04/07/28 21:40
>>178
以下で【疑問弐】のような疑問を抱いた経緯を記述する。当然、面倒なら無視すればよい。
上記引用文の主張を私なりに再現すると次のようになる。
(①ある固定ハンドルは虚栄心の塊である)ならば
{(①ある固定ハンドルは虚栄心の塊である)かつ(②ある固定ハンドルは自分を語る)}
そのままだと冗長だと思われるので整理する。端的に次のように言えばよい。
①ならば②
(次のように言おうとしていたのかもしれない。②ならば①、①と②が同値である。
いずれにせよ、上の【疑問弐】は抱かれうる。)
しかし、178さんの主張したかったことは、下記ABCの組なのかもしれない。
A すべての自分を語るものは、虚栄心の塊である。
B 単なる愚か者は自分を語る。
C それゆえ、単なる愚か者は虚栄心の塊である。
なぜそのように推測されるかというと、ヴェン図を思い描いてみれば次のことが分かるからである。
すなわち、説明されるべき②(なぜなら②は経験的に判定できるから)が、
①によって説明されるとは限らない。
それゆえ、上記引用文は次のことを前提していると推測される。
すなわち、上記Aのように、「虚栄心の塊」という傾向性(心的状態)を示す表現を、
「自分を語る」という個別的な行動によって定義したものを前提している、と推測されるのである。