/08/19 19:56:02 0
マルクス主義的な分析って、なぜこんなに違和感を覚えるんだろうか…
101:世界@名無史さん
06/08/19 20:04:17 0
「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
イエスにそう言われて真っ先に石を投げるのがマルクス主義者ですからね。
102:日本@名無史さん
06/08/19 22:09:21 0
今世紀には、いよいよ「アジアの解放」を実現しなければならない。
誰から解放するのかって? 中国共産党からの解放に決まっている。
内モンゴル、チベット、満州、雲南、ウイグルは、侵略国家・中国に搾取されている。
人類の解放のため、全アジア人に呼びかけて、この侵略勢力を追い出さなければならない。
ただし、日本は大陸に軍事進出してはいけない。
あくまでも、言論戦と思想戦で、中共を内部崩壊させる。
人類とアジアのために、立ちあがらなければならない。我々の武器はインターネットだ。
決起せよ!人類のために。
103:世界@名無史さん
06/08/19 22:43:40 0
>>96>>97の続き
P・A・コーエン『知の帝国主義 オリエンタリズムと中国像』(平凡社)
原著は1984年発行
モウルダーの主張の要約
・江戸時代の日本と近世ヨーロッパの間に「封建制」という言葉で示される
ような政治構造におけるある種の類似性が存在することまでは否定しない。
だが大局的に見れば、日本の政治的・経済的・社会的発展は、ヨーロッパ
よりもあくまで中国の発展に類似している。
・西洋の衝撃に先立つ時点で中国と日本の間にはきわめて重要な類似性が
存在したが、東アジア地域を専門とする研究者は東アジアという限られた
範囲内で比較の作業を行うためにこうした類似性を見逃し、逆に対照的な
差異のほうを強調する傾向がある。
・中国と日本はどちらも農業を中心とする国家であり、いずれの国においても
農民はほぼ同一の方法によって、ほぼ同一のものを生産していた。
・日本も中国もともに19世紀以前の時点で、農業生産性の上昇、人口の増加、
輸送手段の改良、拡散的商品経済化の進展、外国貿易の拡大、商品経済化に
伴う社会変動を経験していた。
104:世界@名無史さん
06/08/19 22:54:45 0
・中国と日本の政治的変化の過程のあいだには本質的な類似性が存在し、
さらに日本の政治的変化の過程は、ヨーロッパの「発展のダイナミクス」
と共有するより多くのものを、中国の政治的変化の過程とのあいだに
共有している。
・日本が封建制であり、中国が帝制であることは認めるが、中国も日本も、
中央集権的な国民国家に向かって発展する兆候を示していない。中国に
おいても日本においても、政府は国民経済とのあいだに積極的な重商主義的
関係を有してはいなかった。さらに両国のいずれにおいても、ヨーロッパと
比肩しうる規模の軍事支出の加速度的膨張と国家機構の急速な拡大が
起こっていたにもかかわらず、資本蓄積に弾みを与えることはなかった。
・西洋の侵略に先立つ時期、日本における政治的諸条件が経済発展にとって
適合的であった度合いは、他のアジア諸国と同じ程度に不適合であった。
・もしも西洋の出現がなかった場合、もっとも蓋然性の高い歴史のシナリオは、
日本の封建制に内在する矛盾は、中国モデルにならって帝制的構造を
作りだすことによって解決されたであろう。
・西洋の衝撃がなくても、日本がみずからの力で資本主義的産業化の方向に
進んだかもしれないという可能性は、ほぼありえない。
105:世界@名無史さん
06/08/19 23:40:36 0
どうなんだろうねえ
近代化したかどうかは政治の問題よりも西洋の学問(主に物理学)が
入ってくるかどうかが問題な気がするが
106:世界@名無史さん
06/08/19 23:45:45 0
>もしも西洋の出現がなかった場合、もっとも蓋然性の高い歴史のシナリオは、
>日本の封建制に内在する矛盾は、中国モデルにならって帝制的構造を
>作りだすことによって解決されたであろう。
徳川幕府が滅亡して、また新しい幕府ができたんじゃないの?
107:世界@名無史さん
06/08/19 23:57:54 0
近代化は科学の発達による部分が大きいでしょう。
キリスト教世界でいう超常現象などが異端と見なされ弾圧を受け続けていたから
より論理的で科学的な立証が必要になり、おかげで科学の発達に刺激を与え続けた。
108:世界@名無史さん
06/08/20 00:10:42 0
>>104の続き
・日本においては、中国の場合と対照的に、不平等条約の強制というかたちでの
西洋による政治的侵入が、西洋が日本に対して重大な経済的利害関心を抱く以前に
行われ、その間にほぼ20年ないし30年という時間の幅、つまり「息つぎの時間」
が存在した。こうした差異に他の差異もつけ加わり、それらが原因となって、
19世紀末までに中国は「世界経済」に深く組み込まれ、他方、日本は十分な程度の
自律性を確保しえた。
・日本の工業化は、経済的には、多くの逆説的関係として起こった。すなわち
輸出品生産に傾斜していたにもかかわらず起こった。輸入品によって土着産品が
排除されたにもかかわらず起こった。さらにまた、輸出入に既得権益を持つ層が
出現したにもかかわらず、あるいは輸出価格が変動していたにもかかわらず、
そして彼らが政府の租税政策に反対していたにもかかわらず、工業化は起こった。
では何が原因で日本の工業的発展が生じたかといえば、中央集権的国民国家が
確立したことと、国家機構が国の工業化を主導したことである。
※ちなみにモウルダーはイマヌエル・ウォーラーステインの弟子。
109:世界@名無史さん
06/08/20 09:12:23 0
アジアと書いていながら
支那の論評しか載せないんだな
アジア=支那か?
110:世界@名無史さん
06/08/20 09:44:17 0
>>109
日本・中国・韓国以外ではトンデモな記述というのは少ない。
インドや東南アジアは植民地時代から研究が進んでいて、
データが揃っているから。
111:世界@名無史さん
06/08/20 10:46:11 0
>>110
単に君が
朝鮮半島や支那以外に詳しくないだけでしょ
(しかも、その朝鮮や支那の知識も間違いが多い)
112:世界@名無史さん
06/08/20 11:46:49 0
>>111 誰も書き込めるのだから
不満あればあなたがそっちの方の知識を書き込めば?
113:世界@名無史さん
06/08/20 12:02:07 0
804 名前:richardkoshimizu ◆wL1NqpcWWs [] 投稿日:2006/08/20(日) 09:41:47 ID:TLMwFesE
朝鮮邪教が日本支配に利用する似非右翼チョンコロ団体
チャンネル桜も2チャンネルも、黒幕は同じだと言うことです。
2チャンは創価・統一の朝鮮人の日本支配の道具。背後にユダヤ。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
805 名前:richardkoshimizu ◆wL1NqpcWWs [] 投稿日:2006/08/20(日) 09:42:28 ID:TLMwFesE
2ちゃんねるの右傾化、過度の嫌韓・嫌中
スレリンク(news2板)l50
運営者に問う! ユダヤとの繋がり
URLリンク(www.ch-sakura.jp)
気が狂ったように朝鮮右翼追及スレを消しまくるチャンネル桜運営者
URLリンク(www.ch-sakura.jp)
114:世界@名無史さん
06/08/20 12:14:01 0
外国人の見たインドのトンデモといえば、ちびくろサンボだな。
アニメ好きにとっては、ハウス名作劇場「南の島のルーシー」もアジアの動物に対してひどい誤謬があった。
115:世界@名無史さん
06/08/20 20:21:36 0
URLリンク(www.amazon.co.jp)
東西の振り子
ロバート・ロイド・ジョージ
↑書店に行ったら、こんな新刊が出ていたんで立ち読みしてきたが、著者は
名前が示すとおり元イギリス首相デイヴィッド・ロイド・ジョージの曾孫。
内容はといえば、中国政府が著者に金を出して書かせたんじゃないかと思える
ようなシロモノだった。
たとえば中国人商人は、日本の商社が活躍するはるか以前から東南アジアで
活躍していたと書いているんだが、それをいうなら日本人も朱印船貿易に
よって東南アジアに移住して、各地に日本人町をつくっていたんだが。
116:世界@名無史さん
06/08/20 20:28:29 0
別に間違っていないと思うが。日本人が東南アジアに進出しなかった
と書いていなければ。単に中国の知識が多く、日本の知識が少なかった
だけなんだろう。
117:世界@名無史さん
06/08/20 20:40:24 0
明初期の東南アジアに中国人の海賊がいなかったっけ?
