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強国論 富と覇権の世界史
D・S・ランデス / 三笠書房
ところで、日本の農民の困窮具合を描いている324ページには次のような記述が
ある。
……魚(頭、皮、骨、尾も全部)というよりは、海の屑のような海草やプランクトン
などであった。今日でさえ日本人は、食べ物がなかったり、あり合わせのもので
間に合わせていた時代の名残りを残している。
つまり、たとえば「わかめそば」は、海の屑の海草と雑穀を組み合わせた食べ物
である。なめこの酢のものとか魚のカマ焼きとか鯛の皮とかは、全部、貧しい
頃の食生活の名残りである。持ち上げられている日本がこういう扱いをされて
いることからわかるように、他の(非西洋の)国々の扱いはもっと悲惨なものだ。