06/05/02 09:18:18
「ポン」の呼称について
ポン、ポンスケ、ポンタ、ポンタロウ・・・・の「ポン系」呼称の分布は濃尾を基点にして、それより北東の地域・・中央構造線沿って日本海側まで分布が観られます。
同義語の「サンカ」も並行して呼称名に使われていた事実が数多くあります。
村の人から見れば、自分たちより下位の視線で見ておりましたのも事実です。
しかし、彼らの供給物・・・箕、イカキ、ザル・・・などは、生活必需品でしたので、「ポン」の来るのを待っておりました。
やはり、その多くは回遊する竹細工師の生業であり、同時に呼称されていたサンカ、サンカモンがひろく「サンカ」の呼称名になっていったものと思われます。
このことは、すでに幾多の事例報告~論文の呈示があり歴史、民俗学会の定説になっております。
サンカ存在拒否のお方や319様はじめ皆様の論議を、興味津々、大変面白く拝見いたしております。深謝です。