鄭和艦隊がそいつらと交戦してた気がする。
118:世界@名無史さん
06/08/20 20:41:37 0
単に知っている東洋の知識を見せびらかして、こんなに
グローバルに知っているんだよとひけらかしただけ。
時代は中国なので、中国マンセーにしてみただけ。深い意味など無い。
119:世界@名無史さん
06/08/20 21:46:46 0
モウルダーの論は、「近代」を近代資本主義の成立と同義に見てるっぽいから
科学知識はあんま関係ないだろう。世界システム論的アプローチをとる日本の歴史学者も
けっこういるけど、彼ら的にはどうなんだろうね。
>>109
中国以外の評論ヨロ
120:世界@名無史さん
06/08/20 22:53:37 0
>>119
『世界の歴史25 アジアと欧米世界』(川北稔・加藤祐三、中央公論社)では、
・幕府は決して無能ではなく、ペリー来航について事前情報を得ていた。
・ペリーは来航前にフィルモア大統領から「発砲厳禁」の命令を受けていて、
イギリスのように「砲艦外交」を行うことはできなかった。
・日米和親条約は戦争をともなわない「交渉条約」であり、アジア諸国の多くが
経験した植民地や敗戦条約に比べて、はるかに従属性(不平等性)の弱いものであった。
・もし幕府が海外情報を入手・分析し、正しい判断をせず、文政令のような
「竹槍戦法」を採用していたら、ペリー艦隊も自衛のために発砲をし、敗戦条約
を結ぶ羽目になっていたかもしれない。
という意味のことが書かれてあった。
121:世界@名無史さん
06/08/21 00:13:36 0
『ソーシャルパワー:社会的な〈力〉の世界歴史Ⅱ』(マイケル・マン、NTT出版)
日本語版への序文―「大いなる逸脱」論争をめぐって
以後100年間、西欧の列強諸国は東アジアを支配などしなかった。中国では
停滞がつづいていて、何の反応も起こらなかった。しかし日本は反応した。
日本の成功は、初期の時代に関する私のさまざまな議論を、結局のところ
強固にしてくれるようにように思われる。よく言われることだが、
イギリスと日本における封建制から資本主義への移行―に加えて二つの
国家が示した付随的な諸変化―に見られる類似性は瞠目すべきものだ。
日本と中国の類似性よりはるかに際立っているのだ。当然ながら日本の
躍進も、後のヨーロッパ、とくにドイツという発展モデルを踏まえて
いたのだが、最高度の産業技術の領域における「軍-産」複合体制の創造は、
まったく日本独自のものだった。もっと後になって東アジアおよび東南
アジアの発展に大きな影響を及ぼしたのが、ヨリ自由主義的な(ヨーロッパ
よりもはるかに自由主義的な)日本式の発展モデルだったことも、周知の
事実である。
当時アジアの大強国だった中国自身は、十分な反応を起こすのに共産主義を
必要としたのだが、それはほぼ100年後、イギリスがうねりを起こしてから
250年後のことだった。欧米の主導権とて追い越しの瞬間からせいぜい
二世紀間、世界支配の瞬間からわずか一世紀間のことにすぎない。日本
および東アジアの「リトル・タイガー」たち(台湾・韓国・マレーシア・
シンガポール)の巻き返し、さらには現今の中国およびインドの巻き返しに
よって、全地球的な〈力〉のバランスは過剰拡大のアメリカや歯抜けの
ヨーロッパから移動しつつあると思われる。しかしこの100年間は、世界の
ただ一つの地域が全地球を支配したという、歴史上唯一の時期だった。
※日本の読者向けの文章だから、多少のお世辞が入っているかもしれんが…
122:世界@名無史さん
06/08/22 13:09:15 0
URLリンク(www.globe-walkers.com)
アレックス・カー/Alex Kerr
「最終的に日本を目覚めさせることができるのは、破産しかない」
アレックス・カーは断言した。
日本に35年間住んできたカー氏は、かつて彼が愛し、今なお多くのジャパノロ
ジストがノスタルジックに執着しつづけている“美しき奇跡の国、日本"の惨状
に警鐘を鳴らさざるを得ないと言う。
(中略)
カー氏は昨年、前著「美しき日本の残像」の完結編ともいえる“Dogs and Demons”
(邦訳は今年4月刊の「犬と鬼」)を米国で発表。あまりにも日本の暗い面を冷酷
なまでに露出したことで、米国内でかなりの波紋を引き起こした。とくに日本
好きの米国人ジャパノロジストは、その内容に同意しなかった。
「ぼくは12歳のときから日本に住んでいたので、冷静に日本を観察できた。
大人になってから日本が好きになる人は改宗した信者と同じで異常に熱心だ。
彼らほ日本を一種の理想社会と信じたいのだ」
(中略)
かつて日本はアメリカ人にとって魅カ的な国だったと言う。しかし今は、
アメリカ人が日本に住んでも2~3年で出て行ってしまう。それほど日本は魅カ
を失ったと、彼は嘆く。
カー氏自身、生活の拠点を、35年間暮らしてきた日本からバンコクに移した。
外資ぱかりか文化人の日本離れも急速に進んでいるのだ。カー氏の警鐘を真撃
に受け止めたい。
123:世界@名無史さん
06/08/22 22:52:19 0
社会は変化していくものだが
124:世界@名無史さん
06/08/22 22:55:49 0
>>122
>ぼくは12歳のときから日本に住んでいたので、冷静に日本を観察できた。
E・M・フォースターの『インドへの道』の中でも描かれているが、植民地で
育った人間のほうが、本国の人間より現地人への偏見が強かったりする。
125:世界@名無史さん
06/08/22 23:03:06 0
そうだな。アメリカでのインディアンに対する偏見を見るとそう思える。
126:世界@名無史さん
06/08/22 23:17:35 0
別に日本は(日本に限らずどの文明国もだが)天国でも地獄でもない。
カーは典型的な「古き良き日本」好きのガイジンだが、
日本が日本人の選択の果てに自分の好みに合わなくなったからといって
再び自分好みの日本になるため日本が破産しなくてはならない、
というのは最低のオリエンタリズムだろう。
127:世界@名無史さん
06/08/22 23:48:27 0
アーネスト・サトウ
チャップリン
にアレックス・カーが加わった、と
128:世界@名無史さん
06/08/22 23:49:36 0
URLリンク(www.asahi.com)
政治思想の姜尚中氏、歴史学の和田春樹氏、そして米国からキャロル・
グラック・コロンビア大学教授(歴史学)の鼎談という形(電子メール
を通じたバーチャル鼎談のようだが)だから、その筋道が比較的スムーズ
に頭に入ってくる。
やはり米国人学者が1人参加すると、論議は締まる。「アジアでの結びつき
強化」を主張する姜、和田両氏に対して、グラック氏はこう指摘する。
「日本がなぜいつまでもアメリカのナンバー・ツーでいたかったかといえば、
やはりこの戦後55年の間、非常に快適だったんだと思います。心地よい
ヘゲモニーだった。そのようにしてアジアのことが視野に入らなかった
時期が長く続いた。この心地よい日米関係からもう出なければならない
時期になってきた。しかし問題は、アメリカか、アジアかという、二者
択一的な発想ですね。そういう選択肢の立て方は間違っていて、過去の
過ちの繰り返しになりかねないと思います」
グラック氏は、欧州統合にはかなりの時間がかかったことも語り、「いま
アジアでヨーロッパの地域主義と似たようなものを立てて行くには時間が
かかるでしょう。そのためにはもちろん『戦争の記憶』という問題を、
日本政府がきちんと解決しなければならない。そうした問題を放置して
いては大東亜共栄圏という過去が必ず問題になる」と、ポイントも外さない。
(中略)
「日本と韓国は、少しずつ、以前フランスとドイツがしたように、もう
和解の道をたどりはじめているのではないでしょうか。(……)必ず
そうなると思います。ただしこれから先は(……)二国間関係では不十分
なのです。それを基礎にして、隣国関係をつくり、その中で地域的な
バランスをとって、バランス・オブ・パワーといった力関係でもなく、
覇権システムでもない、むしろネットワークとしての地域や、国際関係
のようなものをつくっていかなければならないでしょう」。
129:世界@名無史さん
06/08/23 07:34:36 0
ジョージ・F・ケナン
URLリンク(makimo.to)
130:世界@名無史さん
06/08/23 19:31:00 0
>>115で紹介した本に、日本の文化はすべて中国から伝わったものだとか、
天皇は東京の真ん中の要塞じみた宮城に住んでいるが、これは中国のそれに
似ていなくもないのだ、などと書かれていたが、
