06/09/14 01:42:24
大体、話の枠はカトリックな人の油ハム氏の>>381の答えで見えてきたんじゃないの。
で、油ハムさんに一つ質問いいかな?
>>343のマルコの「隣人愛」の部分だけど、ルカだと、イエスじゃなくて質問者のユダヤ律法者に対して、
イエスがさらに反問して(「律法にはなんと書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」)、
それにつられて、律法者のほうが答えるかたちをとってるんだよね(10章25-37)。
ここらへんの福音書テキストのズレに着目して、田川はルカのテキストを採用し、
「隣人愛」というのは、ユダヤ教的伝統であって、当時そういう紋切型の発想に辟易してたイエスは
(ほら、あなたポピュラーな話だから知ってるでしょ)という感じの軽い嫌味風の反問を
繰り出した(つまり「イエスは愛の説教者ではない」)、
なんて言ってるんだけど(田川、『イエスという男』)、こういうイエス解釈はどう思いますか?