06/06/20 13:06:49 0
去年死んだうちの爺さん、満州から引き上げてきて、日本語しか分かんなかったんだけど、当時、「よこせ」という意味のロシア語だけは覚えたんだって。
っていうのも、戦争末期にはよくロシア兵の強盗がやってきたからなんだそうな。
別に危害を加えてくるわけじゃなく(といっても武器を持っているから脅しては来るわけだけど)、ロシア語で「よこせ、よこせ」とだけ言ってきたんだって。
お酒か、腕時計をひとつあげると喜んで帰っていくから、強盗が入ったときはすぐにそれをあげて帰ってもらったそうな。
その話を聞いていて面白かったのは、町を歩くロシア兵が腕時計を何個も腕につけていたというの。彼らは満足に教育を受けていなかったらしくて、腕時計のネジの巻き方を知らなかったらしい。
で、止まったらまた新しい腕時計を取りに(強盗に)行くということをやっていたんだって。