皇居(江戸城)と紫禁城は全然似ていないぞ。写真を見ただけでもわかりそうな
もんだが。
131:世界@名無史さん
06/08/23 20:13:24 0
もし「世界知」というものがこの世にあるとすれば、その内容の大部分は大航海時代以降の
西洋人の貪欲な知識欲によるところが大だ。ヘーゲル的に言ってみれば、個々の西洋人は
無意識的な知識欲を満足させようと個別的に努力したのだが、結果的に彼らは「世界知」の
形成と拡充に大いに貢献した。アジアが近世に鎖国せずにヨーロッパほどの全世界に向かう
旺盛な軍事的、宗教的な征服欲を持っていたとしたら「世界知」の内容は全然違ったものに
なったはずだ。日本人を含めてアジアは今ほどの西洋人の助言を必要としなかっただろうね。
132:世界@名無史さん
06/08/23 22:52:25 0
>>131
西洋人が書いたものを読んでいると、なんでヤシらはこんなことまでいちいち
考えて定義しなければ気がすまない人種なんだろう、と思うときがある。
133:世界@名無史さん
06/08/23 22:54:28 0
キリスト教徒が人間の一番上にあると考えるから
そこから下へ向かって等級をつけたいんだよ
134:世界@名無史さん
06/08/23 23:25:41 0
劣等史観乙
135:世界@名無史さん
06/08/23 23:28:11 0
URLリンク(www.sankei.co.jp)
仏メディアが誤った日本報道 大使館が抗議
【パリ=山口昌子】
在仏日本大使館はこのほど、18日放映のフランスの国営教育テレビ・
フランス5のドキュメンタリー番組「過去の影」や16日発行で
「レビジョニスト(歴史見直し論者)による挑発」などと報じた左派系紙
リベラシオンに対し、「事実誤認がある」として抗議していたことが
23日分かった。
フランス5がホームページ上で紹介した同番組の内容によると、番組では
日中間の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題や小泉純一郎首相の
靖国神社参拝問題などを取り上げ、日本で軍国主義が復活しているかの
ような印象を与える構成になっている。
136:世界@名無史さん
06/08/23 23:37:37 0
実際、自由史観化(ウヨ化)していると思うが。
137:世界@名無史さん
06/08/23 23:41:28 0
つうか朝日新聞とか支那共産党の意向に反した意見をすべて「右傾化」って言ってるだけやん。
「支那は差別語」とかさ、あきれてものが言えないよ。
138:世界@名無史さん
06/08/23 23:50:26 0
カレル・ヴァン・ウォルフレンは『日本/権力構造の謎』で、
「思想も、大量に輸入される。英語、ドイツ語、フランス語から訳された
書物が本屋に所狭しと並ぶ。原著の新しい思想は訳本にもいくらか滲み出る
のはまちがいないにしても、原著の精神や目的を伝えそこなう翻訳も
かなり多い」
と書いているんだが、日本語が読めないのにこういうことを書くのは
不誠実といわれてもしかたがないんじゃないのか?
それと彼は日本のことを“イデオロギーのカメレオン”と揶揄しているが、
初期のころは「学問の世界における文化相対主義はひとつの罠だ」と
主張していたにもかかわらず、最新刊の『もう一つの鎖国 日本は世界
で孤立する』では、中国に民主主義を押し付けるべきではないと意見を
変えている。
139:世界@名無史さん
06/08/23 23:53:20 0
日本は天皇が存在しさえすれば、人種が黒になっても白になっても、言語が英語になっても支那語になっても、
どうでもいいんじゃないか?天皇ってカメレオンの本体みたいな存在だよな。
140:世界@名無史さん
06/08/24 01:06:25 0
例のメモの件以来、天皇批判を目にするようになった
141:世界@名無史さん
06/08/24 01:26:43 0
>日本語が読めないのにこういうことを書くのは不誠実
不誠実だが、指摘自体は間違っていない。
142:世界@名無史さん
06/08/24 01:35:27 0
>>139
よく考えれば、いかなる時代でも生き残ってきた。
143:世界@名無史さん
06/08/24 12:49:18 0
>>138
なんかヴァン・ウォルフレンってO前研一みたい
一寸先読んで意見を変える
結果的に大局が見えていない
144:名無し
06/08/24 15:47:34 0
泰緬鉄道事件
URLリンク(www17.ocn.ne.jp)
この事件の反日宣伝には白人の有色人種に対する抜きがたい蔑視がある。
真実を知ろう。
軍事裁判の死刑囚の5日間など。
145:世界@名無史さん
06/08/25 03:04:32 0
時代に応じて、売れる本を書く。これこそが、成功の秘訣。
ということを本や文脈からではなく、彼自身から読み取ること
が一番大切なんだ。
146:世界@名無史さん
06/08/26 11:54:57 0
謙韓流とかまさにそうだったな
俺もやられた。先んじられたと思った人は多いと思う
147:世界@名無史さん
06/08/26 12:17:13 0
じゃあ次の旬は嫌B流w
148:世界@名無史さん
06/08/26 16:35:37 0
>>143
ウォルフレンの本は最近は売れていないんじゃないかと思う。
半年に一冊ぐらいのペースで新刊を出しているし。完全な自転車操業。
出版社も、最初は早川書房などの一流出版社だったのが、このごろでは
PHP研究所や徳間書店や角川書店になっている。
149:世界@名無史さん
06/08/27 13:28:23 0
J・ニーダム『中国科学の流れ』(思索社、1984)
時間と変化の受止めかた ヨーロッパと比較して
中国文化には、終末論的な、ほとんど救世主的なと言ってもいい、ときには
進化論的な、そして(それなりに)進歩主義的で、確かに時間的には直線的な―
こういう要素がいつも存在していて、商の時代以来、それぞれの要素がごく
自然に発展してきた。そして中国人が天体のあるいは地球の、循環ということに
気づいたり、あるいは想像したにもかかわらず、儒学者や道教教徒の農夫たちの
思想を等しく支配していたのは、こういう直線的な概念の要素でした。
≪時間を超越したオリエント≫という見地からまだ物を考えている人たちには、
不思議に思われるかもしれませんが、全体として中国の文化は、インド=ギリシア型
ではなくて、イラン、ユダヤ=キリスト教国型でした。
150:世界@名無史さん
06/08/30 16:28:18 0
欧米で聖典扱いされている日本学の本
ルース・ベネディクト『菊と刀』
デイヴィッド・バーガミーニ『天皇の陰謀』
151:世界@名無史さん
06/08/30 16:52:14 0
『天皇の陰謀』が聖典扱い? → 大 爆 笑
152:世界@名無史さん
06/08/30 19:05:03 0
>>151
学者ではない一般人の間ではけっこう信じられているよ。
エドワード・ベアの『ラスト・エンペラー』はバーガミーニの本に全面的に
依拠して、“不朽の著作”“不当に忘れ去られている”と評価されている。
アイリス・チャンの『レイプ・オブ・ナンキン』でも参考文献になっているし。
153:日本人の見た西欧の歴史
06/09/06 18:43:11 0
URLリンク(www.nichiei-forum.org:8080)
11月19日付の日経新聞付録紙「Nikkei 1」を読んでいて、「私のビジネステク:
外資で働くということ」という経営コンサルタントの藤原美紀子さんの記事が
目に留まった。
「外資にいると、日本びいきを装いながら、実は日本人嫌いの外国人に出会う。
ロンドンで、そんな上司に仕えたことがある。
日本企業の社長との面会は断らない。だが、時間を三十分に限定したうえ、
他に用事もないのに遅刻して、面会のさなかに『ニューヨークから電話です』
というニセのメモを秘書にいれさせて席を立つのだ。
その上司はこんな行動パターンが常だった。結局面談時間は十分ほど。でも
日本の社長さんたちは『会えただけでもうれしい』と感謝する。別の上司は
日本の顧客とランチをするとき、ウェーターに『コーヒーのお代わりは不要』
と指示しておく。『日本人は話題が乏しいからね。長引くのはいやなんだ』
外資で働く日本人には彼らと一緒に日本人の悪口を言い、『日本人であること
をやめて出世しようとする』人達もいる。私は断じてそんなことをしなかった。
『日本人の誇り』を強く胸に抱いていたからだ。……」
154:世界@名無史さん
06/09/06 18:56:11 0
>>152
