06/12/17 14:21:53
「反証可能性」という排他主義
そしてその中で「科学とは「反証可能性」があるものだ」という考えがカール・ポパーによって示され
た。反証可能性とは、誰にでも繰り返し実験(検証)が可能で、いつでもその間違いを指摘できる(反
証可能性)ような理論だけが、科学である。繰り返し実験ができない、やるたびに違う結果が出るよ
うなものは、「確からしさ」を調べられず、科学とはいえない。ということ。そうすると、社会科学は科
学でないことになる。
これも一つの考えであり、科学とはなにかに、答えはないわけだ。でもみんな漠然と繰り返し検証さ
れたことを科学的と思っているだろう。すなわちここで行われているのは、繰り返し検証できるものを
科学という内部と、検証できないものを非科学として外部に排除すること。さらにいえば、単純なこと
を科学と言い、再現が難しいほど複雑なものを非科学といおうということなわけだ。
「反証可能性」においては、超能力は当然であるが、心理学や社会学や経済学など人文科学全般
が科学であるか、微妙になる。
301:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/17 14:22:25
すべての現象は1回限りで複雑だ
すべての(自然)現象は厳密には、1回限りで繰り返しなどできない。物体Aと物体Bの衝突だって、
厳密には同じ結果は起こらない。力学は近似的に繰り返されているとしているだけ。厳密には物体
Aと物体Bが衝突するときの回りの環境は厳密に同じであることはありえない。そして回りの環境が
異なれば、厳密な繰り返し(検証)でなく、異なる結果ということ。力学実験ではこの環境の差が小さ
いから、誤差として、近似的に繰り返されているとしているだけ。
でも最近のカオス理論でいえば、小さな差がその後の結果に大きな現象の差を生み出すという結果
が出ている。すなわちすべての現象は複雑なわけだ。自然が単純なわけでなく、科学が自然を単
純に切り取って、見せているだけだ。
302:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/17 14:23:17
要素還元主義と帰納法という自然の切り取り
このような単純化の代表的な手法が、古典力学に代表的である、複雑なものを単純な要素に還元し
て、単純なモデルとつくる要素還元主義だ。物理学が、原子、陽子、クオークなどへとより細部の単
位へ向かったのも、要素還元主義を展開するためである。
心理学や社会学や経済学でも、要素還元主義が用いられる。たとえばこれらのの実験結果は、統
計学的に示される。80%の人がAの行動したので、「確からしさ」があると検定される。ひとりひとり
違う人が、あたかも人間という同じ単位の集まりと還元し、それが繰り返されるとして「確からしさ」を
PRされている。
世界に同じもの、同じ現象は一つとしてない。それをある単位の集まりとして扱うことで、近似的な
単純化されたモデルをつくる(要素還元主義)。そして単純化されることで観察の繰り返し(検証)が
可能になり、みんなで「確かだ」と信じること(帰納法)が、科学であるということだ。
複雑な対象を要素へと還元すること(要素還元主義)と、一度きりの現象を繰り返しへと還元するこ
と(帰納法)によって、科学は、自然を単純に切り取って、見せているだけだ。
303:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/17 14:23:56
すべては複雑系である。
それに対して、最近の科学の傾向が、複雑系という非還元主義である。還元主義は「全体は部分の
総和である」という考えであるが、複雑系は「全体とは、部分の総和以上である」という非還元主義
である。要素がそれぞれに関係することで、全体としてより複雑な振るまいをする現象である。
要素還元主義と複雑系の違いは、機械と生物の差を考えるともっともわかりやすい。機械は古典物
理学(力学)に従い、全体が部品の総和として機能する。しかし生物は力学に還元されず、部品の
総和以上に機能し、成長する。
複雑系のような考え方は、アリストテレスの時代からあるが、処理能力として複雑すぎて扱えなかっ
たわけだ。だから要素還元主義が発展したといえる。複雑系が1970年以降に発展したのは、コン
ピューターの普及によって、多くの要素とそれぞれの関係を考慮した複雑系をシミュレーションする
ことができるになったためだ。
天候、交通渋滞、経済などの生物のようなに振るまう複雑系は、コンピューターによってシミュレー
ションされている。しかしすべての現象は複雑な環境をもち、厳密には成長する複雑系なのである。
304:十二使鳥
06/12/17 14:59:18
心身二元。ね。
つまり、心(無)身(有)だな。
この世は有と無から成る。とする俺と同じだな。
久しぶり。第三の波平くん。
305:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/17 15:39:50
宇宙の「歴史」と人の歴史の違い
しかし複雑系であっても、科学である以上、自然を単純に切り取って、見せていることには
かわりがないだろう。本当の複雑さとは、1回限りの現象であるということだ。
たとえば科学において、宇宙の創生(ビックバン)から終焉(暗黒の世界)が予測されている。
さらにはこれは一つの宇宙の始まりと終わりであって、世界には多くの宇宙が存在し、それ
ぞれで始まりと終わりが繰り返されている。これは科学者の想像の世界であるが、科学らしい
想定である。世界は反復に溢れているのではく、世界から反復を取り出すことが科学であると
いうことだ。そしてボクたちは、科学と通して世界を見るのだ。
このような宇宙の「歴史」に対して、人の歴史はどうだろうか。人の歴史には繰り返しはなく、
すべて一度きりのものだと考えている。これを宇宙が単純で、人が複雑であると考えては
いけない。すべては複雑であるが、この差は、人の認識方法の差である。人は宇宙を科学的に
反復に還元し単純化して認識するが、歴史すなわち自らの物語は反復によって単純化すること
