06/07/31 19:04:41
経済学とか社会学の主張するところが「正しい」かどうかは
歴史的な時間が証明する。
たとえば、マルクスはまちがっていたという人間は
ソビエト崩壊が証拠だなどという。
しかし、マルクスは資本主義社会の爛熟の果てに
社会主義国家がうまれると予想したのだから
この議論の正否は、いまだ証明できていないと見るべきだろう
マルクスの言ったことで何より正しいのは
労働価値論である。
産業革命以降の
資本家の富の爆発的増殖は
まさに人口の爆発に支えられて実現できた。
価値を生み出すのは人間労働であるという命題の
正しさは歴史が証明したと言える。
資本家サイドの経済学者はたいてい労働価値論を否定する。
これは奇妙である。労働価値論を否定しておきながら
使役する労働者をこれまで年々増やし続けてきたわけだから。
これだから、資本家は平気で労働者を搾取できる神経をもつわけ
でもある。
価値の実体が人間労働でないというのなら
会社に人間はいらないだろうから
さっさと全員解雇すればよいわけである
そもそも、中国にまで行って安い労働力を確保する資本家が
これほど多いというのに、労働価値説を信じないとは
いったい、どういうキチガイであるか?