『レイプ・オブ・ナンキン』が瞬間『レイプ・オブ・ナプキン』に見えた。
155:世界@名無史さん
06/09/06 19:15:32 0
来月オーストラリア・ランダムハウスから出版される
ベン・ヒルズの『プリンセス・マサコ』が英語圏で
どういう反響を呼ぶか、非常に気になる・・・。
今日の慶事に絡んで、テーマがタイムリーすぎる。
URLリンク(www.benhills.com)
どうもアンドリュー・モートンの『ダイアナ妃の真実』と
類似した暴露本のようで“Oriental Charles and Diana story”
という解説からして、必ず日本メディアが食いつく。
英語文献は暴露本といえども決して馬鹿に出来ない影響力を
持つから、その影響の波が日本社会にもやってくるだろう。
156:名無し
06/09/06 20:00:49 0
日本人を憎むのはねたんでいるからだ。長い伝統と貴族的な民族性
に負けるのである。
彼らは自分たちが民族の伝統を失ってしまったことを知っている。
ということで日本人は彼らを哀れんでやろう。
157:世界@名無史さん
06/09/06 22:19:41 0
URLリンク(blog.goo.ne.jp)
三十歳前後の頃、アメリカの大学で三年間ほど教えていました。以心伝心、
あうんの呼吸、腹芸、長幼、義理、貸し借り、などがものを言う日本に比べ、
論理の応酬だけで物事が決まっていくアメリカ杜会が、とても爽快に思えました。
向こうでは誰もが、物事の決め方はそれ以外にないと信じているので、議論に
負けても勝っても、根に持つようなことはありません。人種のるつぼと言われる
アメリカでは、国家を統一するには、すべての人種に共通のもの、論理に従う
しかないのです。
158:世界@名無史さん
06/09/06 22:20:28 0
そんな頃、四十代前半でしたが、イギリスのケンブリッジ大学で一年ほど
暮らすことになりました。そこの人々は、ディナーをニュートンの頃と
同じ部屋で、同じように黒いマントをまとって薄暗いロウソクのもとで
食べることに喜びを見出すほど伝統を重んじていました。論理を強く主張
する人は煙たがられていました。以心伝心や腹芸さえありました。
同じアングロサクソンとは言っても、アメリカとはまったく違う国柄だった
のです。そこでは論理などより、慣習や伝統、個人的には誠実さやユーモア
の方が重んうさんじられていました。改革に情熱を燃やす人も少しは
いましたが、「胡散臭い人」と見られているように感じました。紳士たちは
そのような人を「ユーモアに欠けた人」などと遠回しに評したりします。
159:\(^■^ ラ 【卍】
06/09/06 22:29:08 O
【卍】 ≦予 ̄>
G\(^■^ ラ 《我が闘争》より
\ <!>+\
今日以後、かりにヨーロッパとアメリカが滅亡したとして、
すべてアーリア人の影響がそれ以上日本に及ぼされなくなったとしよう。
その場合、短期間はなお今日の日本の科学と技術の
上昇は続くことができるに違いない。
しかしわずかな年月で、はやくも泉は水がかれてしまい、
日本的特性は強まってゆくだろうが、
現在の文化は硬直化し、七十年前にアーリア文化の大波によって
破られた眠りに再びおちてゆくだろう。
∀ <_☆_>
G\(〇m〇)
\ ※:@*\
♪別に構わんではないか、欧米が滅亡していればな…。
160:世界@名無史さん
06/09/06 22:39:36 0
欧米人=率直にはっきりとものを言う、合理的
日本人=本音と建前を使いわける、非合理的
というステレオタイプは誰が言い出したのかね~
欧米人も本音と建前を使いわけることはあるし、非合理的な面だって
あるのにさ~
161:世界@名無史さん
06/09/06 23:41:15 0
量産型思想
日本は、島国だから仲良くやっていかないといけないから、
本音と建て前を使い分け、自分の意見よりもみんなと同調を
望む。
162:世界@名無史さん
06/09/07 00:08:38 0
イギリスの金融界で働いたことのある日本人が、シティでは、
側にいる同僚以外はわざわざ挨拶しない、服の色は紺・グレー・黒で
茶色はダメ、女性の管理職はズボンをはいてはいけない、ランチミーティング
では紅茶を選んではいけない、などのイギリス人以外にはわかりにくい
習慣やルールがある、それを守らないと浮いてしまう、
と体験談を書いていた。
163:世界@名無史さん
06/09/28 19:41:06 0
■戦争中の子供たちはこう言われて育てられた。 ■
「国民は天皇陛下の赤子で、天皇陛下からもらった命は天皇にお返しすべきである」
「神州不滅だから日本は必ず戦争に勝ち、国難には神風が吹く」
「支那事変は正義の戦いで、邪魔をする鬼畜米英は断固撃滅する」
「日本兵は死を恐れないが支那兵は日本軍が突撃すると泣いて逃げる弱虫だ」
「天皇のために手柄を立てて名誉の戦死をせよ」
「沖縄戦 米兵は何を見たか 50年後の証言」吉田健正 彩流社 P164
「洞窟の外で泣いている女の子を見たことがある。背中に爆薬が仕掛けてあった。
数十メートルほど後方に、日本兵の姿が見えた。日本軍は、このように子供を
ブービートラップ(仕掛け爆弾)として使うことが多かったという。
米兵は子供を見ると、必ず駆けていって助ける。日本軍はそれを知っていて、
敵をおびき寄せる手段として子供を利用したのだという。マックの記憶では、
その子供は無事救出された」
フランク・マック(イリノイ州シートン在住)
第六海兵師団第二二連隊衛生兵
164:世界@名無史さん
06/09/29 03:27:39 0
◆併合時の日本政府から朝鮮総督府への通達
一、朝鮮人は対等の関係を結ぶという概念がないので、常に我々が優越する立場であることを認識させるよう心がけること。
一、朝鮮人には絶対に謝罪してはいけない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。
一、朝鮮人は恩義に感じるということがないため、恩は掛け捨てと思い情を移さぬこと。
一、朝鮮人は裕福温厚なる態度を示してはならない。与し易しと思い強盗詐欺を企てる習癖がある。
一、朝鮮人は所有の概念について著しく無知であり理解せず、金品等他者の私物を無断借用し返却せざること多し。殊に日本人を相手とせる窃盗を英雄的行為と考える向きあり、重々注意せよ。
一、朝鮮人は虚言を弄する習癖があるので絶対に信用せぬこと。公に証言させる場合は必ず証拠を提示させること。
一、朝鮮人と商取引を行う際には正当なる取引はまず成立せぬことを覚悟すべし。
一、朝鮮人は盗癖があるので金品貴重品は決して管理させてはいけない。
一、朝鮮人には日常的に叱責し決して賞賛せぬこと。
一、朝鮮人を叱責する際は証拠を提示し、怒声大音声をもって喝破せよ。
一、朝鮮人は正当なる措置であっても利害を損ねた場合、恨みに思い後日徒党を組み復讐争議する習癖があるので、最寄の官公署特に警察司法との密接なる関係を示し威嚇すること。
一、朝鮮人とは会見する場合相手方より大人数で臨む事。
一、朝鮮人との争議に際しては弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。権威称号を称する同道者については関係各所への身元照会を徹底すべし。
一、朝鮮人は不当争議に屈せぬ場合、しばしば類縁にまで暴行を働くので関係する折には親類知人に至るまで注意を徹底させること。特に婦女子の身辺貞操には注意せよ。
一、朝鮮人の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと。証拠を挙げ大音声で論破し、沈黙せしめよ。
一、朝鮮人との係争中は戸締りを厳重にすべし。仲間を語らい暴行殺害を企てている場合が大半であるので、呼出には決して応じてはならない。
URLリンク(ameblo.jp)
165:世界@名無史さん
06/09/30 19:23:40 0
>>163
義和団事件では紫禁城で略奪と陵辱の限りを尽くし、
朝鮮戦争では北からの避難民をスパイと区別がつかないからという理由で虐殺し、
ヴェトナム戦争では村々を焼き払い民間人を虐殺し、
先のイラク侵攻では捕虜の虐待やここでも民間人を殺しまくっているアメリカ軍ですが、
ナチス・ドイツとの戦いや沖縄戦でだけは、やたらとヒューマニズム溢れる軍隊になっているのは何故だろうw
166:世界@名無史さん
06/09/30 19:37:37 0
アメリカ軍の虐殺ったってソースが有る訳でもなし
167:世界@名無史さん
06/10/01 02:26:45 0
>>166
はぁ??釣ですか?