を「好まず」、複雑な姿を複雑なままで見ようとする。そして科学でなく、言語によって記述される。
306:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/17 15:40:24
人の歴史は科学によって記述されないという倫理的信念
人の身近さということでは、宇宙の「歴史」と人の歴史の中間に位置する「生物」の歴史、すなわち
進化論はどうだろうか。進化論は地球において1度かぎりのものと考えられるが、他の地球が
あれば、反復される可能性も考えられるという意味で、まさに科学と「歴史」の中間に位置する。
ここでダーウィンとほぼ同世代を生きた、ニーチェの永久回帰を考えるとおもしろいだろう。永久
回帰の思想は、科学的反復の世界と歴史的一回性の融合である。宇宙の反復が人の歴史に
接合されるが、人の歴史の唯一性を守るために、無数に近い反復の中で、いつか同一の人の
歴史が起こる。
進化論と同じ衝撃、一回限りの人の歴史が、科学の反復に取り込まれることの不安である。
たとえな人が科学として解体される、すなわち反復によって単純にされる不安とは、ボクという
唯一の存在は、単に反復の存在、個性のない多くの内の一人でしかない存在へおとしめられる
ことの不安である。蟻の群の1匹には個性がなく、多くのただの1匹のように扱われることの
不安である。ボクが死んでも、誰も気にせずに、部品交換のように他の人が入れ替えされることが
できる不安である。人はだれもがかけがえのない唯一の尊厳ある存在であるという倫理を
おとしめることである。
人の歴史とはかけがえのない人が起こしたかけがえなのか時間であり、科学によって反復に単純化
され、宇宙の「歴史」と同列に語られるよなものではないだ、という倫理的信念である。
307:十二使鳥
06/12/17 16:57:33
本来、宇宙と人は比較対象外だな、
科学と自然もしかり、
科学は自然を超えることはできないのだよ。
自然の摂理を利用するだけのものだ。
人は宇宙にあくまでも【含まれる】もので、それ以上には成りえない。
つまり、【対象外】。宇宙に対して人が独立しているのではないのだからな。
とはいえ、比較対象してみるのもいいだろう。含まれるものゆえ、
同じ摂理が見えてくる。
そんじゃ。
308:純一
06/12/17 17:10:14
まず、これ↓を御覧下さい。
スレリンク(saku板:187番)
>187 :考える名無しさん :2005/08/01(月) 00:23:43 HOST:actkyo149228.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
>>>181
>>>180の削除の件ですが、
>スレの進行を妨害しつづける者がおり、絶えずなんくせをつけ、スレ削除依頼をだし続けています。
>それによって、現在のパート8までに一度スレ削除されております。
>そしてそのときに主旨を説明し、その後、同様の削除依頼にかかわらず、
>パート8まで削除されることなく、継続してきました。
>本スレの内容を見ていただければわかりますが、哲学板の主旨に添ったレス、議論が進んで
>います。(一人常駐荒らし=純一以外は。)
>
>それでも削除理由となるような、誤解を生むようなところがあったかもしれません。
>それを考慮した改良の元、有志によって、再度スレが立てられました。
>今後、同様な削除依頼荒らしは放置していただくようお願いいたします。
>再スレ立て
>スレリンク(philo板)
ホスト情報はぴかぁ~のものですが、
>>280では、proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
309:純一
06/12/17 17:10:49
>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
>>>削除遠雷 ★さん、ありがとうございました。
>
>以下、>>146,142,137,135,157,167,172,179等、
>約二年前より哲学板で恒常的に続いている同一違反スレの再発です。
>
>削除対象アドレス:
>スレリンク(philo板)
>削除理由・詳細・その他:
>GL3:固定ハンドル(2ch内)に関して
>・固定ハンドル叩き・固定ハンドルが占用している・閉鎖的な使用法
>・固定ハンドルが題名に入っている
この11.7.244.43.ap.livedoor.jpのホストは、
おそらくはproxyだと思われますが、ライブドアの何かのサービスでしょう。
310:純一
06/12/17 17:11:45
おそらく、このサービスを使って
ぴかぁ~は削除依頼しているのでしょう。
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
>料新サービスでは、アナログ回線、PIAFS(PHS)、携帯電話、ISDN(MP接続のみ)で
>インターネット接続できるサービスです。 電話回線を使って、livedoorの
>アクセスポイントに接続し、そこからインターネットへアクセスします。
311:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 13:53:16
多くの悩みは他の人からみるとなんてことはない。なんでそんなことぐらいで、悩み、極端には死を選ぶ。
みじかさとはそのようなものである。
312:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 13:54:23
ここにあるのはやりなおし、反復に回収できない一回性である。
313:考える名無しさん
06/12/18 14:37:24
頭がぴかあ。
サザエさんか。
なるほどね。
314:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 19:25:01
利益とはなにか。なぜ利益が必要なのか。企業コミュニティではみんなで勝ち、みんなで豊かになることがめざされる。
マルクス経済学の基本である資本家/労働者の二項対立が隠されている、あるいは解体されているのか。
