06/07/21 02:52:33 0
>>678
職業別の排他的特権を保持する同業者組合というのなら、
室町時代の日本でも「座」という名称でソックリのものがある。
日本に限らず他の国にも似たようなものはあったはずだよ。
公家・武家・土民(僧侶は出家した者だから身分として別枠)という
士農工商の原型になる身分の大まかな分類も室町時代にはなんとなく存在した。
唯一の違いは、それぞれの身分代表が集まる
身分制議会のようなものが欠けていたということだけ。
まあ、ぶっちゃけ、世界中で中世ヨーロッパにだけ固有の社会組織なんて
ローマコンプレックスというか地中海コンプレックスの
ドイツ人の妄想の中にしか存在しないと言っていいんだろうな。
ローマ法に対するゲルマン法やら、ギリシアやローマの民会や元老院に対する
ゲルマンの部族民民主集会なんてものも、
本当にギリシアローマに対立するようなものとして存在したのかどうか怪しい。