168:世界@名無史さん
06/10/01 22:43:25 0
子供に爆弾仕掛ける卑劣な軍隊それは日本軍とまでは読んだ。
169:世界@名無史さん
06/10/01 22:48:22 0
>>165
勝ち戦だったからに決まっている。
170:世界@名無史さん
06/10/01 22:48:22 0
URLリンク(ja.wikipedia.org)
沖縄戦末期の状況
沖縄戦末期になると、現場の日本兵は沖縄住民を戦闘の邪魔になると見なすようになっており、
民間人の保護は現実的に受け入れられない状況であった。逆に、日本兵自身が安全な壕内に
避難するために、「我々はお国のために闘っているのだ」という口実によって、先に避難していた
住民を追い出すこともあった(ひめゆりの塔で知られる陸軍病院伊原第三外科壕や他の第一・
第二外科壕、本部壕なども「追い出し壕」とされている)。ガマの中で泣き止まない赤ん坊を
黙らせるために殺害した事例も報告されている。また、民間人に対する米軍の人道的扱いを
期待した日本兵が意図的に民間人の避難先に潜り込んでゲリラ活動を展開したという話も
残っており、それが米軍を「馬乗り攻撃」に踏みきらせたとも言われている。
その一方で日本軍は、沖縄住民のスパイ活動を警戒して方言の使用禁止を命じ、
方言を使った住民をスパイ容疑で処刑したこともあったという(実際にアメリカ軍は沖縄2世
日系人を使って住民撹乱工作を実施しており、日本軍はその対処に苦慮していた)。
また米軍から住民に配給された食糧を狙って飢えた敗残兵が襲撃を行うなど、
軍民の信頼関係は著しく損なわれた。
171:世界@名無史さん
06/10/01 22:52:04 0
集団自決の悲劇
久米島では、米軍の上陸はなかったが、日本軍軍属の鹿山正部隊長(兵曹長)の疑心暗鬼に
よって沖縄の住民がスパイ容疑その他で虐殺される事件(鹿山事件)がおこっている。
苦戦を強いられた日本軍が住民らに自決することを勧め、実際に手榴弾により集団で自殺したり、
家族同士がカマなどで殺しあったりする悲劇も生じた(チビチリガマでの惨劇がよく知られている)。
ひめゆり学徒の証言の中には「兵士に手榴弾を渡されたが死にきれなかった」
「青酸カリを飲むよう言われたが量が足りなかったため飲まずにすんだ」
「攻撃に行って反撃を受けた兵士が民間人の避難していた場所に逃げ込んできたため猛攻を受けて
ほぼ全滅した」「『おまえたちが沖縄を守るのだ』と初年兵らを集めて囮に使い、
兵隊たちはその隙に逃げた」というものもある。
「友軍」による住民虐殺
生存者の中には「日本兵のほうがアメリカ兵より怖かった」「『捕まったら強姦されるか殺される』と
聞いていたのに優しくしてもらえて驚いた」などと証言する者が多くいる。南部に現存する「轟の壕」では、
壕内で幼児を虐殺するなどしたうえ、投降を警戒した兵士が住民を奥に追いやって監視をしたため
大量の餓死者が発生し、また危険が迫ると逆に住民を入口附近において盾にした挙げ句馬乗り攻撃で
多数の犠牲が出た。そのため、投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と
答えたという。読谷村では、山中に潜んでいた日本軍が米軍保護下の住民を連れ出して虐殺するという事件が
あったという。
172:世界@名無史さん
06/10/02 00:33:24 0
以上がアメリカの占領政策・プロパガンダの成功例でした。
173:世界@名無史さん
06/10/02 00:44:25 0
そうなん?
174:世界@名無史さん
06/10/02 06:37:18 0
>投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と答えたという。
わはは、住民に聞くわけねえだろ!
175:世界@名無史さん
06/10/02 07:55:19 0
沖縄には日本軍の虐殺をこの目でみた証言者が多いよ。
日本軍は子供を囮に爆弾つかい、赤ん坊がいれば殺し、
スパイ容疑で住民虐殺するなど悪行の数々が報告されている。
沖縄の人々は天皇の名の下で行われた悪行を絶対に
忘れないよ。
176:世界@名無史さん
06/10/02 08:13:46 0
>赤ん坊がいれば殺し、
泣き声が煩いっていう事かな?
殺す目的で殺したとは思えないけど。
177:世界@名無史さん
06/10/02 08:18:38 0
注射器で赤ちゃんの血管に空気を注射して殺したんだよ。
もちろん泣かれて米兵に見つかるのを怖れて。 有名な話だ。
178:世界@名無史さん
06/10/02 08:26:53 0
沖縄の人ってなんでそんなにうんこなのか
沖縄はサヨが多いから日本軍が果敢全滅したのをいいことに嘘いいまくっているだけかと
死人にくちなしだな
179:世界@名無史さん
06/10/02 08:50:13 0
果敢全滅ワロタw
180:世界@名無史さん
06/10/02 08:54:40 0
>>178さんは、実際に米兵を前にしたら、腰抜かして失禁脱糞するんだろうねw
181:世界@名無史さん
06/10/02 11:09:44 0
ガマで泣き叫ぶ赤ん坊を青酸カリでころしたのは有名な話だよ。
なんでひどいことをするんだろう。
天皇の名の下に赤ん坊を殺す軍隊など何の価値もない。
182:世界@名無史さん
06/10/02 11:13:29 0
その防空壕を見つけたアメリカ兵は、入り口から火炎放射器で・・・
183:世界@名無史さん
06/10/02 11:21:24 0
>>182
大量の海水を流し込んで・・・何て言うのも。
184:世界@名無史さん
06/10/02 11:42:12 0
キムチ臭え連中ばっかだな
185:世界@名無史さん
06/10/02 11:44:47 0
>>184 ベトナム戦争の話はしていないよ?