会社の利益はみんなの利益である、だけでなく、利益をあげるという共通目的がコミュニティ、帰属がささえられている。
そこでは内部競争こそが帰属を高める。強い共通項として利益が求められる。それを失ったとき大きなものが消失する。
しかしその帰属に関係しない人々がいる。
315:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 22:03:54
多くの悩みは他の人からみるとなんてことはない。なんでそんなことぐらいで、悩み、極端には死を選ぶ。
みじかさとはそのようなものである。ここにあるのはやりなおし、反復に回収できない一回性である。
そんなこと誰にでもある、始めは誰でもそうさ、という反復によって緩和されない、いまここ、このとき
という1回性が悩みにやり直しのなさという絶望を与える。
316:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 23:31:02
子供達のネットコミュニケーションが活発化している。生まれてすでにネットコミュニケーションが
あった世代の台頭である。
317:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 23:43:04
自意識が高いというとき、このような1回性が高いことを示す。この1回がすべてであるという
強い執着。場所的な反復=他者のそうである、時間的反復=なれてくる、ような反復へと
緩和できない。
自己とは1回性によって支えられている。誰とも違う唯一の存在、繰り返されないいまこのとき。
多くの人のうちの一人、何度でも繰り返される行為(経験)においては、自己の強度は低下する。
それは生物の群である。蟻はどれも同じで、機械のように決まったプログラムで行為を行う。
1回性の高さは自意識を支える。そして「身近」な存在ほど、自分にとってかけがえのない、
すなわち反復されない存在ということだ。
318:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/18 23:56:20
唯一の存在、繰り返されなこのときにおいて、生への緊張が生まれ、
そして尊重という倫理的要請が生まれる。
その意味で若者について言われることは両極にある。
最近の若者は、他者への尊重が低く、命の尊うに疎い、言われる。
最近の若者は自意識が高く、小さなことで、絶望し、弱い。
この両極が確かであるならば、現れる状況は、「身近さ」の小ささである。
自分の近接にのみ「身近さ」があり、少し外れると希薄化する。
このような傾向は、オタク関連でいう「セカイ系」に近い。
象徴界の消失、社会関係の希薄化
319:純一
06/12/19 00:23:57
まず、これ↓を御覧下さい。
スレリンク(saku板:187番)
>187 :考える名無しさん :2005/08/01(月) 00:23:43 HOST:actkyo149228.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
>>>181
>>>180の削除の件ですが、
>スレの進行を妨害しつづける者がおり、絶えずなんくせをつけ、スレ削除依頼をだし続けています。
>それによって、現在のパート8までに一度スレ削除されております。
>そしてそのときに主旨を説明し、その後、同様の削除依頼にかかわらず、
>パート8まで削除されることなく、継続してきました。
>本スレの内容を見ていただければわかりますが、哲学板の主旨に添ったレス、議論が進んで
>います。(一人常駐荒らし=純一以外は。)
>
>それでも削除理由となるような、誤解を生むようなところがあったかもしれません。
>それを考慮した改良の元、有志によって、再度スレが立てられました。
>今後、同様な削除依頼荒らしは放置していただくようお願いいたします。
>再スレ立て
>スレリンク(philo板)
ホスト情報はぴかぁ~のものですが、
>>280では、proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
320:純一
06/12/19 00:24:38
>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
>>>削除遠雷 ★さん、ありがとうございました。
>
>以下、>>146,142,137,135,157,167,172,179等、
>約二年前より哲学板で恒常的に続いている同一違反スレの再発です。
>
>削除対象アドレス:
>スレリンク(philo板)
>削除理由・詳細・その他:
>GL3:固定ハンドル(2ch内)に関して
>・固定ハンドル叩き・固定ハンドルが占用している・閉鎖的な使用法
>・固定ハンドルが題名に入っている
この11.7.244.43.ap.livedoor.jpのホストは、
おそらくはproxyだと思われますが、ライブドアの何かのサービスでしょう。
321:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 00:45:51
■いじめ問題と多チャンネル化
いじめ対策 異なるチャンネルを担保しよう。
いじめが問題になっているが、いかにいじめをなくすか、という視点は不毛なように思う。人間のコ
ミュニティにおいては、排他は必然ではないだろうか。誰かを外部へ排他することが内部を形成する
条件であるように思う。そしてだれが排他されるかは、偶有性がある。だれにも排他される可能性は
ある。
様々に語られるいじめ対策の中で、比較的有効だろうと思ったのが、学校のクラスなどの小さな世
界に埋没せず、異なるチャンネルを担保しようというアドバイスである。
1回性と反復
多くの悩みは他の人からみるとなんてことはない。なんでそんなことぐらいで、悩み、極端には死を
選ぶのだろうかと思う。ここにあるのはやりなおし、反復に回収できない一回性である。そんなこと誰
にでもある、始めは誰でもそうさ、という反復による緩和がない。いまここ、このときという1回性が悩
