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第068回国会 文教委員会文化財保護に関する小委員会 第1号
出席小委員 中山 正暉君
○中山(正)小委員
いま皇室関係の陵墓、これが天皇と三后を合わせまして百八十六、それから皇族方のが
五百四十八、そして埋葬者が不明で伝説の中などに残っております陵墓参考地というのが
四十六、それからそば塚と申しますか陪塚と申しますか、百二十八ある。全部合わせて
天皇家の墳墓関係として九百八という非常に大量の、その中には高松塚古墳などでは
及びもつかないであろうと思われるような歴史的な考察の材料、考古学的な研究資料になる
たいへんなものが内蔵をされておるのではないかと私は思うのでございます。
私、いつも海岸に立っていると、天孫降臨のことを思うのです。海の向こうから海上をやって
くる。水平線と空はひっついていますから、海の向こうからやってきたら確かに空から、
雲からおりてきたという文学的表現を使っても―私は天孫降臨というのは文学的表現、
非常にうまい表現をしたが、あの話は、海を越えて南のほうからやってきた人の話じゃないか
と実は思うわけでございますが、その日本の歴史の起源にかかわる、これは日本民族の誇り
になる材料かもわからない。その誇りになる材料を提供する歴史の資料を大きく含んでいると
いう部分を、人間天皇を宣言された天皇陛下のまわりにおられる―私はいまだに君側の
好がおられて、いまだに上聞に達していないのではないかと思う。天皇陛下がお聞きに
なったら、それはすぐやれ、むしろおれがやろう―おれなんておっしゃらないかもわかり
ませんが、そうおっしゃるのではないかと私は思うわけです。
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