186:世界@名無史さん
06/10/02 11:47:25 0
もちろん朝鮮戦争の話もしていない
187:世界@名無史さん
06/10/02 12:16:21 0
このスレは外国人のみた日本及びアジアの歴史スレです。
外国人にとっては日本は子供に爆弾つける国、
青酸カリで赤ちゃんを殺害する国、スパイ容疑で住民虐殺する国
という話をしているわけです。
アメリカや朝鮮の話は別スレでどうぞ。
188:世界@名無史さん
06/10/02 12:22:49 0
>>187
そういう極一部の想像を全体の考えのように言うのはどうかと思うね。
・・・あれ? もしかして俺、釣られてる?
189:世界@名無史さん
06/10/02 12:41:55 0
>>177
人間は血管に空気を注入しても死にません。
よくあるガゼネタだよ。
190:世界@名無史さん
06/10/02 13:02:13 0
少量だと別に問題ないみたいだが、ぶっとい注射一本とかだとさすがに死ぬとかw
191:世界@名無史さん
06/10/02 13:06:03 0
そういうのをやったら出血多量で死ぬ
192:世界@名無史さん
06/10/02 13:32:32 0
>>188
天皇の軍隊がやった所業として後世にのこすべきです。
事実を事実と認め謝罪する勇気をもちましょう。
193:世界@名無史さん
06/10/02 14:18:25 0
>>192
では、同時に日本軍が行った功績についても残すべきですよね。
光と影、どちらに偏ってもいけませんよ。
・・・君には難しすぎる話だと思うが。
194:世界@名無史さん
06/10/02 14:22:17 0
集団自決を軍に強要されたのはウソでした
っていうニュースが最近あったような
195:世界@名無史さん
06/10/02 14:38:18 0
>>193
功績ないでしょ。
196:世界@名無史さん
06/10/02 19:52:24 0
「赤ん坊への空気注射」の話は、実際にガマから生き延びた人の体験談なんだけどね。
197:世界@名無史さん
06/10/02 22:56:01 0
本土の人はうそつきが多いからねえ
198:世界@名無史さん
06/10/03 00:51:46 0
中国って古代は進んでたのになんで遅れたの?
199:世界@名無史さん
06/10/03 02:36:42 0
文化は循環してないと衰退する。
ってのが定説なのに、日本ヘンすぎ。
200:世界@名無史さん
06/10/03 03:10:30 0
日本の繁栄=高度経済成長期からバブル期で実質20-30年程度
それが外国から見た日本像。
201:世界@名無史さん
06/10/03 04:06:14 0
【政治】安倍首相「村山談話」継承 日中首脳会談で表明へ[10/03]
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
アジア側から見て侵略戦争だとする認識を小泉とはうってかわって
安倍首相は認めたようですね。
両国の発展に歴史認識は欠かせない。
安倍氏には憲法改正による右翼化はしないように注文したいね。
202:世界@名無史さん
06/10/03 04:35:09 0
小泉は侵略戦争って認めてたろ
憲法改正と右翼はまったく別物だし
これだから左翼はキモイ
203:世界@名無史さん
06/10/03 07:09:46 0
>>200
景気は循環するもの。後20年は停滞してそこから立ち直るかさらに没落するか。
204:世界@名無史さん
06/10/03 20:30:35 0
>>203
ヘーエジプトやオランダが没落してもりかえしたんだ(棒読み
205:世界@名無史さん
06/10/04 01:22:15 0
>>204
エジプトはともかく、今以上、オランダにどうしろと?
オランダの相対国力は、16世紀より21世紀の方が小さいだろう。
しかし、21世紀のオランダは、16世紀と同じく、いやそれ以上に繁栄している。
オランダの現状に、なんの不満があろうか?
206:世界@名無史さん
06/10/04 08:11:06 0
ネット右翼は屁理屈ばかりこねるね。
覇権国家っていってもわからんだろうな
英国に国王出すぐらいスゲー国だったんだがな
ま話題そらししても没落した日本は回復なんかしないよ
207:世界@名無史さん
06/10/04 08:31:00 0
33 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/03(火) 20:27:18 ID:NYQV97d60
≪元琉球政府の照屋昇雄さん≫
第二次大戦末期(昭和20年)の沖縄戦の際、渡嘉敷島で起きた
住民の集団自決について、戦後の琉球政府で軍人・軍属や遺族の援護業務に
携わった照屋昇雄さん(82)=那覇市=が、産経新聞の取材に応じ
「遺族たちに戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、
軍による命令ということにし、自分たちで書類を作った。
当時、軍命令とする住民は1人もいなかった」と証言した。
渡嘉敷島の集団自決は、現在も多くの歴史教科書で「強制」とされているが、
信憑(しんぴょう)性が薄いとする説が有力。
琉球政府の当局者が実名で証言するのは初めてで、
軍命令説が覆る決定的な材料になりそうだ。
(中略)
照屋さんは「うそをつき通してきたが、もう真実を話さなければならないと思った。
赤松隊長の悪口を書かれるたびに、心が張り裂かれる思いだった」と話している。
(産経新聞 2006年8月27日)
208:世界@名無史さん
06/10/04 09:15:18 0
★李氏朝鮮の奴隷を解放したのは日本だった!
(正確に言うと日本派の朴泳孝が身分制度を廃止した。)
URLリンク(nihonjustice.hp.infoseek.co.jp)
209:世界@名無史さん
06/10/04 16:30:19 0
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
兵庫県で塾帰りの女の子(9つ)が胸を刺された。愛知県春日井市で女子中学生
(12)が登校中に髪を切られた。岐阜県関市では女子大生(21)が電柱の陰に
いた男に傷つけられた。先月末、続けて起きた事件である。
いずれも、ひとつ間違えると大事にいたったケースだろう。それが日常茶飯事になった。
普通、動物は肉食獣でも無意味で無駄な攻撃はしないという。情けないかな-
人間だけがこうした異常な行為におよぶ。
安倍晋三首相が所信表明演説をしたのも先月末だった。初の戦後生まれの首相は
戦後六十年余りで日本がこんな国と化しているのにお気づきか。美しい国も結構。だ
が私たちは弱者が一人歩きのできる国を望む。
210:世界@名無史さん
06/10/05 11:57:01 0
>>165
戦争に民間の従軍記者が同行するようになったから、宣伝効果を上げる行動をとって
利用した。
211:世界@名無史さん
06/10/05 18:29:55 0
>>195
おい…殺すぞ
212:世界@名無史さん
06/10/05 21:15:29 0
殺すんか
213:世界@名無史さん
06/10/06 03:44:25 0
>>210
日本にも従軍記者が同行しましたが南京の百人切りですかw
214:世界@名無史さん
06/10/09 07:22:51 0
>>211
自分自身と意見が違うとか考えが違うと言うただそれだけの理由で人を殺すのは、マルクス主義者だけ、・・・にしておけ。
215:世界@名無史さん
06/10/12 23:53:57 0
《新刊情報》
URLリンク(www.amazon.co.jp)
近代日本の誕生 (単行本)
イアン・ブルマ (著), 小林 朋則 (翻訳)
出版社: ランダムハウス講談社 (2006/10/12)
内容(「MARC」データベースより)
日本は急速な近代化を果たし、軍国主義へと突き進み、敗戦の痛手を味わい、
経済大国へと姿を変えた。この劇的な変貌を推し進めた力は一体なんだったのか?