みにやり直しのなさという切迫感を与える。
このような1回性の強度は、自意識が高いことに繋がる。誰とも違う唯一の存在、繰り返されないい
まこのとき。そして「身近」な存在ほど、自分にとってかけがえのない、すなわち反復されない存在と
いうことだ。唯一の存在、繰り返されないこのときにおいて、生への緊張が生まれ、そして尊重という
倫理的要請が生まれる。
その反対が、多くの人のうちの一人、何度でも繰り返される行為(経験)においては、自己の強度は
低下する。それは生物の群である。蟻はどれも同じで、機械のように決まったプログラムで行為を行
う。そこでは倫理は希薄化する。
322:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 00:46:43
肥大した自意識近辺の小さな世界に住む住人
その意味で若者について言われることは両極にある。最近の若者は自意識が高く、小さなことで、
絶望し、弱い。また最近の若者は、他者への尊重が低く、倫理観が低い。
この両極が共存する状況は、「身近さ」の小ささである。自分の近接にのみ「身近さ」があり、少し外
れると希薄化する。このような傾向は、オタク関連でいう「セカイ系」に近い。社会関係の希薄化。こ
のような肥大した自意識近辺の小さな世界に住む住人が、いじめによって追い込まれたとき、それ
逃げ場のない絶望へと繋がるのではないだろうか。
1回性と反復のバランス
このように考えると、重要なことは、1回性と反復のバランスである。強い自意識に追いつめられな
いように、適度に反復へと緩和することを知らなければならない。それとともに回りに対しては「身近
さ」という1回性の強度を持たなければならない。
このようなバランスを保つ方法として、小さな世界に埋没せず、いくつかの異なるチャンネルを担保
することが有効ではないだろうか。
323:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 00:47:27
しかし情報化社会においては、流動性が向上し、容易にチャンネルを見いだすことができるように思
う。たとえば容易すぎる危険として、出会い系などが上げられている。
324:純一
06/12/19 01:50:27
おそらく、このサービスを使って
ぴかぁ~は削除依頼しているのでしょう。
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
>料新サービスでは、アナログ回線、PIAFS(PHS)、携帯電話、ISDN(MP接続のみ)で
>インターネット接続できるサービスです。 電話回線を使って、livedoorの
>アクセスポイントに接続し、そこからインターネットへアクセスします。
325:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 01:55:03
しかし逆説的に流動性の向上が、容易なコミュニティへの帰属を困難にしている。多チャンネルとは
ただ数が多ければよいということではなく、尊重を見いだせる適度の強さが必要である。
強度のあるチャンネルをいくつか確保することが必要になる。
このような背景もあり、ネットコミュニケーションの低年齢化が進んでいる。
生まれてすでにネットコミュニケーションがあった世代の台頭である。
彼らにとって、このようなチャンネルはいかように意味をもっていくのだろうか。
10代女子は“ホムペ作り”に夢中
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
絵文字も空気も読めません 10代がハマるSNS「モバゲータウン」を28歳(♀)が探検した
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
326:純一
06/12/19 02:02:07
この2つのサービス使って、ホストを偽装してからぴかぁ~は削除依頼しています。
>384 :第三の波平 ◆V8RGN/F1uY :2006/12/14(木) 18:06:17 HOST:211-127-156-54.customer.soloot.jp
proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
>>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
327:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 02:18:15
ネットの始まりに、3Dコミュニケーションブームがあった。
それが衰退したのは、伝送速度の遅さがあったが、
コミュニケーションするのに、3Dである必要があるのだろうか。
テキストであることは、情報量の少なさ以上に、簡潔さがあるの思った。
そしてネットにおいて3Dの意味はあるのだろうかと思った。
しかしアメリカで「セカンドライフ」が流行っているらしい。
そこには内部なりの貨幣経済が成り立っている。
オンラインゲームでは一部あったが、よりリアルな生活があるらしい。
328:純一
06/12/19 02:43:07
訂正
この2つのサービス使って、ホストを偽装してからぴかぁ~は削除依頼しています。
>384 :第三の波平 ◆V8RGN/F1uY :2006/12/14(木) 18:06:17 HOST:211-127-156-54.customer.soloot.jp
proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
329:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 11:33:30
子供ちゃんねるの薄気味悪さとは一回性の強度、自意識過剰である。
私をわかってほしい。自己アピールとしての
実際、学校でもこのような濃厚さがおこっており、その闘争としていじめは発生しているのではないだろうか。
330:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 12:03:37
