06/07/08 16:54:26
>>555
>「私はあなたをどの固有名にも結びつかない
>二人称性において愛した。今度はあなたの方が私にそれをする番だ。
>あなたの愛に相応しい存在になる為に、私は自分の固有名を捨てなければ
>ならない」
ニーチェ晩年の手紙(これがそもそも議論の始まりだった)
に書かれている「私はかつてキリストであり…ワーグナーであり…」云々という
のは、普通、「固有名の回帰」という風に解釈されて、「一回性の回帰」と
いう風に読まれてきた(ドゥルーズもそういうニュアンスがある)と思うけど、
あなたの解釈だと「固有名の解体」となるわけですね。