近代日本を生み出した激動の100年間を振り返る。
216:世界@名無史さん
06/10/13 00:09:57 0
■「でたらめトップ」(=団塊の世代)に精神を破壊されるサラリーマン■
精神を病むサラリーマンが増えている。
その理由として、社会経済生産性本部は、仕事がハードになったとか、責任
が重くなったのに権限が小さい…など、いろんな理由をつけている。しかし、
最大の理由は、弱い立場の部下に、無茶な目標や仕事を与えたり、自分のミス
の責任を押しつける「でたらめ上司」が増えたからだと思う。
なぜ増えたかというと、同様の「でたらめトップ」が増えたからである。そ
の証拠に、会社の80%以上、すなわちトップのほとんどが、「会社の業績が
悪いのは、社員が怠けているからだ」と決めつける成果主義や、「能力開発は
社員がやれ」と説くコンピテンシー論に飛びついた。
そして、「限界を超す高い目標にチャレンジすることで、能力が飛躍的に高
まり、現状をブレークスルーする革新的な成果をあげることができる」といっ
た精神論を楯に、高い目標設定を強制し、追い立てる。あげくは、大きな成果
をあげるか、そうみせかけるのが上手な社員以外は、怠慢かつ無能な人間だと
決めつける。
これでは、誠実な社員の意欲と誇りが踏みにじられ、精神がゆが
められ、破壊されていって当然である。しかも、トップは、「他社もやるから
うちもやる」と思うだけで、自分がいかにひどいことをやっているかに思い至
らない。
URLリンク(www.yukan-fuji.com)
217:世界@名無史さん
06/10/17 20:53:13 0
日本は人の住むさいはての国である。
蝦夷島とともに、日本は北の冷たい孤独のうちに入りこむ。
良港がいくつもある東では、空漠と広がる夢幻的な太平洋にいたる。
西と南では、ほとんどいつも穏やかでよく霧に包まれる海が、
朝鮮と南の島九州のあたりで一時的に狭くなる。
列島である日本は、しばしばイギリス諸島と比較されてきたが、
しかしイギリス諸島が近接するヨーロッパ大陸に文字どおり接合されているのにたいして、
日本はそれよりも孤立し、閉鎖的でよるべない状態にある。
この孤立を打ち破るには、日本はしばしば意識してそうしなければならなかった。
そうでなければ、日本では当然、外に向かって開いていくよりも
内向きの力の方が強くはたらくことになるからだ。
しかしながら、ある日本人歴史家は次のように言明している。
「我が国の文明において、本質的に日本的だと見えるものであっても、
外国から到来しなかったようなものは皆無なのだ」と。
(中略)
見るからにとても影響されやすい日本は、多種多様な借用によって
きわめて独特な文明を築いてきた。日本はいまでもなお
みずからのあらゆる伝統に忠実であり、しかもそうしてさまざまな伝統は、
すでにほぼ一世紀も前に強国化の決め手として無条件に急いで受け入れられ
おしすすめられた西洋化と共存しているものなのである。
この不思議な二元性は、あるジャーナリストの次のような言葉を説明する。
「日本で最も奇妙なものは何か? それは日本人だ。」
(フェルナン・ブローデル『文明の文法』より)
218:世界@名無史さん
06/10/17 22:34:47 0
「自信過剰、狂信、強烈な劣等感、ときに病的なほど強くなる一等国へのこだわり。
こうした態度は、これから見ていくように、どれも日本近代史で重要な役割を
果たしてきた」
「現在でも日本の国粋主義者には、日本が他国と違って優れていることを
裏付けるために海外の学問研究を利用するという不愉快な傾向がある」
(明治憲法発布の様子を描いた絵画について)「どの人も身長が不自然に高い。
どうやら木版画家が全員の脚を実際よりも少しばかり長く描いたようだ。
天皇の横には各国の外交団が陣取り、『よし、よし』という表情で式典を
見守っている。まるで学校の演劇発表会に来た親のようだ」
森有礼は西洋文明の優位を疑わず、日本が追いつくためには西洋人との国際結婚を
推進するのが一番よいと主張したほどの人物だ」
(鹿鳴館で開かれたダンス・パーティについで、ピエール・ロティは)「日本人
男性は燕尾服を着ているが、まるでサーカスの猿のようだ」
(日露戦争を描いた絵について)「そうした絵は、どれも決まって日本人を長身で
色白の勇敢な人物に描き、敵である中国人を弁髪姿の醜くて臆病な野蛮人に
仕立てている。まるで日本人がヨーロッパ人に近い違う人種に変わったような
描き様だ」
(高村光太郎にとって)1920年代になると…ヨーロッパでの年月は周囲から拒絶
されて孤独を味わった日々として意識されるようになる。フランス人女性との
恋愛も、苦い思い出に変わった。彼女と一夜をともにしても、翌朝に鏡を見て
みれば、そこにはモンゴロイドである黄色い日本人がいるばかりなのだ。
こうした自己嫌悪は、徐々に外国嫌いと日本民族優越意識へと変わっていった」
『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
219:世界@名無史さん
06/10/17 22:49:36 0
《日本語版への序文》
この国は確かに道を何度も誤って、最後には第二次世界大戦という破滅を
迎えた。だが日本近代史は、一種のサクセスストーリーでもある。日本は、
他の国と同じで完全無欠ではない。一時は軍国主義的な権威主義に陥り、
多大な命を犠牲にして、国中が焼け野原になってしまった。しかし、そんな
惨状を乗り越えて、今では比較的自由な経済大国となり、豊かな文化や
活発な知的活動を楽しめる国になった。だから本書を、日本人の犯した
過ちを一つ残らず列挙した告発状と思って読むと、違和感を覚えると思う。
私としては、少なくとも半分以上は、日本人が成し遂げた業績を称える
つもりで本書を書いた次第である。
『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
220:世界@名無史さん
06/10/18 00:20:37 0
まあ東洋の山猿が出自の割りにはよくやった、とw
221:世界@名無史さん
06/10/18 00:34:25 0
URLリンク(www.ywad.com)
日本人が書かなかった日本
誤解と礼賛の450年
The Idea of Japan
イアン・リトルウッド / イースト・プレス / 98/03/21
基本的に、この著者がこれらの豊富なエピソードを通して言いたいことは、
偏見は相手をよく知らないことから生じる(日本人も普通の人間である)、
日本がどのように見られるかは時代によって大きく変わる(それはつまり、
西洋人の側の事情によるところが大きい)、といったことなのだが、取り上げる
エピソードがきわめて奇怪なものばかりなので、全体を読み終えると日本異質論を
宣伝しているようにしか見えない。また、「西洋人が日本人をこう見ていた」
とは言うが、「しかし実際の日本人はこうだった」という方面の記述は意図的に
省いているようだ。これは潔い立場ではあるかもしれない。
222:世界@名無史さん
06/10/18 15:30:04 0
「日本異質論」はどうしてこうもネガティブに捉えられるんだろう?