反復とははやりのことばでいえばフラット化といってもよいだろう。
情報化社会、フラット化のなかで生まれた子供たちの一回性へのキユが、ネットに押し寄せている。
彼らの過剰はメディアリテラシーの教育がたりない以上に飢えているのではないだろうか。
331:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/19 22:28:10
>>
組織には6つの集団がいます。
周囲に影響を与えたり、組織を動かせるリーダー(指導者)
その横にいてリーダーに対していろいろ言ってあげられる参謀、
言ったことをちゃんとやるフォロワー(追随者)。
あとは言ったこともやらなくて、ぐれているパラサイト(寄生者)
リーダーの逆で周囲を腐らせるキャンサー(組織のガン)
最後の1つはエイリアン(異端者)
エイリアンは、個人としては才気煥発で優れているけれども、
コンサバティブな組織の中では排除される傾向にあります。
<<
332:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 08:40:49
フラット化という反復圧と一回性への希有
これはデカルトみられる。我ありと機械論、すなわち心身二元論である。
機械論と帰納法と要素還元主義という反復圧である。科学技術の力そのものであるが、本質は人間そのものにある。
道具であり、言葉である。
333:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 08:58:16
アナログとデジタルに特徴的である。アナログとは一回性である。デジタルはそれを切り刻む反復可能にする。
これにより人間は環境を管理し、作り替えることができるようになる。
反復欲は人間の本質であり、脅威であり続ける環境に対抗し、生存を確実にする。
たとえばいまぼくたちは日々生存に悩まされない。衣食住は当たり前、無意識な存在だ。
これは反復の厚い防御にまもられているからだ。それでも地震など反復に回収されない出来事にさらされる。
334:考える名無しさん
06/12/20 10:30:55
反復というか、生命は常に生殖や分裂を通して
個体レベルの作り替えを繰り返しています
また、古いものを排出し新しいものを作る、
新陳代謝という新旧のリモデリングを繰り返し続けている存在です
原子生物から常に行っている反復行為ですので
アナログやデジタルは関係ないのです
335:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 12:50:56
生命活動と人間技術デジタル化の大きな違いは、生命は成長するということですね。
すなわち反復と差異です。差異は反復からみると反復を破壊するマイナス要因と考えられます。
人間技術も成長しますが、それはいつも反復の外部から破壊者としてやってきます。
人は反復に回収しようとして、さらには差異さえ管理しようとしますが、たえず回収されない残余こそが差異です。
最近、ウェブ2といわれるのは差異をとりいれ成長を促す方法です。管理したいが管理すると成長が抑制される。2ちゃん、ミクシィなどをみればわかります。
336:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 13:05:01
構造主義は反復の世界です。ドゥルーズの差異、デリダの差延は反復に回収されない残余です。
構造はマルクスの下部構造もそうですが、科学です。
337:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 13:52:07
■反復と差異
心身二元論のドキュメンタリー
フラット化という反復と一回性への希有。デカルトに「方法序説」はこの間で苦悩するドキュメンタリー
である。「我あり」という1回性と機械論という反復、すなわち心身二元論である。機械論は帰納法と
要素還元主義という科学的な反復でによって、人間を回収することであり、回収された領域は「身
体」と呼ばれ、回収されない領域が「心」と呼ばれる。
近代初期に、科学技術の急激な発展は、人々にこのような分離感の不安を抱かせたのだろう。そし
てマルクスの疎外論へと繋がる。
反復は近代の科学技術によって急激に発展したが、その本質は人間そのものである。反復とは道
具であり、言葉である。環境を道具であり、言葉によって、反復への回収することによって、人々の
間でより正確な伝達が可能になる技術の発展を促す。
338:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 13:53:19
反復という厚い防御策
このような発展は、アナログとデジタルという関係で考えられるだろう。アナログとは一回性である。
デジタルはそれを切り刻む反復可能にする。これにより人間は環境を管理し、作り替えることができ
るようになる。
反復欲は人間の本質であり、脅威であり続ける環境に対抗し、生存を確実にする。たとえばいまぼく
たちは日々生存に悩まされない。衣食住は当たり前、無意識な存在だ。これは反復の厚い防御にま
もられているからだ。それでも地震など反復に回収されない出来事にさらされる。
339:考える名無しさん
06/12/20 13:53:48
構造からは安定したルールが定まる
でも、時にルールのちょっとした変化が構造に影響を与え
それによりルールもちょっと変わり、やがて安定する
たえず、安定とちょっとの変化のサイクルを通して
ちょっと、ちょっとちょっと進化をしていくのである
340:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 13:54:00
「他者」という差異
しかしアナログのデジタル化にはかならず残余が残る。たとえば、生命活動と人間技術(デジタル
化)の大きな違いは、生命は成長するということだ。すなわち反復と差異である。差異は反復からみ
ると反復を破壊するマイナス要因であるとか、ノイズであるとか、考えらる。人間技術も成長するが、
それはいつも反復の外部から破壊者としてやってくる。人は反復に回収しようとして、さらには差異
