05/04/20 08:36:54
罪悪感に苦しむというのは人間的感情であり、それを消すなどというTFTの
思想は危険である。殺人事件の犯人が刑務所で罪悪感に苦しんで反省するから
被害者遺族は精神的に耐えられるのである。罪悪感を感じなければ犯罪者
は反省の機会もないし、被害者遺族は、罪悪感を犯罪者が感じて反省して
くれなければ気持ちがおさまらない。罪悪感を感じる機会は重要な事である。
私は同級生をいじめた事があり、それに関して思い出すと罪悪感に苦しめ
られる。しかし罪悪感があるから、2度といじめはやめようという気持ち
になるし、いじめを見たら注意しようとする。たしかに罪悪感を感じることは
苦しい。しかし、その苦しみは自分が人間である証拠でもあるのだ。
罪悪感に苦しむことで罰を受けることが人間として正しい在り方である。
罪悪感に苦しむことを消してはいけないと思う。
その点でTFTの主張には共感できない箇所が少々あったのは否めない。
犯罪被害者の方はTFTで苦しみから立ち直って欲しいものだが、
TFTは何故、罪悪感を消すなどという非人間的な方法を紹介するのかは
理解に苦しむものである。私は罪悪感に関してTFTを使用しない。
罪悪感が消えてしまった人間は、サイコという危険な存在ではないかと思う。
と、自分の考えを長々と述べてしまったが、被害に遭われた方が回復して
元気になることを望みます。