うわべのレッテルや宣伝に惑わされるから表層的に誤解されるのだ。
いわゆる四人組の議論のスタンスは日本研究と日米研究の二通りある。
このうち、日本研究の方はいまでも高い評価に値すると俺は考える。
つまりチャーマーズ・ジョンソン=ウォルフレン ラインの日本研究だ。
ジョンソンの『通産省と日本の奇跡』は日本語版を元通産次官が翻訳した
著作で元次官もこれを優れた政治学書だと認めていた。それがウォルフレン
の論文「ジャパン・プロブレム」と『日本権力構造のなぞ』で一気に悪評に
転じてしまった。それは彼の研究がジョンソンを土台にしていたからである。
また言うまでもないが、ウォルフレンの著作を評価するのは容易ではない。
彼自身があまりに毀誉褒貶の激しい大論争に巻き込まれてしまったからだ。
ジョンソンは通産省という権力集団に焦点を合わせて戦後日本の「水先案内人」
的機関だと結論した。権力の継続性というアイデアを体系的にまとめた点は
ウォルフレンがその「先駆的著作」と評した通りだ。またウォルフレンは
丸山真男の「無責任体系」を模倣しただけだとよく言われるが、とても正当な
評価とは思われない。彼の著作は非常に膨大なアイデアを合流させており、
ジョンソンはその一人にすぎない。ただジョンソン自体の思想系の位置づけは
ウォルフレンの規定が将来も変更されることなく最終的なものになりそうだ。
この二人が日本に異質性を見出したという風説は著書をきちんと読んでいない
一部の政治勢力が流したデマである。このため二人とも弁明を余儀なくされた。
学術的にまじめな研究が見過ごされて、不当な政治宣伝の犠牲にされたのだ。
223:世界@名無史さん
06/10/18 16:58:02 0
URLリンク(www.ywad.com)
ウォルフレンの本を初めて読んだとき、あまりに当たり前のことばかり
書いてあるので驚いた。こんなことは、日本人なら誰でも知っている
ことではないのかと思った。ウォルフレンの主張に反論する人もいる
けれども、そういう人たちはたぶん心の底で、「それは正しいけど、
外国人に指摘されるのは腹立たしい」と思っているに違いない。
この本も、細かいところで同意できない部分はあるけれども、大筋では
当たり前のことを書いている。ひとつ疑問が生じた。ウォルフレンは、
日本の官僚とかジャーナリストばかりと、つまり日本人の中でも知性が
劣っている部類の人たちと接触しているので、自分の言っていることが
珍しい、新しい主張だと思い込んでいるのではないか? というのはまあ
ひねくれすぎた言い方か。
224:世界@名無史さん
06/10/18 16:58:29 0
彼の言う、日本の「システム」と大衆の図式なのだけれども、私が違和感
を感じるのは、システムが大衆を一方的に踏みにじっているという捉え方
である。もちろんウォルフレンの本は政治的主張の本なので、そういう
風に描写することでモティベーションを高めるという意図は十分に理解
できるのだけれども、実のところこの「システム」は、当然のことながら、
大衆がある程度同意して存在させ、作り出してきたものなわけだ。というか、
そういう風に理解しないと、問題を間違って把握してしまうというような
局面がいくつか存在する、という言い方にとどめておこうか。
225:世界@名無史さん
06/10/18 17:08:20 0
URLリンク(www.mof.go.jp)
国際関係における異質論について
226:世界@名無史さん
06/10/18 18:30:17 0
>>225
このところ、アメリカを中心に、日本異質論あるいは日本他者論と言うべき言論が
強まっている。そのもっとも極端なものはウォルフレンの『日本の力の謎』及び
ファローズの『日本封じ込め論』であって、その論旨はまことに単純にして明快、
即ち日本は独特で理解不可能な構造を持ち、他とは異なったルールに従って利己的
に行動する存在であり、従ってその力がこれ以上世界に広がるのは阻止しなくては
ならないというものである。それらを批判することは決して難しくない。というのは、
議論に欠陥があるからで、例えば日本を異質の存在とすることから直ちに封じ込めの
必要を説くのは、疑いもなく短絡的である。それもあって、日本人の多くがそこに
差別意識を感じ、憤慨するのも無理からぬところがある。
しかし、性急に対応する前に、取りあえず一呼吸置くのが智恵というものであろう。
そのためには、約100年前しばらくの間、異質論がさまざまな人によって説かれ、
その中には極めて優れた著者によるものもあることを想起することは、多少の役に
立つかも知れない。人間というものは、苦況に立ったり、嫌なことに出会うとき、
自分だけが、それも歴史的始めて、そのような目に会っていると思ってしまうところ
がある。だがそのようなことはまずありえない。
高坂正堯のような著名な政治学者さえこの程度の認識しかなかったのか○| ̄|_
227:世界@名無史さん
06/10/18 19:57:55 0
URLリンク(www.nikkanberita.com)
小泉退陣で改革頓挫し談合政治復活 独高級紙が日本の逆行予測
小泉前首相が取り組んだ一連の改革は頓挫する。彼の退陣を機に旧来の永田町
政治と談合、そして巨大企業の傲慢さが復活するとアナリストらは予測している
━ドイツの高級週刊紙・ディ・ツァイトの最新電子版はこう伝えた。同紙東京
駐在のゲオルグ・ブルーメ記者が、在日の外国人日本ウオッチャーにインタビュー
を試みるなどして逆行する日本社会の現状をレポートしている。
228:世界@名無史さん
06/10/19 15:15:28 0
>>222
このスレでは誰も通産省云々の話について批判はしていないと思うが。
ウォルフレンの、日本やアジアの歴史や文化についての記述を批判しているわけだ。
なぜか日本人にはK・V・ウォルフレンやエドワード・サイードなど、外国の
知識人を持ち上げて「ウォルフレン教」「サイード教」の信者になってしまい、
それに対する批判には感情的に反発するヤシが多い。
229:世界@名無史さん
06/10/20 06:45:20 0
「マルクス教」みたいなもんか?
230:世界@名無史さん
06/10/20 21:26:00 0
「明治日本の藩閥政府は、内部に反対意見もあったが、ドイツと同じ道を選んだ。
その理由の一つとして、藩閥政治家は武士として育ったため政治的自由主義や
共和主義という考え方に馴染みがなかったことが挙げられる。憲法と代議制議会が
近代国家としての体裁を繕うのに必要なことは、彼らも理解していた。しかし
政府には何としてでも解決しなくてはならない問題があった。今日もイスラム
国家の多くが似たような問題を抱えているが、明治政府は近代化を推し進めると
同時に、自分たちの権威を昔からの伝統に求めようとしたのである。その解決策が、
ドイツの政治理論を日本神話に接ぎ木することだった。日本とドイツはもともと
よく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、民族の精髄として国土と血統の
純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった」
「大正天皇には父である明治天皇と違って威厳というものがまったくなく、
象徴的存在としてすら重みがなかった。真偽のほどは定かではないが、あるとき
帝国議会の席上で、筒状に丸めた勅書を望遠鏡のように覗き込んだと伝えられている」
『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
231:世界@名無史さん
06/10/22 05:02:12 0
>>218
なんだか日本に対して優位を保とうとして必死だな。
日本にかかわりを持つ欧米人は、なぜクズみたいな連中が多いのか?
232:世界@名無史さん
06/10/22 05:55:05 0
欧米人・・・・・・だけか?
233:世界@名無史さん
06/10/22 11:47:32 0
スレリンク(northa板)
親日的な白人ほど差別主義者である
234:世界@名無史さん
06/10/22 15:31:52 0
伊勢崎賢治氏が『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)で、
「良心とか正義とかを装ってしつこくまとわり続ける外人の存在ほど、当地の
人々にとってうっとうしいことはないのだ」
と書いているが、これはよくわかる、本国で受け入れられなかったリベラルな
価値観や、古きよき日本へのノスタルジーを勝手に押し付けて欲しくないと
思うわ。
235:世界@名無史さん
06/10/28 17:59:42 0
2006年3月刊 46判 264頁
(有)オフィス・プロモシ (5%)税込:\1575 (本体:\1500)
筆者は2003年より現在に至るまで、現職の在日本インドネシア共和国大使。
本書は著者自身が言うように、研究結果に基づく学術書ではない。ただ、第二次
世界大戦時の日本の歴史的事実から現在の日本の政治情勢に至るまで、大使とし
ての赴任期間中に調査、観察、経験したことに基づいた率直な見解が述べられている。
例えば、筆者は今もなお理解することのできない一つの疑問があるという。
「日本人は非常に礼儀正しく、親しみ深い民族であると感じるのに」、「なぜ、
日本軍がインドネシアの占領期間中、あれほどにも残虐な、非人間的とも言える
態度を示したのか?」また、「日本では、インドネシアの独立は日本政府の指導と
尽力により実現したのだとする者が多い」が、日本の軍事訓練や、個人的な貢献は
認めつつも、「オランダ及び日本の植民地支配に対抗してのインドネシア民族独立
への過程は、インドネシア自身の民族指導者と独立闘争者の完全なるイニシアティブ
に基づいて遂行されたものである」と明確に述べる。
【主要目次】
1 日本の近代化への過程
2 太平洋戦争への道
3 日本の政治改革
4 世界政策、地域政策、国際政治、地域政治における日本の様相
5 「二つの真実の間における」インドネシアと日本
URLリンク(www.asiabunko.com)
236:世界@名無史さん
06/10/28 18:39:07 0
>>235 あれ?タイトルと著者がなかったので↓
インドネシア外交官の目から見た日本 アブドゥル・イルサン著 宍戸久美子訳