さえ管理しようとするが、たえず回収されない残余こそが差異である。
構造主義は反復の世界である。構造主義的差異とは、反復によって構築された内部の差異であ
る。それに対して、ポスト構造主義におけるドゥルーズの差異、デリダの差延は、反復によって構築
された内部からの差異であり、成長(リゾーム化)を促す差異である。
たとえば、最近、ウェブ2.0といわれるのは、ウェブ1.0が反復の世界だったのに対して、差異をと
りいれ成長を促す方法だ。デジタル世界であるはずのネット上において、差異を生み出すのは「他
者」である。「他者」がどのような発言をするか、どのような行為をするかわからない。
たとえば2ちゃんねるやミクシィにおいて管理したいが、管理すると成長が抑制される状態にある。
すなわちルールをこえた「他者」の行為が差異であり、そのような差異があるから、人々は2ちゃん
ねる、ミクシィにあつまり、コミュニティ自体が成長する。
341:純一
06/12/20 17:26:53
まず、これ↓を御覧下さい。
スレリンク(saku板:187番)
>187 :考える名無しさん :2005/08/01(月) 00:23:43 HOST:actkyo149228.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
>>>181
>>>180の削除の件ですが、
>スレの進行を妨害しつづける者がおり、絶えずなんくせをつけ、スレ削除依頼をだし続けています。
>それによって、現在のパート8までに一度スレ削除されております。
>そしてそのときに主旨を説明し、その後、同様の削除依頼にかかわらず、
>パート8まで削除されることなく、継続してきました。
>本スレの内容を見ていただければわかりますが、哲学板の主旨に添ったレス、議論が進んで
>います。(一人常駐荒らし=純一以外は。)
>
>それでも削除理由となるような、誤解を生むようなところがあったかもしれません。
>それを考慮した改良の元、有志によって、再度スレが立てられました。
>今後、同様な削除依頼荒らしは放置していただくようお願いいたします。
>再スレ立て
>スレリンク(philo板)
ホスト情報はぴかぁ~のものですが、
>>280では、proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
342:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/20 18:07:24
主体は啓蒙主義の産物であるが、これが受け入れられるには、科学技術による反復の力は不可欠だろう。
反復は外部環境の障壁となった。時間、空間を反復へ回収することで予測可能性を向上させた。
世界は格段に安全になり、生存率は格段に向上し、近接した集団、そして場所への依存が小さくなり、個人の自立、そして流動性向上する。
どこでも一人でも生きていける。この中で互酬贈与から貨幣交換へ、すなわち資本主義社会へむかったのは偶然ではないだろう。
すなわちお金さえあれば一人で生きていける。お金があるほど自立する主体。
このような反復の防壁のなかで自意識は育ったのである。
343:純一
06/12/20 18:52:36
>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
>>>削除遠雷 ★さん、ありがとうございました。
>
>以下、>>146,142,137,135,157,167,172,179等、
>約二年前より哲学板で恒常的に続いている同一違反スレの再発です。
>
>削除対象アドレス:
>スレリンク(philo板)
>削除理由・詳細・その他:
>GL3:固定ハンドル(2ch内)に関して
>・固定ハンドル叩き・固定ハンドルが占用している・閉鎖的な使用法
>・固定ハンドルが題名に入っている
この11.7.244.43.ap.livedoor.jpのホストは、
おそらくはproxyだと思われますが、ライブドアの何かのサービスでしょう。
344:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/22 22:28:38
重要なことは、「自然」である。
現代の資本主義推進、新自由主義において、そこにあるのはアダムスミスの「神の手」である。
資本主義こそが「自然」なことであり、余計な干渉は避けて(小さな政府)、「自然」なままがよい
というわけだ。
ヘーゲルからつづく、コジェーブ-フクヤマの歴史の終焉も、資本主義において、歴史は終わる
のであり、それは、それが自然なことだからだ。
このような考えへの反論には二通り考えられる。一つは資本主義が自然ではないということだ。
それがマルクスである。マルクスは類的存在として自然との調和こそが最終地点であるとみた。
資本主義は歴史的に特殊な状態であり、唯物史観において、その後に社会主義という歴史の
終焉が訪れると考えた。
もう一つの反論は、自然であることが良いことではないということだ。
なんらかの管理によって、社会は正しく機能する。ソビエトなどの国家社会主義、
資本主義の保護主義などでそれに当たるが、上手くいっていない。
それは操作することの難しさである。
345:純一
06/12/23 00:43:00
おそらく、このサービスを使って
ぴかぁ~は削除依頼しているのでしょう。
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
>料新サービスでは、アナログ回線、PIAFS(PHS)、携帯電話、ISDN(MP接続のみ)で
>インターネット接続できるサービスです。 電話回線を使って、livedoorの
>アクセスポイントに接続し、そこからインターネットへアクセスします。
346:考える名無しさん
06/12/23 00:55:48
純一 もうやめろよ。ほっといてやれよ。マジで、
新ネタあるなら、ともかく、つまらないよ。
347:純一
06/12/23 03:30:19
この2つのサービス使って、ホストを偽装してからぴかぁ~は削除依頼しています。
