06/07/24 04:31:25
>>825-828
1:ラクダの「背負う」肯定には不十分なニヒリズムが隠されていて、
2:その偽の肯定を暴いて投げ捨てるのが獅子の否定で、これは「ニヒリズムの徹底」として解釈されているよね。
3:次の幼子になると否定は完全に姿を消して、超人夫婦の「二重の肯定」に変化する。
1から2への移行はツァラトゥストラが担当するとして、
2から3への以降は『ツァラトゥストラ』でもそれ以降の著作でも
殆ど書かれていなくてどういう事なのかよく解らなかった。
私はそれを担当するのは>>813に書いたとおり、読者と彼が関わる現実の他者の役目で、
だからこそ書物の中で書かれる事は少なかったのだと思うけど。
2から3への移行にキルケゴールの「逆説」に相当するものがあるかどうかだけど、
父が子に生成するのだから、宗教性Aから宗教性Bへの移行にほぼ対応すると思うよ。
、という事を>>804に書いたつもりだったのだけどね。