>384 :第三の波平 ◆V8RGN/F1uY :2006/12/14(木) 18:06:17 HOST:211-127-156-54.customer.soloot.jp
proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
>>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
348:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/23 11:09:36
なぜお金がほしいのか
好きなものがかえるから
好きなことをして過ごせるから
行為の可能性が増えるから
みんなへの優越がえられるから
将来が安心だから
349:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/23 11:15:42
反復欲は人間の本質であり、脅威であり続ける環境に対抗し、生存を確実にする。たとえばいまぼく
たちは日々生存に悩まされない。衣食住は当たり前、無意識な存在だ。これは反復の厚い防御にま
もられているからだ。それでも地震など反復に回収されない出来事にさらされる。
反復を維持するにはコストがかかる。維持しなければ、環境はすぐに反復の防御策を解体してしまう。
お金のもつ貯蓄性は、このような反復の維持のための特性をもつ。すなわちお金とは、
そのまま反復の源泉力の意味を持つ。お金を持つことで、強い反復性を維持することができる。
これは、生存率と富の密接な比例関係からわかるだろう。
350:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/23 12:06:52
■反復とお金
「反復」は近代の科学技術によって急激に発展した。「反復」とは道具であり、
言葉であり、人間の本質である。外部環境を道具であり、言葉によって、反復へ
回収することによって、人々の間でより正確な伝達が可能になり、記憶として蓄積され、
歴史(進歩史観)を生み出す。
脅威であり続ける外部環境に対抗し、反復の防御策は生存を確実にする。
たとえばいまぼくたちは日々生存に悩まされない。衣食住は当たり前、無意識な
存在になっている。これは反復の厚い防御策にまもられているからだ。
街をぼーと歩けるのも、家でくつろげるのも、反復の防御策に守られているからだ。
回りが安全であり続けるという反復であり続ける安心である。
明日のいまごろなにをなにをしているだろうか。反復の防御策に守られたボクたちは、
かなり正確に予測できるだろう。反復は空間だけでなく、時間的に働く。決められて
いつも通りのルールに従えば、次の瞬間、予期しない危険がやってくることは、ほぼない。
しかし1年後、10年後はどうだろうか。未来とはいつも不確実性である。この安全が
続くという保証はない。たとえば地震はいまも予期できなく、突然、反復の防御を破り、
大きな被害をもたらす。より先まで、そしてより広く反復の防御策が働くように、人は
求めている。
351:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/23 12:07:24
そしてこのような反復の維持のための重要なことは、コストである。コストをかけて、
維持しなければ、外部環境はすぐに反復の防御策を解体してしまう。
特にお金のもつ貯蓄性は、このような反復の維持のための特性をもち、さらにリスク管理
にとって重要である。すなわちお金は、そのまま反復の源泉力の意味を持つ。お金を持つ
ことで、強い反復性を維持することができる。 これは、生存率と富の密接な比例関係から
わかるだろう。
だから「反復」が近代の科学技術によって急激に発展したことと、貨幣交換を基本とする
資本主義社会への移行が同期していることには意味があるだろう。近代以前にも「反復」は
作用していたが、反復の発展(進歩史観)という思想、方法論はなく、外部環境からの脅威は
封建的なコミュニティの結束で守られていた。人々の生存は、場に帰属することで守られていた
のだ。しかし近代に、科学技術の発展によって、反復の防御策が発展することで、外部環境
からの脅威を守ることは、それを獲得し、維持するためのお金が重要になったのである。
352:純一
06/12/23 17:32:39
この2つのサービス使って、ホストを偽装してからぴかぁ~は削除依頼しています。
>384 :第三の波平 ◆V8RGN/F1uY :2006/12/14(木) 18:06:17 HOST:211-127-156-54.customer.soloot.jp
proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
>>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
353:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/23 18:22:56
哲学は心について語る学問です。特に近代において心身が分離し、身体が科学技術によって
開拓する中で、特にその特性は増している。
しかしなおさら、問われるのは、哲学の可能性である。
たとえば疎外される心の補完への需要はどんどん増しているが、
そのための様々な芸術作品、エンターテイメントなどが活発化する中で、
哲学はどんどん斜陽している。
心を言葉で解説することにどのような意味が見いだせるのだろうか。
354:純一
06/12/23 19:00:38
この2つのサービス使って、ホストを偽装してからぴかぁ~は削除依頼しています。
>384 :第三の波平 ◆V8RGN/F1uY :2006/12/14(木) 18:06:17 HOST:211-127-156-54.customer.soloot.jp
proxy代わりに無料プロバのSolootというところを使って書き込んでいます。
URLリンク(soloot.jp)
>>182 :ぴかぁ~ :2005/07/31(日) 12:52:14 HOST:11.7.244.43.ap.livedoor.jp
インターネット接続サービス『プライム』月500円
URLリンク(isp.livedoor.com)
355:考える名無しさん
06/12/23 20:45:47
何が第三の波平だあ。しばくぞ
356:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/28 13:17:27
■リビドー(欲動)の探求
ニーチェは真実とは形而上学的な錯覚であるといった。そしてさらにそこに真実を求める力=権力への
意志を求める。これはフロイトと同じ構造である。真実とは超自我が作り出す錯覚であり、その根底に
は力動的なリビドー(欲動)が働いている。
しかしここでニーチェとフロイトは大きな相違点をもつ。ニーチェは進化論からも影響を受け、この権力
への意志を、生物がもつ力と考えたのに対して、フロイトはリビドーを性的なものとして、人間のもつ性
的倒錯などの特殊性も含めて、生物と断絶された人間特有のものであると考えるのである。
ラカンは一見、フロイトを継承する。超自我とは象徴界であり、リビドー(欲動)とは現実界である。しかし
その根底が大きく異なっている。ラカンは認識論(言語論)の人であるために、リビドー(欲動)という存
在論的なものを排除する。その代わりにハイデガーの現存在の欠落の発想を借りてくる。ハイデガーは
存在論の人であるからこれはおかしいように思うが、ラカンが継承されたハイデガーは、コジェーブを経
由した人間主義化されたヘーゲル+ハイデガーであったのだ。
357:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/28 13:18:04
その論理は、現実界はリビドー(欲動)であるが、それは認識(象徴界)の外にあり、あるとはいえない。
そうではなく、象徴界に開いた裂け目、ないことであるものである。あるいは隠されていることで、あるよ
うに見えるものであり、そこに欲望という力が発生する。これはまさにハイデガーの現存在の切れ目の
構造である。
このようなないことである否定的な構造を否定したのが、ポスト構造主義者としてのドゥルーズであり、
デリダである。ドゥルーズはリビドー(欲動)を「器官なき身体」として積極的に提示したのが、「アンチオ
ディプス」である。またデリダは、ラカンの欠如の構造を否定神学として反論した。
ここにあるのは、ラカンが臨界とした認識論から、存在論への展開である。認識論にあってはカントがそ
うであったように、現実界は「物そのもの」として、積極的に語ることはできない。しかし存在論におてい
は、内部を超えた外部の存在の根元を語ることができる。デリダはある意味で、ニーチェであり、フロイ
トに回帰し、そこに物質性をみるのだ。それがシニフィアンの物質性を指摘したエクリチュール論である。
358:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/28 21:21:07
■バラエティ番組の構造
最近のバラエティ番組には一つの構造がある。タレントが演じるVTRをスタジオで司会者らのタレン
トと観客が見ている。そしてこれをTV視聴者が見ている。(((①VTRタレント)②司会者+コメンテー
ター)③TV視聴者)というメタ言語の構造がある。
普通に考えれば、((①VTRタレント)②TV視聴者)という構造である。演劇でもそうである。たとえば
舞台で殺人が行われても観客が驚かないのは、そこに演劇というコンテクストが共有され、観客がメ
タ視線で見ているからだ。
最近のTVは間に②の層が挟まれる。これの原点は、コメディなどで挟まれる笑い声だろう。そして古
くから構図を持つものがワイドショーである。ここで②の役割は、ガイドである。笑い声、最近の画面
のコメントなどは、画面との解説であり、どこがどこがおもしろいのか、どう楽しめばよいのかというこ
とだ。人々は②に同期しながら、どう楽しめばよいかという労力から解放される。
たとえばこのような構造は漫才のボケとツッコミにもある。ボケという宙づりという不快を、ツッコミは
ガイドする。緊張と緩和である。
359:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/29 00:15:04
デリダ
内部・・・反復可能性、散種の多義性化
外部・・・差延、代補の運動、誤配、幽霊
倫理・・・「痕跡」のまったき他者
存在論・・・「痕跡」の物質性
ラカン
内部・・・象徴界、シニフィアンの連鎖、クッションの綴じ目
外部・・・現実界、主体の欠如への欲動(他者性)
倫理・・・幼児期の他者との経験の1回性
360:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/29 00:50:27
デリダの外部は弱い。外部を呼び込む代補の運動において、
痕跡の「他者」はウィと肯定可能な他者=種の他者に限定される。
すなわち外部は、他者のもつ不確実性に限られる。
強い外部、たとえばただ到来する自然災害などは、含まれない。
このような強い外部の欠如は、強い内部の必要性を隠蔽する。
生存するためには強い内部が必要とされる。
デリダの世界はブルジョアジーな幸福な世界である。
361:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/29 00:57:29
たとえば進化論では二種類の外部が想定されている。
一つは自然淘汰であり、もう一つは突然変異である。
デリダの外部とは突然変異である。痕跡が差延としてずれ、
内部を変容させるという突然変異である。
デリダには、もう一つの自然淘汰という外部環境からの
不確実性はない。
362:第三の波平 ◆V8RGN/F1uY
06/12/29 09:05:51
デリダが横の差異としての構造主義的共時性から縦の差異としての通時性に
言及すると言うこと、時間が流れるということは、「存在と時間」において
存在論の扉を開くと言うことであり、シニフィアンは「痕跡」という時間の獲得
とともに、存在としての物質性を手に入れる。